2016/3/25放送
世の光の時間です。お元気ですか? 岩井基雄です。
第四週の月曜日は歴史の中を歩んだクリスチャンの生涯から学んでいますが、今日はキリストを伝えた詩人、八木重吉について学んでみましょう。
重吉は明治31年、今の東京都町田市の農家に生まれました。神奈川県師範学校予科に入学。英語と共にインドの詩人タゴールにも感化を受け、文学にも関心を持ちます。その師範学校在学時に鎌倉メソジスト教会に出席するようになり、小石川福音教会の聖書クラスにも通いました。最初は英語の勉強のためだったようですが、次第に聖書のことばが重吉の心を捕えていきます。大正6年には東京高等師範学校に進学します。そして続けていた聖書の学びを通し罪を認め、キリストの愛を受け入れ、大正8年、21歳の時に、駒込キリスト教会で富永徳磨牧師から洗礼を受けたのです。その後は無教会主義の内村鑑三の影響を受け、教会には通わず、神様への信仰を育むようになります。大正10年、23歳の時、女子聖学院の受験生であった島田とみに勉強を教えた事がきっかけとなり、翌年には周囲の反対をよそに結婚します。既に働きが始まっていた兵庫県の御影師範学校で教鞭をとる中、神戸で信仰生活が始まったのです。
この時期に、詩を作る働きが活発になり、誕生した桃子、陽二の二人の子どもの姿を通しても心の深みを詩に残しています。27歳となった重吉は千葉県で英語教員を勤めます。同年夏、最初の詩集となる『秋の瞳』が刊行されますが、重吉は体調を崩し肺結核を患い、療養生活の中、神様への祈りを深めるのです。第二の詩集となる『貧しき信徒』を準備している中でした。重吉は29歳で神様のもとへと帰ったのです。
重吉の死後、その詩集は友人の手により刊行されますが、それは病や苦難を通る中で神様を仰ぐ重吉の心や信仰を綴るものでした。彼の最後の授業では「キリストの再来を信ず」ということを残したと言われています。彼の詩集が「神を呼ぼう」というテーマで編集されたのも重吉の信仰の姿が現れているのです。
聖書のことば
「苦難の日に わたしを呼び求めよ。
わたしはあなたを助け出し あなたはわたしをあがめる。」
旧約聖書 詩篇50篇15節
(PBA制作「世の光」 2019.3.25放送でのお話より )
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このサイトは URL名として
http://yonohikari.biblica.info
が使えます。。携帯からもこのURLでどうぞ。
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東海福音放送協力会へのお問い合せは、
464-0044 名古屋市千種区自由ケ丘2-10 自由ケ丘キリスト教会内 電話052-762-2196 へ
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世の光の時間です。お元気ですか? 岩井基雄です。
第四週の月曜日は歴史の中を歩んだクリスチャンの生涯から学んでいますが、今日はキリストを伝えた詩人、八木重吉について学んでみましょう。
重吉は明治31年、今の東京都町田市の農家に生まれました。神奈川県師範学校予科に入学。英語と共にインドの詩人タゴールにも感化を受け、文学にも関心を持ちます。その師範学校在学時に鎌倉メソジスト教会に出席するようになり、小石川福音教会の聖書クラスにも通いました。最初は英語の勉強のためだったようですが、次第に聖書のことばが重吉の心を捕えていきます。大正6年には東京高等師範学校に進学します。そして続けていた聖書の学びを通し罪を認め、キリストの愛を受け入れ、大正8年、21歳の時に、駒込キリスト教会で富永徳磨牧師から洗礼を受けたのです。その後は無教会主義の内村鑑三の影響を受け、教会には通わず、神様への信仰を育むようになります。大正10年、23歳の時、女子聖学院の受験生であった島田とみに勉強を教えた事がきっかけとなり、翌年には周囲の反対をよそに結婚します。既に働きが始まっていた兵庫県の御影師範学校で教鞭をとる中、神戸で信仰生活が始まったのです。
この時期に、詩を作る働きが活発になり、誕生した桃子、陽二の二人の子どもの姿を通しても心の深みを詩に残しています。27歳となった重吉は千葉県で英語教員を勤めます。同年夏、最初の詩集となる『秋の瞳』が刊行されますが、重吉は体調を崩し肺結核を患い、療養生活の中、神様への祈りを深めるのです。第二の詩集となる『貧しき信徒』を準備している中でした。重吉は29歳で神様のもとへと帰ったのです。
重吉の死後、その詩集は友人の手により刊行されますが、それは病や苦難を通る中で神様を仰ぐ重吉の心や信仰を綴るものでした。彼の最後の授業では「キリストの再来を信ず」ということを残したと言われています。彼の詩集が「神を呼ぼう」というテーマで編集されたのも重吉の信仰の姿が現れているのです。
聖書のことば
「苦難の日に わたしを呼び求めよ。
わたしはあなたを助け出し あなたはわたしをあがめる。」
旧約聖書 詩篇50篇15節
(PBA制作「世の光」 2019.3.25放送でのお話より )
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東海福音放送協力会へのお問い合せは、
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