デジスコ撮影実習日誌

デジスコとデジカメで野鳥や草花を撮影するのが楽しくて実習に励んでいます。 最近では電子工作にはまっています。

テスト走行はOKでしたが、またまた問題が・・・・・・・

2011年06月08日 19時20分05秒 | 工作実習
2011/6/8 (水曜日) 曇り後晴れ



毎日観察を続けていたシジュウカラの雛も巣立ってしまった。
何だかちょっと心の中に穴が開いたみたいだけど、そろそろ元の(何でも)実習生にもどろう。
というわけで今日は久しぶりに模型機関車工作をした。
いよいよこれから機関車に搭載するボイラーを作るのだが、その前に先日組み立てた機関車の
足回りが蒸気の力で動き出すかテストしてみることにした。
ボイラーは今までテストで使っていたもので代用して、長いチューブを引っ張って蒸気を
供給して走らせて見ようというわけだ。



↓  長いチューブでボイラーから蒸気を供給して車台を走らせてみることにした。
    車台は頭でっかちでお尻が持ち上がってしまうので車台の後部に重り(ネジの入った箱)を
    置いてバランスをとった。



↓  アルコールランプに点火。 しばらくして圧力が上がり台車は動き出した。 



↓  狭い作業台ではすぐ行き止まりになってしまう。
    停止すると圧力計の針はどんどん上がっていく。  車台は強い力で前進しようとしている。



うーむ、よしよし・・・・・
これでボイラーの蒸気で動くことが確認できた。
次はレールの上を走らせてみることにした。


↓  レールを敷いて車台を載せた。 バランス用の重りにはミニアンビル(小さな金床)を載せた。
    さっきよりは重くなったはずだ。



↓  ボイラーの圧力が上がり始めた。



↓  圧力が高くなると勢いよく動き出しであっという間に行き止まりまで・・・・



↓  更に重りを増してテスト。 これで搭載するボイラーぐらいの重さだろう・・・



↓  圧力が上がるとヨッコラショ、と動き出した。





↓  行き止まりにドスン、という感じでぶつかった。



↓  なかなか動きのある写真は撮れなかったがわずかに動きが感じられるものがあった。




今までのテスト用ボイラーで車台を動かすことは成功した。
新しいボイラーをもう少し小さめに作って車台に乗せればいいだろう。
だけどまたまた問題が発生した。
というのは
この車台はボイラーの圧力を相当高くしないと動き出さない。
そして動き出すと今度は高い圧力が来ているので相当な勢いで動き始める。
こうなるとカーブでは曲がりきれず脱線してしまうのではないだろうか?
人間が乗っていてバルブを閉めて蒸気の圧力を調整すればいいのだが、
この模型ではそうはいかない。
コンピューター制御やリモコンはこれもまた大変だ。
(難しくて実習生の手には負えない)

原因はピストンの蒸気漏れが大きくて力がでないのでスムーズに起動できないのだろう。
まぁ、初めだけ手で押してやればいいのだが、それは格好悪いし・・・・・

(何が“格好悪い”だ・・・ どうせ全てが格好悪いくせに・・・)

あぁ、そうですねぇ・・・ そのとおりです。 格好を気にするような模型ではないのです。
先へ進みましょう。  今更後戻りは出来ません。


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4 コメント

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試運転 (JANJANJAN)
2011-06-10 00:34:06
さいたま市のJANJANJANです。
いつも、どきどきしながら拝見していますが、進捗の速さに脱帽です。
私は今のところ首振りエンジンしか経験が有りませんので僭越ですが、写真で見る限り給油機がついていないように見えます。給油をキチンとしないと意外と早く摺動部が磨耗するので,
これに起因する蒸気漏れが発生します。私はいろんな油(ミシン油・椿油・馬油・他)やグリス(モリブデングリスは良好なのですが周りが運転すると周りが真っ黒になる)を試しましたが最終的にSAITO製作所のスチームオイル200CCで¥1,000がやはりスチームエンジン専用なので効果絶大です。給油機についてはロスコー式と言う物が構造が簡単なので作りやすいです。ググルと給油機の詳細がたくさんヒットします。
私もそろそろ複動式を作りたいのですがバルブの構造がいまいち理解できないのです。差し支えなければ図面(寸法図・構造図)をアップしていただけると有り難いのですが。。。
返信する
JANJANJANさん、コメントありがとうございました (実習生)
2011-06-10 19:54:42
JANJANJANさん、こんばんは。
コメントありがとうございました。
この拙い、独りよがりのブログ記事をご覧くださり、厚く御礼申し上げます。
その上、ご丁寧なコメントをお寄せくださり誠にありがとうございました。
早速参考にさせていただきます。
私も下手な横好きでこんな工作をしては楽しんでおります。
JANJANJANさんも同じようなご趣味ということでお知り合いになれて
とても嬉しく思っています。
おっしゃるとおり、このエンジンには他の機構や安全装置は一切取り付けてありません。
確かに運転中にキーキーと音を立てたり、ギクシャクした動きをしたりします。
ときどき家内のミシンに付いてきた油を差したり、ボイラーの給水のとき
油滴を2、3滴たらしたりしてますが、あまりスムーズには動きません。
今度はスチームオイルや給油機を使うことを考えてみます。

すべり弁につきましては別途記事をアップいたしますので少々お待ちくださいませ。


私はスチームエンジンを作ったのは初めてで、諸先輩方のサイトを拝見して参考にさせていただき、見よう見まねでやってきました。
工作機械は(安物の)卓上ボール盤だけで、あとはカナノコ、ヤスリ、万力ぐらい、
全て手作業での工作ですから満足なものはできません。
逆にJANJANJANさんのお知恵を拝借したいほどです。
ボイラーの工作、特に燃焼のことについて悩んでおります。
なにとぞお力添えをお願いいたします。

どうぞこれからもよろしくお願いいたします。
返信する
こちらこそよろしく (JANJANJAN)
2011-06-11 00:33:54
最初から複動式に挑戦され半年でものにしてしまったご努力とスピードに感動しています。私も始めてから半年ですが、首振り専門でした。
今日やっと単動式ピストンバルブエンジンが完成しコンプレッサーによる試運転が終わったところです。首振りと比べるとエアー漏れが少なくトルクも大きくびっくりしました。こいつを仕上げたら、次は念願の複動式に挑戦です。バルブの詳細はぜひお願いします。
ボイラーのロウ付けは私も苦手で実習生さんと同様に(失礼)出来上がりはコテコテです。バーナーはメタノール使用の灯芯式では限界がありますね。気化式にすると火力は上がりますが燃費が大変です。最近はカセットボンベとキャンプ用コンロでやってます。これは安上がりでその上炙り缶ボイラーでも2気圧以上発生でき元気良く運転できます。
ただし蒸気の圧力が高くなると爆発が怖いので圧力計(ホームセンターで¥1200のもの)を付け安全弁は自作しました。
私は発電が目標なので大きさは気にしていませんが汽車にまとめるのは大変ですね。
炎管式ボイラーはこれから挑戦ですが、物の本によると煙突に排気を吹き込んでやると焚き口から空気が吸い込まれ燃焼が改善されるらしいです。
私は機械加工があまり得意でないので実習生さんのアイデアあふれる体験記がずいぶん参考になります。これからもよろしくお願いします。
返信する
良きご相談相手が出来て嬉しいです (実習生)
2011-06-11 18:56:38
JANJANJANさんもスチーム工作を始められてから半年ほどとか・・・
私も同じくらいですからいろいろご相談できるお相手が見つかってよかったです。
私は首振りエンジンは作ったことがありません。
いきなり複動式に挑戦しましたが失敗の連続でした。
ボイラー工作は難しいですね。 失敗してそのままになっている釜がいくつもあります。
JANJANJANさんも炙り釜ですか。
ガスボンベとコンロなら火力も強くなるでしょうね。
圧力計と安全弁は必須ですね。 私も着けようと思っています。
その他いろいろなことも教えていただきたいことがあります。
これからもどうぞよろしくお願いします。
返信する

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