デジスコ撮影実習日誌

デジスコとデジカメで野鳥や草花を撮影するのが楽しくて実習に励んでいます。 最近では電子工作にはまっています。

土星の輪が見えました!

2014年05月10日 06時14分01秒 | 天体観望
2014/05/09(金曜日) 晴れ


大きな環を持っていることで一際目を引く土星。
土星やその環は写真などで見たことはあるが実物は見たことがない。
いや、何年か前に手持ちの望遠鏡(フィールドスコープ)で覗いてみたことがあるが、
輪っかは横向きで小さなお団子に串が刺さっているような姿だった。
土星は太陽の周り一周するのに30年ばかりかかるんだそうだ。
その間に輪っかを地球の正面に向けたり、横に向けたりと姿を変えるんだそうだ。
現在は輪っかがよく見える位置にきているとのことだ。
それに午後9時頃に南の空に昇ってくるとのことだから観望には都合がよい。

庭に野鳥観察用のフィールドスコープ(望遠鏡の代わり)を準備して土星が昇って来るの待った。
空には月がかかりその左下に火星が赤っぽく輝いている。
更にその左下にはスピカが見える。
土星はそのずーっと左下に輝いている。
そして時間とともに南の空を移動して高度を上げて見やすくなってきた。

土星を捉えようとフィールドスコープを覗くのだがなかなか視野に入らない。
真っ暗な夜空では照星・照門式の照準器(鉄砲で狙いをつけるときのアレ)は役に立たない。
何度も何度も狙いを付け直してやっと視野に入れた。

おーっ、土星の輪っかが見えたよ!
米粒のような小さな土星にそれらしい輪っかが見てとれる。
デジカメを取り付けて(デジスコにして)写真を撮った。


↓ 米粒ぐらいにしか見えない土星とその環。 トリミングで大きくしてみた。










天文雑誌や図鑑などには、くっきり、すっきり、大きく鮮明に撮れた土星が掲載されて
いるんだからわざわざ、こんな貧弱な土星を見なくてもイイのに・・・・
でもやっぱり自分の目で見てみたい。

うん、なるほど、土星には輪っかがあるんだなぁ・・・納得。


  
   撮影:デジスコ(Kowa TSN-824M 50xアイピース)+ SONY W300
   レタッチソフトによる画像補正およびトリミング
 







コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 第8日目 帰国の日 終わり... | トップ | オオヨシキリのデジスコ撮影実習 »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
土星を見事に捉えましたね。 (弁慶)
2014-05-10 20:57:22
 今晩は。久しぶりの更新ですね。
 土星を撮るなんて素晴らしい。
 実習生さんは天文にも詳しいんですね。
 米粒の周りを取り巻く小さな星の群れ(実際には大きいんでしょうけど)、
見事に捉えてとても幻想的です。
 流石デジスコマン、スコープはこんな風にも利用できるんですね。
 私は一人デジスコクラブの名前を返上しました。
返信する
星を見るのも楽しいですね。 (実習生)
2014-05-11 19:27:44
弁慶さん、こんばんは。
何だか落ち着かず、ブログのネタも作れないので更新も出来ませんでした。
久しぶりに星空を見てみました。 ネットの情報に土星の環が見えると出ていたので
この目で土星の環を見てみることにしたのです。
フィールドスコープ(50倍)で見る土星は米粒ぐらいにしか見えませんが、
それでもただの点にしか見えない他の星とは違って見えました。
ガリレオもこんな状況だったのかな? でも環だとはわからず、「耳」が付いていると
思ったんだとか・・・・ 私は以前に初めて見たときは「串団子」に見えました。
星空を見るのも楽しいですね。 もっと空気がきれいで周りに明かりの無いところに住みたいです。
弁慶さんの別荘は最高でしょう!
そういえば弁慶さんは天体望遠鏡をお持ちでしたよね!
是非それで天体観測をして見てください。
今度の肩書きは「鳩○町天文クラブ会長」かな(笑い)  
返信する
土星の輪 (なおこん)
2014-05-20 22:26:57
やっぱり自分の目で見てみたいですね
昔水星を見に児童館の天体望遠鏡で覗かせてもらったことがありましたっけ
土星の輪  あるんですね
宇宙は不思議がいっぱいです~~

義姉のところに行く用事が増えましたので 写真の本 お電話してから届けますね  面白かったです
返信する
児童館ではいろいろイベントが・・・ (実習生)
2014-05-21 19:49:09
なおこんさん、こんばんは。
そうなんですよ、手持ちのフィールドスコープ(口径8.2cm 倍率50倍)では
土星は米粒ぐらいにしか見えません。 目を凝らしてやっと環だとわかるぐらいです。
天文雑誌やネット上にはくっきりはっきりのきれいな画像がいくらでも見られるのに・・・
でも、苦心してやっと見つけた土星をこの目で見たときの嬉しさはなんともいえません。
児童館の天文台はいろいろなイベントがありますね。
まだ一度も行ったことがありません。 いつか行って見たいと思っています。
写真の本、ありがとうございます。 ついでのときで結構ですのでご連絡をいただいたら
こちらから伺います。 よろしくお願いします。
返信する

コメントを投稿

天体観望」カテゴリの最新記事