♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■讃美歌スペシャル よき力に守られて

2023年12月30日 | Weblog

2023/12/23放送

 「世の光」の時間です。ナビゲーターの飛田紀代美です。今日はクリスマスに書かれた手紙から生まれた讃美歌「よき力に守られて」(新生讃美歌73番「善き力にわれ囲まれ」)をご紹介します。
 
 差出人はドイツ人牧師ディートリッヒ・ボンヘッファー。第二次世界大戦の最中(さなか)、戦争反対を叫び、ナチス・ドイツに抵抗して逮捕投獄され、二年に及ぶ獄中生活の後、終戦の直前に39歳の若さで処刑されました。
 彼はいつも明るく人々を励まし、牢獄の看守でさえ彼に悩みを打ち明けたと言います。行く道の先には死が待っていると分かってからも、共にいてくださる神に信頼し続けました。
 「よき力に守られて」はクリスマスに婚約者に宛てて書いた獄中からの最後の手紙に記されていました。彼のことばです。
 
  ここに、ここ数日の夜の間に心に浮かんだ数節の詩を記しておきます。
  この詩は君と両親および兄弟姉妹たちのための僕からのクリスマスの挨拶です。

 「よき力に守られて」 工藤篤子さんです。 

 

 ( PBA制作「世の光」 2023.12.23でのお話しより )

 

    参照  歌  https://www.youtube.com/watch?v=6GDjkKNQ9rU

        背景 https://blog.goo.ne.jp/ibi_kyokai/e/e573f205ae0c4d208c06cef02b942327


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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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 このサイトは URL名として   http://yonohikari.biblica.info  が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。

 


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■讃美歌スペシャル きよしこの夜

2023年12月29日 | Weblog

2023/12/22放送

 「世の光」の時間です。ナビゲーターの飛田紀代美です。今週はクリスマスの讃美歌とエピソードをご紹介しています。
 クリスマスと言えば「きよしこの夜」(旧讃美歌 109番/新聖歌 77番/聖歌148番/讃美歌21の264番/教会福音讃美歌93番)。この有名な曲が長い間、作者不明だったと聞いたらあなたは驚かれるでしょうか。
 
  1813年12月23日、オーストリアのチロル地方オーベルンドルフという村の教会で、クリスマス直前にオルガンが壊れてしまい、教会の司祭ヨゼフ・モールが作った歌詞に、教会のオルガニスト フランツ・グルーバーが急いで曲をつけてギターで歌ったのが始まりです。オルガンの修理人がこの楽譜を持ち帰り、そこからチロル地方に広がりましたが、長い間、チロル地方の民謡あるいはミヒャエル・ハイドンの作品ではないかと思われていました。40年後、ひょんなことから作者が分かり、作詞ヨゼフ・モール、作曲フランツ・グルーバーと明記された楽譜が発行された時は、二人はもうこの世にいませんでした。名も無い村の名も無い教会で生まれたこの小さな曲は今や世界300ヶ国のことばに訳され、救い主の誕生を全世界に知らせるために歌い続けられているのです。今日は小坂 忠さんの歌とギターでお聴きください。 「きよしこの夜」


 ( PBA制作「世の光」 2023.12.22でのお話しより )


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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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■讃美歌スペシャル もろびとこぞりて

2023年12月28日 | Weblog

2023/12/21放送

 「世の光」の時間です。ナビゲーターの飛田紀代美です。今週はクリスマスの讃美歌とエピソードをご紹介しています。

 「もろびとこぞりて」( 旧讃美歌 112番 / 新聖歌 76番 / 教会福音讃美歌76番 ) と言えば、日本でも有名な讃美歌ですが、実はこのメロディーには二つの異なった歌詞が存在します。どちらもクリスマスの讃美歌で、英語の題名は ジョイ・トゥ・ザ・ワールド  Joy to the World 世界に喜びを、と ハーク・ザ・グラッド・サウンド  Hark,the Glad Sound! 聞け、喜びの声 ですが、 今日は ジョイ・トゥ・ザ・ワールドをご紹介しましょう。
 18世紀に活躍したイギリスの讃美歌作家アイザック・ウァッツの代表作の一つです。イエス・キリストの誕生の喜びを歌っていますが、アイザック・ウァッツはこの歌詞にもう少し深い意味を持たせていると言われています。
 クリスマスに生まれたイエス・キリストは33年の生涯の後に十字架に架けられて死なれ、三日目によみがえって、今は天の神の右におられる。そしてこの世の終わりに再び地上に来られる、と聖書は教えています。
 ジョイ・トゥ・ザ・ワールドの3節は、「もう罪と悲しみを増やさず、地には苦痛のイバラも生えない。災いあるこの所に神は祝福を流すために来られる。」と歌っており、アイザック・ウァッツは、真の平和をもたらすキリストが来られることを喜びをもって待ち望もう、と呼びかけているのです。
 今日は、ゴスペルの女王マヘリヤ・ジャクソンの歌でお聴きください。 ジョイ・トゥ・ザ・ワールド


 ( PBA制作「世の光」 2023.12.21でのお話しより )


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■讃美歌スペシャル あめにはさかえ

2023年12月27日 | Weblog

2023/12/20放送

 「世の光」の時間です。ナビゲーターの飛田紀代美です。今週はクリスマスの賛美歌とエピソードをご紹介しています。
今日お送りするのは「あめにはさかえ」( 旧讃美歌 98番 / 新聖歌 79番)。18世紀、「イギリス讃美歌の父」と呼ばれたチャールズ・ウェスレーの代表作です。1738年、30歳のチャールズは、病の床で自らの罪の重さにあえいでいました。しかし、聖書のことばを通して、神がどんなに自分を愛してくださっているかを悟り、爆発的な救いの喜びを体験した、と言います。この喜びを原動力として、チャールズはその生涯に6500曲以上の讃美歌を生み出したのです。

 実はこの歌は当時、今とは違うメロディーで歌われていました。時は下り、115年後の1855年、あるクリスチャン音楽家が、メンデルスゾーンの交響曲第二番の合唱曲に深い感動を覚え、そのメロディーにチャールズの「あめにはさかえ」の歌詞を組み合わせたのです。実に100年以上の時を経て、同じ神を信じる二人のクリスチャンが作った歌詞とメロディーが奇跡のように結びあわされ、今や世界中で愛唱されるクリスマスの讃美歌になりました。「あめにはさかえ」 新日本合唱団でどうぞ。

♪「あめにはさかえ」 歌:新日本合唱団

 

 ( PBA制作「世の光」 2023.12.20お話しより )


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■讃美歌スペシャル 羊はねむれり

2023年12月26日 | Weblog

2023/12/19放送

 「世の光」の時間です。ナビゲーターの飛田紀代美です。今週はクリスマスの讃美歌とエピソードをご紹介しています。

 今日お送りするのは「羊はねむれり」( 旧讃美歌 119番/讃美歌21の252番/新聖歌 85番/教会福音讃美歌86番 )。日本人の作詞・作曲による作品で、海外でも歌われている数少ない讃美歌の一つです。作曲者の鳥居忠五郎は1898年、北海道の牧師家庭に生まれました。妹が難病を患い、彼は小学校6年生の時から東京の親戚の家で過ごしますが、ろくな食事も与えられず、掃除、風呂焚きなどにこき使われる毎日でした。忠五郎の唯一の慰めは教会でした。彼はこの頃から、差別され除け者にされながら苦しんで生きている人々を慰め励ます賛美歌を作りたいと思っていたといいます。
忠五郎は東京芸術大学で声楽を学び、讃美歌集の編纂にも力を尽くしました。1940年、時は第二次世界大戦の最中(さなか)、青年たちのための讃美歌集を作ることになり、忠五郎は「羊はねむれり」の作曲を依頼されました。彼は歌詞を書いた紙をいつも持ち歩き繰り返し読んでいたのですが、散歩の途中でメロディーが浮かび、一気に曲を書き上げたと言われています。染み入るような優しいメロディーをお聞きください。 「羊はねむれり」 KAY合唱団です。

♪「羊はねむれり」 歌:KAY合唱団


 ( PBA制作「世の光」 2023.12.19でのお話しより )


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■讃美歌スペシャル ああベツレヘムよ

2023年12月25日 | Weblog

2023/12/18放送

 「世の光」の時間です。今週はクリスマス・スペシャル第二弾、日替わりで、クリスマスの讃美歌とそのエピソードをご紹介します。ナビゲーターは私、飛田紀代美です。
今日お送りするのはアメリカで生まれた最も美しい讃美歌と言われている「ああベツレヘムよ」( 旧讃美歌 115番 / 新聖歌 84番 )です。1868年、フィラデルフィアの教会の牧師フィリップス・ブルックスが教会の子どもたちのために作った曲です。ブルックスは身長2mもある大男で、生涯独身でしたが大の子ども好きでした。彼が58歳で天に召された時、教会の小さな女の子が「先生が天国に行ったので、きっと天使たちが喜んでるわね」と言ったそうです。教会の子どもたちもブルックス先生が大好きでした。この歌には、子どもたちがまことの救い主イエス・キリストを心に迎えることができるように、という彼の祈りが込められているのです。イエス・キリストが生まれた夜のベツレヘムの静かな情景に始まるこの讃美歌は、彼の教会のみならず、今や世界で歌われる最もポピュラーなクリスマス・キャロルの一つになりました。

♪「ああベツレヘムよ」 歌:久米小百合


 ( PBA制作「世の光」 2023.12.18でのお話しより )


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■戦場で歌われたクリスマスソング / 岩井基雄

2023年12月23日 | Weblog

2023/12/16放送

 「世の光」の時間です。お変わりありませんか? 岩井基雄です。

 今年も世界から様々な争いや悲しみのニュースが聞こえてきました。
 しかし、戦争の中でその争いが止まった時があったのです。1914年12月24日、第一次世界大戦が始まって初めてのクリスマスでした。

 イギリス・フランスの連合軍とドイツ軍とが塹壕を掘って対峙し、熾烈な闘いを続けていました。双方の陣地は100メートルほどしか離れておらず、銃弾が飛び交う中、寒さと疲労が両方の兵士を襲っていたのです。

 しかし、クリスマスの夜、ドイツ軍の陣地から突然、明かりが高く掲げられました。イギリス軍が警戒する中、『きよしこの夜』の歌声が戦場に響き渡ったのです。歌ったのはドイツのテノール歌手ヴァルター・キルヒホフでした。彼はクリスマスの慰問に来ていたのです。

 このキルヒホフの美しい歌声に戦場にいたすべての兵士たちは戦いを忘れ、深い喜びを覚えました。フランスの将校の一人はキルヒホフのアリアをパリで聴いたことがありました。彼に始まった拍手は大きな拍手となって届けられたのです。その拍手はキルヒホフに留まらず、ドイツ軍全体に励ましを与えました。
 その直後です。双方の兵士たちが次々と銃を置き、中間地帯に出てきました。互いに「クリスマスおめでとう」と挨拶を交わし、食料や飲み物を交換し、家族の写真を見せ合いました。空き缶などを使ったサッカーも始まりました。この間、国籍や敵味方の壁は存在せず、ただクリスマスの喜び、神様に愛されている者としての喜びが彼らを包んだのです。

 キリストを受け入れた人々について聖書はこう語ります。
  「しかし、この方を受け入れた人々、すなわち、その名を信じた人々には、神の子どもとなる特権をお与えになった。この人々は、血によってではなく、肉の望むところでも人の意志によってでもなく、ただ、神によって生まれたのである」
           新約聖書 ヨハネの福音書1章12節、13節

 クリスマスの喜びこそ、敵対する者たちさえ人間の思いを超えた喜びをともに味わう愛の証です。真の平和をもたらす謙遜とへりくだりの大切さがクリスマスに示されているのです。


 ( PBA制作「世の光」 2023.12.16でのお話しより )


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■神の御子が遣わされ、神の愛が表された / 岩井基雄

2023年12月22日 | Weblog

2023/12/15放送

 「世の光」の時間です。お変わりありませんか? 岩井基雄です。

 神の愛が示されたクリスマスを世界中で祝う時を迎えています。聖書はこのクリスマスに表された神の愛についてどのように語っているでしょうか。

 聖書をお読みします。
  「神はそのひとり子を世に遣わし、その方によって私たちにいのちを得させてくださいました。
  それによって神の愛が私たちに示されたのです。
  私たちが神を愛したのではなく、神が私たちを愛し、
  私たちの罪のために、宥めのささげ物としての御子を遣わされました。
                          ここに愛があるのです」
             新約聖書 ヨハネの手紙第一4章9節、10節

 神が、そのひとり子の神イエス・キリストをこの世に送られたのは、私たちが本当のいのちを得るためであり、私たちの罪の赦しのためだと言うのです。

 私たちの心には自分さえよければ良いとする自己中心的な心があり、聖書はそれを罪と言います。それは、すべてを創られた神様を否定し、自分の欲望を追い求めることでもあります。

 神様は正しく聖い方ですから罪を裁かなければなりません。しかし神様は私たちを愛し、私たちの罪の赦しのために、神の御子イエス・キリストをこの世に遣わし、私たちの罪のさばきをすべて彼に負わせ、十字架につけたのです。そこに私たちへの神の愛が示されました。

 イエス・キリストも自ら神のあり方を捨てて貧しくなり、人となって私たちの罪のさばきを身代わりに受けてくださいました。罪のない人しか身代わりになることはできないのですが、すべての人が罪を犯しているゆえに、神の御子イエス・キリストが人としてこの地に来られるしかなかったのです。

 このキリストの犠牲にこそ神とキリストの豊かな愛が示されており、私たちの喜びの原点があります。だからこそ、全世界でこの神様の愛に感謝し、クリスマスを皆で祝うのです。

 この聖書はこう続きます。
  「愛する者たち。神がこれほどまでに私たちを愛してくださったのなら、
         私たちもまた、互いに愛し合うべきです」
                ヨハネの手紙第一4章11節

 神の愛の満ちるクリスマスは、その愛を受け取った私たちが互いに愛し合い、赦し合い、仕え合い、成長していくことを求めているのです。そこにもクリスマスの愛のチャレンジがあるのです。


 ( PBA制作「世の光」 2023.12.15でのお話しより )


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■私たちの為に貧しくなられた方 / 岩井基雄

2023年12月21日 | Weblog

2023/12/14放送

 「世の光」の時間です。お元気ですか? 岩井基雄です。

 神の御子イエス・キリストが人としてこの地に生まれたのがクリスマスです。なぜそれを世界全体で祝うのでしょうか。

 聖書は、このキリストは全世界を創られた神ご自身だ、と語ります。「ことば」という表現でキリストを表わし、聖書はこう続けます。
 「初めにことばがあった。ことばは神とともにあった。ことばは神であった。
  この方は、初めに神とともにおられた。すべてのものは、この方によって造られた。
  造られたもので、この方によらずにできたものは一つもなかった。
  この方にはいのちがあった。このいのちは人の光であった」
              新約聖書 ヨハネの福音書1章1節から4節

 初めから存在され、すべてを創られた神であるキリストが、人にいのちを与えるために人となってこの地上に来られたのがクリスマスです。神の御子キリストが神のあり方を後にして貧しくなり人となられたこのクリスマスは、そのキリストの犠牲を通して、すべての人が本来の輝きとあり方を取り戻すためでした。

 聖書はこう語ります。
 「あなたがたは、私たちの主イエス・キリストの恵みを知っています。
  すなわち、主は富んでおられたのに、あなたがたのために貧しくなられました。
  それは、あなたがたが、キリストの貧しさによって富む者となるためです」
              新約聖書 コリント人への手紙第二8章9節

 すべての人がキリストの貧しさによって富む者となるため、すなわち朽ちることのない本当の宝を自分のものとするためにキリストは来られました。だからこそ全世界でこのクリスマスを祝うのです。

 また、私たちの痛みや苦しみをも共に味わうために、神の子キリストは人として人々と共に歩まれました。キリストの誕生は家畜小屋の飼い葉桶で、どんな人でも近づける場所でした。当時最も信用されない存在だった羊飼いも、その飼い葉桶には行くことができ、神の御使いが天に響く歌声とともに彼らに伝えた愛のメッセージを彼らが世界に伝えていったからです。

 どんな人をも神様は愛し、慈しみ、そして用いてくださるのです。そこにも人々を富ませるキリストの貧しさが表されているのです。


 ( PBA制作「世の光」 2023.12.14でのお話しより )


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■神はあなたとともにおられる / 岩井基雄

2023年12月20日 | Weblog

2023/12/13放送

 「世の光」の時間です。お変わりありませんか? 岩井基雄です。

 クリスマスのアドベント、待ち望みの時を過ごしています。待つことを意味するアドベントは、冒険を表す「アドベンチャー」にもつながります。私たちの人生も冒険に満ちています。
 実はクリスマスの出来事の背後にもチャレンジに満ちた人生の決断があったのです。神様からのチャレンジに応え、神様に信頼し、自分自身を神様に委ねた人生がありました。

 マリアと婚約をしていたヨセフもその一人でした。ヨセフは婚約者のマリアが妊娠していることを知りました。それは当時の律法では死刑にあたることでしたから、この時はまだ神様のご計画を知らなかったヨセフは密かにマリアを離縁しようと考えていたのです。当時の婚約は今の結婚にも近い重要さがありましたから、婚約解消には、離縁、離婚の手続きが必要だったからです。

 ヨセフがそれらのことを思い廻らしていた時、マリアにも訪れた御使いが、ヨセフに対してこう言ったのです。
 「ダビデの子ヨセフよ、恐れずにマリアをあなたの妻として迎えなさい。
  その胎に宿っている子は聖霊によるのです。
  マリアは男の子を産みます。その名をイエスとつけなさい。
  この方がご自分の民をその罪からお救いになるのです」
            新約聖書 マタイの福音書1章20節、21節

 それにはヨセフも驚きました。しかし、すべてのことは神のご計画の中にあったのです。そしてこの出来事の700年以上も前に記された旧約聖書の預言の成就だったのです。
 「『見よ、処女が身ごもっている。そして男の子を産む。その名はインマヌエルと呼ばれる。』
          それは、訳すと『神が私たちとともにおられる』 という意味である」
                 マタイの福音書 1章23節

 神が私たちとともにおられる。それがクリスマスによって成就した神の約束でした。どんな時にも神様は私たちとともにいて下さいます。私たちはどんな中にあっても恐れる必要がありません。どんな人生のチャレンジも、神様とともに、私たちの罪をも赦してくださる神様とともに、力強く歩み抜いていくことが出来るからです。

 あなたも様々な人生の冒険を、あなたと一緒にいてくださる神様とともに、また神様からの祝福を待ち望みながら歩み進んで行きませんか?


 ( PBA制作「世の光」 2023.12.13送でのお話しより )


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