♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■心配するな④ / 関根弘興

2018年08月31日 | Weblog
2018/7/27放送

 世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか? 関根弘興です。

イエス・キリストがお語りになったことばを紹介しましょう。
 新約聖書 マタイの福音書6章34節 

 「ですから、明日のことまで心配しなくてよいのです。
   明日のことは明日が心配します。
   苦労はその日その日に十分あります。

               (新改訳2017)
 
 イエス・キリストは私たちに大きな励ましとなることばを語りかけてくださいました。それは突き詰めれば、心配するな、愛と真実に満ちた神様がおられるのだから、ということだと思うんですね。

 あなたは16世紀に活躍したドイツの宗教改革者ルターという人を御存知でしょうか。こんな彼のエピソードを読んだことがあります。ルターがある時、非常に落ち込み、頭を抱えて部屋に閉じこもってしまいました。すると奥さんが何と喪服に着替えてルターのそばに立ったんです。ルターはびっくりして奥さんに尋ねたそうです。「なんだ葬式に行くのか。誰が死んのだ。」 すると奥さんはこう答えました。「はい。神様がお亡くなりになったんです。」 するとルターは怒って言いました。「馬鹿なこというな。神様が亡くなるわけがないではないか。」 すると奥さんがこう答えたんです。「神様が生きておられるなら、どうこうしてあなたはそんなに思い煩い失望なさっているのですか? あなたのその姿を見て、てっきり神様がお亡くなりになったのだと思ったんです。」 そう言ったと言うんですねえ。

 ラジオを聞いているあなたに私はぜひ伝えたいことがあるんです。それは聖書の神様は今も生きておられるということです。私たちを愛し、私たちのために必要を満たし励まし、慰めを与えてくださる神様は生きておられるんです。

 私たちは思い煩い、落ち込み、不安な時がありますね。でもそんな時に聖書のことばをぜひ思い起こしていただきたいんです。聖書にはこう記されています。

 第一ペテロ5章7節。
 「 あなたがたの思い煩いを、いっさい神にゆだねなさい。神があなたがたのことを心配してくださるからです。」 

 また、新約聖書ピリピ人への手紙4章6節
 「 何も思い煩わないで、あらゆる場合に、感謝をもってささげる祈りと願いによって、あなたがたの願い事を神に知っていただきなさい。そうすれば、すべての理解を超えた神の平安が、あなたがたの心と思いをキリスト・イエスにあって守ってくれます。

 この神様によって守られる人生があることをあなたもぜひ知っていただき、不要な心配から解放されて歩んで行っていただきたいと願っています。

  (PBA制作「世の光」2018.7.27放送でのお話しより)

***

 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでも、ちょっときてみました、いいですか? と言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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■十戒-自由への励まし 69 / 大嶋重徳

2018年08月30日 | Weblog
2018/7/26放送

世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 大嶋重徳です。
 聖書には十戒と呼ばれる神と人との間に結ばれた約束があります。 十戒を初めとした聖書のことばは人間を縛りつけるものではなく、自由へと導くためのことばなのです。
 十戒第六戒には「殺してはならない。」(出エジプト記20章13節 新改訳2017)とあります。

 前回、正義の戦争の話をしました。そもそも正義の戦争の概念は聖書の発するキリスト教的なものでしょうか。ある学者は正義の戦争はキリスト教化されたローマ帝国の中で作り上げられてきた思想であると指摘します。何よりイエス様が十戒第六戒を解説されている箇所に注目しないといけません。新約聖書で第六戒の本来的な意味をイエス様は次のように解説されました。
 「昔の人々に、『人を殺してはならない。人を殺す者はさばきを受けなければならない』と言われたのを、あなたがたは聞いています。 兄弟に向かって腹を立てる者は、だれでもさばきを受けなければなりません。兄弟に向かって『能なし』と言うような者は、最高議会に引き渡されます。また、『ばか者』と言うような者は燃えるゲヘナに投げ込まれます。」 ( マタイ5章21節、22節 新改訳 第三版 )

 ここでイエス・キリストは殺人の禁止だけではなく兄弟に向かって腹を立てる者は誰でもさばきを受けなければならない、と兄弟に向かって腹を立てるということにまで十戒第六戒の射程が入っていると語られました。このイエス・キリストのことばを前にするとき、殺しても良い限定的なケースなどは世界のどこにもあり得ません。イエス様のことばによると、十戒第六戒が腹を立てることの禁止を含み込んでいるのに、どうして国家の戦争による殺人を許容していると言えるでしょうか。戦争の開始から戦争の真っ最中に腹を立てられる腹立たしい思いを生まない戦争など存在はしません。 戦地において客観的で冷静さを保つことができる戦争などはどこにもありません。必ず戦地には「ばか者」「能なし」ということばが溢れます。自分の仲間を殺し、自分の大切な何かを奪った相手に憎しみや怒り、復讐心を掻き立てる結果が生み出されます。それは当然、自分の側にも相手の顔に巻き起こす事となります。

 聖書には、「兄弟を憎む者はみな、人殺しです。」(ヨハネの手紙第一3章15節)と語り、憎しみという感情は既に人殺しであると断言されています。

 私たちの生きているこの世界から憎しみや怒りがなくなってきますように、イエス様のもたらされた平和がこの国と世界を包んで行きますように、今朝も心から祈りたいと思います。

    ( PBA制作「世の光」2018.7.26放送でのお話しより )

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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。


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■神は心を留められた / 福井 誠

2018年08月29日 | Weblog
2018/7/25放送


世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 福井 誠です。今日のバイブル・メッセージは「神は心を留められた」です。 創世記の30章22節から読んでみましょう。
神はラケルに心を留められた。神は彼女の願いを聞き入れて、その胎を開かれた。」(新改訳2017)

 今日は創世記の30章からヤコブの人生に起こったことについてともに考えてみたいと思います。ヤコブの人生はある意味でさんざんな人生ですねえ。昔の時代のことですから、理解しにくいところもありますが、ヤコブは初め自分の願った女性と結婚できず、そのお姉さんと結婚させられてしまいます。最終的には願った女性とも結婚し、二人の奥さんを持つことになるのですが、その後のヤコブは気の滅入るような二人の女性の争いの人生に巻き込まれていくのですね。二人の女性は子どもがたくさんいることば女の幸せであると考えていました。ですから子どもの数を競い合っていきます。そして子どもが生まれなくなると、女奴隷を立てて子どもを設けました。更に恋なすびという妊娠促進の効果があると言われる薬草を使って争いました。彼女たちは子どもが生まれるたびに子を産んで幸せだと言いましたが、そもそもそれが本当の幸せだったのでしょうか。彼女たちは当時の社会では幸せだと言うものを無批判に受け入れ、当時の社会の考え方に振り回された不幸な女性たちだったのではないでしょうか。確かに彼女たちは子どもをたくさん設けましたが、ヤコブの家族はいつもギスギスして居心地の悪い不幸を味わっていたのです。

 今日の私たちも課題こそ違っても同じようなことをしているかもしれませんねえ。私たちの社会には、何かこれが幸せだという固定観念があって、それによって競い合い、足を引っ張り合い争っている。そしてたとえ目的を達成したとしても全く幸せではないということがあるものでしょう。多くの場合、人は苦労のあることは悪いこと不幸なことだと考えます。けれども苦労があることと幸せであることは別次元のお話です。苦労があっても本当は幸せだということもあるでしょう。大切なのは、必要であればいつでも備えてくださる神様が共におられることを知って時代の風に吹きまわされない、本当の安らぎのある人生を生きていくことです。ぜひ聖書を読み続け、その祝福があることを知っていただきたいと思います。

(PBA制作「世の光」2018.7.25放送でのお話より )

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■ペテロの説教-2 / 板倉邦雄

2018年08月28日 | Weblog
2018/7/24放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしですか? 板倉邦雄です。
 今日は「ペテロの説教 その2」ということでお話ししましょう。
  今日のペテロの説教のポイントはイエス・キリストの苦難と十字架そして復活です。使徒の働きの2章の続きです。

 「イスラエルの皆さん、今わたしの語ることを聞いていただきたいのです。あなたがたがよく知っているナザレ人イエスのことです。イエスはあなたがたの間で数々の力ある働きが奇跡やしるしを行いました。このことによりイエスは天の父なる神から遣わされた者であることを私たちに神が示してくださいました。ところがこのイエスを苦難と死に渡されることは主なる神様の定めた計画と予知とによるのですが、あなたがたは彼イエスを不法の人々の手で十字架につけて殺してしまったのです。しかし神はこのイエスを死の苦しみから解放し、よみがえらせたのです。」とペテロは説教しました。

 さて今日のペテロの説教で強調されていることは三つの点です。
 第一は、ナザレ人イエスは神が遣わされた神の独り子であるということです。
 第二はこのイエスを苦難と十字架の死に渡されたのは主なる神の定めた計画と予知によるものであったという点です。ところが歴史の現実はイスラエルの人々がイエスを不法の人々の手で十字架につけて殺してしまいました。神のシナリオ通りになったのです。
 第三は、しかし神はこのイエスを死の苦しみから解放し、よみがえらせたのです。神の独り子が死に支配されるはずがなかったからです。

 さてペテロは手紙を書いていますが、その中でイエスの苦しみと十字架の死と復活についての意味と目的を次のようにしるしていますので、そのペテロのことばを読んで終わりましょう。

 「 キリストは自ら十字架の上で、私たちの罪をその身に負われた。それは、私たちが罪を離れ、義のために生きるため。その打ち傷のゆえに、あなたがたは癒やされた。
                  ( ペテロの手紙第一 2章24節 新改訳2017 )

 もう一箇所は復活について
 第一ペテロ手紙の1章の3節
 「私たちの主イエス・キリストの父である神がほめたたえられますように。神は、ご自分の大きなあわれみのゆえに、イエス・キリストが死者の中からよみがえられたことによって、私たちを新しく生まれさせ、生ける望みを持たせてくださいました。

  (PBA制作「世の光」2018.7.24放送でのお話より )

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東海福音放送協力会へのお問い合せは、
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■愛の使命に生きた 河井道① / 岩井基雄

2018年08月27日 | Weblog
2018/7/23放送

 世の光の時間です。お元気ですか? 岩井基雄です。
 第四週の月曜日は歴史の中を歩んだクリスチャンの生涯から学んでいますが、今日はキリストの愛の使命に生きた河井 道(みち)について学んでみましょう。

 河井 道は明治10年、伊勢神宮の歴代宮司の家に生まれました。しかし明治維新の経緯の中、職を失った一家は開拓まもない北海道に移住します。道はそこでキリスト教と出会うのです。 当時10歳だった道は宣教師サラ・スミスと出会い、スミス女学校(後の北星学園)で豊かなキリスト教教育を受けます。卒業後、小樽でクララ・ロースが始めた静修女学校で生徒と寝起きを共にし教科を教える寮母を務めました。そして1年後には上京し、新渡戸稲造夫妻に伴われてアメリカにも渡り学びを続け、神の愛と聖書の深みを味わったのです。帰国後、後の津田英学塾の教授に就任し、当時立場の弱かった女性たちに聖書の語る神様の愛を基盤とした人格教育を施し、英語・歴史を教えました。その後、道は神様からの愛の使命としてキリスト教主義の女学校を作る夢を抱きます。その思いを恩師新渡戸稲造に伝えた所、真っ向から反対されます。資金や土地、建物や教師など裏付けは何もなく、設立の思いだけが先行していましたから正当な反対でした。しかし、道のキリスト教女子教育への情熱は新渡戸の助言でも止められないほど大きかったのです。そして津田英学塾での道の教え子たちが計画に賛同し、尽力し、1929年ついに恵泉女学園が開校したのです。神への祈りが聞き届けられたとしか思えないほどの奇跡の連続でした。ニ年目からは道の愛と情熱を聞きつけた入学希望者が増え、10年目には400人を超す女学校に発展します。創立10周年を機に道は支えてくれた人々に感謝を表すべく、マイ・ランターン"My Lantern" という雑誌を出版しました。それは愛の使命のランタンが受け継がれた恵みを確認する趣旨でもあったのです。

 聖書のことば
 「人知をはるかに超えたキリストの愛を知ることができますように。そのようにして、神の満ちあふれる豊かさにまで、あなたがたが満たされますように。

 PBA制作「世の光」2018.7.23放送でのお話しより)

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■人を呼ばれる神 / 羽鳥頼和

2018年08月25日 | Weblog
2018/7/21放送

 世の光の時間です。お聴きくださりありがとうございます。羽鳥頼和です。
 今日は旧約聖書 士師記の6章から神がギデオンをご自分の働きに召された時のことをお話しします。「召す」とは神がその人を呼んで、ご自分の働きにその人を用いられることです。

 その頃イスラエルはミデヤン人によって苦しめられていました。収穫の時期になるとミデヤン人は必ずイスラエルに入ってきて収穫物を略奪していたのです。神はイスラエルをミデヤン人から救うためにギデオンを召されました。
 神はギデオンに言われました。「力ある勇士よ、主があなたとともにおられる。」(士師6章12節)
 神はギデオンを勇士と呼び、ミデヤン人よりも強い神がギデオンと共にいる、と約束してくださったのです。

 しかしギデオンは言いました。「ああ神よ。もし神が私たちと共におられるなら、なぜこんなことが起こっているのですか。神がエジプトで奴隷であったイスラエルを救い出してくれたあの驚くべき救いは今どこにあるのですか。神は私たちを捨ててミデヤン人の手に渡されたのです。」

 ミデヤン人を恐れていたギデオンはこの時、神がともにいてくださるとはとても思えなかったのです。そして自分がミデヤン人を倒すなどとは到底無理だと決めつけていたのです。
 恐れおじけずくギデオンに神は言われました。
 「行け、あなたのその力で。あなたはイスラエルをミディアン人の手から救うのだ。」(14節)

 神はギデオンに、「あなたは今のままで大丈夫だ。あなたはイスラエルを救うことができる。」と約束してくださったのです。

 更に神は、「わたしがあなたを遣わすのだ。」と言われました。
 神はギデオンを召されたのです。神がギデオンと共にてくださり、神がミデヤン人を倒してイスラエルを救ってくださるのです。

 その後、ギデオンは神のことばにしたがってミデヤン人と戦います。その時、ギデオンたちはたったの300人でした。しかし神が共にいて働いてくださり、ギデオンはイスラエルを救うことができたのです。

 ギデオンを呼ばれた神は私たちにも声を懸けておられます。神は私たちを礼拝に招いておられます。「そのままで来なさい。」と。

 明日は日曜日です。神を礼拝するためにお近くのキリスト教会にいらしてください。


 (PBA制作「世の光」 2018.7.21放送でのお話より )
 
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■心配するな ③ / 関根弘興

2018年08月24日 | Weblog
2018/7/20放送

 世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか? 関根弘興です。

イエス・キリストがお語りになったことばを紹介しましょう。
 新約聖書 マタイの福音書6章34節 

 「ですから、明日のことまで心配しなくてよいのです。
   明日のことは明日が心配します。
   苦労はその日その日に十分あります。

               (新改訳2017)
 
 イエス・キリストは「空の鳥を見なさい。野の花を見てよく考えてご覧なさい。」と言われました。神様は空の鳥も野の花もちゃんと養い育てているのだから心配するな、とお語りになったんですね。そして「明日のための心配は無用です」ともお語りになりました。それは明日のことを心配すぎて今日・今というこの瞬間を生きることができなくなってしまわないようにという事ですね。つまり神様から与えられた今日という一日、この瞬間を大切に生きていきなさいということです。私たちは明日のこと心配すぎる傾向があります。それは神様がいつも共にいて必要を備えてくださるという事をなかなか信頼しきれないというところにあるのかもしませんねえ。でも私たちは自分で自分のいのちを延ばすことはできないし、明日何が起こるかも分りません。すべては神様の御手の中にあるのですから、神様の導きに従って今を生きていくということが大切なんですねえ。もちろんだからといって明日以降の計画は一切立てずに生活をするという意味ではありません。これからの計画を立て準備してことは大切です。

 車で夜道を走る時、遠くは見えませんね。ヘッドライトが照らす目の前の道をただ進んでいくだけです。でもちゃんと目的地につくことができます。私たちの人生も同じです。先はよく見えなくてもいま与えられている目の前の道を神様を信頼しながら進んでいけばいいのです。

 またイエス様は、苦労はその日その日に十分ありますと言われました。人が背負っている苦労、これみんな違います。比べる必要はありません。それぞれの一日はみんな違います。その一日いちにちを大切にして、神様が明日のための心配は無用と言われるのですから、「分りました。今日というこの日を自分らしく、仕事のために、時には余暇のために、健康のために、愛する者のために、大切に過ごしていきます。」と告白しながら歩んでいく者とされていきたいですね。

  (PBA制作「世の光」2018.7.20放送でのお話しより)

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■十戒 -自由への励まし 68 / 大嶋重徳

2018年08月23日 | Weblog
2018/7/19放送

世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 大嶋重徳です。
 聖書には十戒と呼ばれる神と人との間に結ばれた約束があります。 聖書のことばは人間を縛りつけるものではなく、自由へと導くためのことばなのです。
 十戒第六戒には「殺してはならない。」(出エジプト記20章13節 新改訳2017)とあります。十戒第六戒を生きようとするとき、第六戒の解釈の歴史も考えておかなければなりません。なぜならば第六戒こそ、幾つもの解釈がなされ、歴史的に教会の立場を大きく分けた戒めだからです。つまり、殺しても良い、例外的な解釈をしたい、と願われてきた戒めでもあるからです。

 ある研究では、十戒第六戒で用いられる「殺す」ということばは故意の殺人の際に用いられるのであって、戦争による敵の殺戮や神のさばきのもとに服した人間の死には用いられていないという人たちがいました。そのため第六戒「殺してはならない」は故意の個人的な殺人の禁止を意味しており、戦争の禁止や国家における死刑の禁止を言っているのではないという主張がされることとなります。

 また旧約聖書では、戦争が神の命令によってなされていた記事を根拠に挙げ、この第六戒の「殺してはならない」はある限定性を帯びているとも考えられたのです。そして殺すことも可能にする正義の戦争という思想がキリスト教会に生まれてきました。この正義の戦争の概念は、既にキリスト教会の中で4世紀頃から既に生まれていました。正義の戦争とは正しい原因で正しい意図を持ち、適切な方法で正当な当局が行い、財産が考慮され、非戦闘員への非攻撃がなされる場合、その条件が満たすと言われています。

 しかし立ちどまって考えないといけないことは、その正しさを一体誰が判断するのか、ということです。戦争を行ういずれの国においても自国の正義を必ず謳います。かつて適切な方法とされた残虐な兵器は数知れずあります。世界中の戦地で戦闘員も非戦闘員も次々と殺されていっています。正当な当局も正しい意図も奪われない財産などひとたび戦争が始まればどこにもありません。私たち人間の主張する正しさはどこまでいっても罪に堕落していることを自覚していないといけないのです。

 聖書が「殺してはならない」と言っている限り、正義の戦争などはありません。戦争を支持してきたキリスト教会は、きちんとその罪を悔い改める必要があります。どこまでもどこまでも人が人を殺さない、いのちが生かされる道を愚直に祈り求めていきたいと思います。

    ( PBA制作「世の光」2018.7.19放送でのお話しより )

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■銀を支払った / 福井 誠

2018年08月22日 | Weblog
2018/7/18放送


世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 福井 誠です。今日のバイブル・メッセージは「銀を支払った」です。 創世記の23章16節から読んでみましょう。
アブラハムはエフロンの申し出を聞き入れた。アブラハムはエフロンに、彼がヒッタイト人たちの聞いているところでつけた価の銀を支払った。それは商人の間で通用する銀四百シェケルであった。」(新改訳2017)

 アブラハムと長く連れ添った妻のサラが死んだ時のお話です。アブラハムは妻サラを葬ために土地を求めました。

 それまで半遊牧民族的な生活をしていたアブラハムでしたが、ここで初めて当時の法律にのっとって、神様の約束の地に自分の土地を求めたのです。アブラハムが妻を葬ったヘブロンは今日、エルサレムの南南西30キロ。海抜約1000メートルの丘陵地帯に位置しています。元々はキルヤテ・アルバと呼ばれ、水が豊かでぶどうの名産地となっている所ですね。アブラハムの時代には、ヘテ人が住んでいました。そこでアブラハムはその地に住むヘテ人エフロンから銀400シェケルでその墓地となる土地を買ったと言います。

 シェケルは当時の通貨の単位ですが、今日の単位に換算すると大体4,552キログラム。これは驚くべき高額です。当時アブラハムは裕福であったとされますが、裕福なアブラハムにとってもかなりの高額であったと考えられています。しかしアブラムはそこで少しも値切っていませんね。しかもエフロンは初めそれをただで差し上げるとアブラムに申し出ています。何と儲けものではないかと思われるような出来事ですが、アブラハムは相当な値段でその土地を得ようとしました。人は損得を考えやすいものです。常に得したいと考えています。しかしそれが間違いの元なのでしょう。最愛の妻サラを葬るのに、ふさわしい土地、ふさわしいお金をかけている。たとえ善意から出た特になるような話があったとしても、なすべき正しいことを優先していく。

 そんな人柄を持っていきたいものですねえ。さりげなく人間のあり方を語っている聖書にもっともっと親しんで、神様にも人にも愛されていく歩みをさせていただきたいものです。

(PBA制作「世の光」2018.7.18放送でのお話より )

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■ペテロの説教 -1 / 板倉邦雄

2018年08月21日 | Weblog
2018/7/17放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしですか? 板倉邦雄です。
 今日は「ペテロの説教 その1」ということでお話しします。
 
今日からしばらくの間、キリストの弟子ペテロの説教をお話ししましょう。ペテロは春の収穫祭に集まった人々に語りかけました。
 「私の言うことに耳を傾けていただきたい。今は朝の9時ですから、私たちはあなたがたが思っているように酒に酔っているのではありません。」

 このペテロの第一声は聖霊降臨の出来事に人々は驚いていたからです。キリストの弟子たちが巡礼者たちの母国語で神様のことを語り始めたからです。また他の人があざ笑って、この人たちは新しい酒に酔っているのだ、と弟子たちや信者たちをバカにしたからです。
 そこで弟子のペテロは立ち上がって語りました。
 「私たちは酒に酔っているのではない。聖霊に酔っているのです。」 

 そしてペテロは続けて語りました。
 「聖霊が全ての人々に注がれることは預言者ヨエルが預言していたことに他なりません。ヨエルはこう預言しました。『神はこう仰せられる。終わりの日にはわたしの霊をすべての人に注ごう。そしてあなたがたの息子、娘は預言をし、若者たちは幻を見、老人たちは夢を見るであろう。その時にはわたしの男女のしもべたちにもわたしの霊を注ごう。その時、主の名を呼び求める者はみな救われるであろう。』」

 さて、今日のペテロの説教の中心点は何でしょうか。それは聖霊すなわち神の霊は主なる神を呼び求める全ての人々に注がれるということですね。男性も女性も息子も娘も若者も老人もそしてしもべたちも更に私たちにもです。そして聖霊は若者たちには幻・ビジョンを見させ、老人たちには夢・ドリームを見させてくださるのです。

 「私には夢がある。 アイ ハブ ア ドリーム」と言ったのは黒人人権運動の先頭に立ち、39才で暗殺されたマルチン・ルーサー・キング牧師のことばです。黒人の子どもと白人の子どもが一緒に遊ぶことが彼の一つの夢でした。

 聖霊が私にもそしてあなたにも幻と夢を見させてくださるのです。そしてその夢を実現させてくださるのは神様なのです。

  (PBA制作「世の光」2018.7.17放送でのお話より )

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