世の光の時間です。お元気ですか? 安海靖郎(あつみ・やすお)です。
「三つ子の魂、百まで」と言われます。ま、幼児期に受けた十分な愛と適切な方向づけは将来の良い人生の基礎になるということでもあるでしょう。埼玉県にある狭山ひかり幼稚園の様子とその園長である東(あずま)さんのお話しを聞いて、ま、そのための示唆をたくさんいただきました。
まず、共に育つということです。子どもだけではなく先生も親も園長も共に育つという心だと言うんです。ついつい私たちは子どもを育てるんだ、しつける、教育するという意識を強く持ちます。そこにしばしば反発や行き詰まりを経験します。そうではないんだ。親も先生も環境も共に育っていくという視点。ま、そこから子どもに対しても、相手の心に通じる優しさや共感が生まれる。そして、深く影響し合う関係が築かれるようになる。ま、そこで初めて安定した安心して育つ土台としての家庭や幼児教育がまあ始まっていくという訳です。
ま、次にそのためには何よりも祈りと愛が必要だということです。いくら目を光らせ、口で言っても、手で叩いても思い通りにならないのが子育てと言われます。ま、思い通りにならないのは私たちの人生も同じではないでしょうか。クリスチャンのベテランの先生方と園長が毎朝心を合わせて真剣に子どもたちのために祈る姿が心に残りました。天地の創造者、まことの神に心から祈る。そしてキリストを通して与えられる神の愛で心豊かにされる。ま、それが他者に対しての余裕や適切な対応・優しさとなって表れるというのです。
一人一人の子どもと握手をし、抱き締めて送り帰す先生方の姿に、ま、お母さんが感動していました。私たちは祈りと愛を持って努力します。そして育ててくださるのは神様なのだという思い。それが支えとなっていきます。聖書には、こんなことばがあります。「大切なのは成長させてくださる神なのです。」こんな思いを持って、祈りを持って、キリストを通して与えられる神の愛を持って、子どもに接していけたら、いいえ子どもたちだけでなくお互い接し合えたら、何とほのぼのとした豊かな心、家庭、育っていくんではないでしょうか。
(PBA制作「世の光」2005.9.30放送でのお話しより )
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