2011/10/1 (土曜日) 晴れ
実習生の模型蒸気機関車ZB-1号はいろいろ手を加えて少しずつ
改良されてきてはいるのだが、肝心の馬力はなかなか強くならない。
原因は右側のピストンにあるのはわかっているが、それがどのくらい
影響しているのかはよくわからない。
そこで、外部のボイラーから蒸気を供給してピストンを動作させて
状況を確認してみた。
↓ 外付けのボイラーに圧力計(メーカー製のメーターだから正確です!)を付けて
ZB-1のピストンの性能をチェックします。
外付けのボイラーからの蒸気をZB-1のピストンに供給して
テストを開始した。
steam loco 110928 ピストン動作検証
このテストでZB-1の右側(進行方向の)ピストンはほとんど
力が出ていないみたいだ。
右側ピストンに蒸気を送るパイプ(チューブ)をペンチで潰して
遮断すると、左側ピストンだけが動作して車輪を回転させているが
これが右側ピストンも同時に動作していたときよりも力強いのだ。
と言うことは右側ピストンが無い方が力が強いという事になる。
これでは右側ピストンは邪魔物以外の何者でもないことになる。
そこで今度は、左右のピストンに直接蒸気を送ってその様子を確認してみた。
右側ピストンのチェックです。
圧力は0.5気圧止まりでそれ以上は上がりません。
steam loco 110928 右側ピストン検証
左側ピストンのチェックです。
圧力はどんどん上昇して1気圧を超えてしまいそうです。
steam loco 110928 左側ピストン検証
右側ピストンももっと慎重に漏れが少ないように工作すれば
左側と同じように力が出るようになると思います。
そこでまた作り直すことにしました。
↓ ピストンを取り出しました。
↓ 旋盤が無いので偏心の無いピストンを作るのはとても苦労します。
治具を使って何度も何度もチェックしながら偏心部分を削って修正します。
大体まん丸に削れたら次はボール盤を轆轤(ろくろ)の代わりにして
シリンダーにぴったり合うように削っていきます。
steam loco 111001 ピストン作り直し
今まで何度もピストンの工作をしてきましたが、何となく仕上げてきました。
それが今度は何とか漏れが少なくなるようにと、気を使いながら工作すると
なかなかうまく行かないのです。
今まであまり失敗したことが無いピストン棒も何回も作り直したり、
ピストン材もうまく切り出せなかったり、失敗ばかりを繰り返してしまいました。
それに、気密仕上げばかりを気にしたせいか、コンパウンドを塗って
無理やりすり合わせをしてシリンダーに食い込ませて折角途中まで出来上がった
ピストンを壊してしまったり大失敗をしてしまいました。
でも良い勉強になりました。
コンパウンドはあくまでも仕上げ段階でのすり合わせに使うということです。
そんなこんなでピストン作り直しは途中までしか進みませんでした。
明日はできるかな?
実習生の模型蒸気機関車ZB-1号はいろいろ手を加えて少しずつ
改良されてきてはいるのだが、肝心の馬力はなかなか強くならない。
原因は右側のピストンにあるのはわかっているが、それがどのくらい
影響しているのかはよくわからない。
そこで、外部のボイラーから蒸気を供給してピストンを動作させて
状況を確認してみた。
↓ 外付けのボイラーに圧力計(メーカー製のメーターだから正確です!)を付けて
ZB-1のピストンの性能をチェックします。
外付けのボイラーからの蒸気をZB-1のピストンに供給して
テストを開始した。
steam loco 110928 ピストン動作検証
このテストでZB-1の右側(進行方向の)ピストンはほとんど
力が出ていないみたいだ。
右側ピストンに蒸気を送るパイプ(チューブ)をペンチで潰して
遮断すると、左側ピストンだけが動作して車輪を回転させているが
これが右側ピストンも同時に動作していたときよりも力強いのだ。
と言うことは右側ピストンが無い方が力が強いという事になる。
これでは右側ピストンは邪魔物以外の何者でもないことになる。
そこで今度は、左右のピストンに直接蒸気を送ってその様子を確認してみた。
右側ピストンのチェックです。
圧力は0.5気圧止まりでそれ以上は上がりません。
steam loco 110928 右側ピストン検証
左側ピストンのチェックです。
圧力はどんどん上昇して1気圧を超えてしまいそうです。
steam loco 110928 左側ピストン検証
右側ピストンももっと慎重に漏れが少ないように工作すれば
左側と同じように力が出るようになると思います。
そこでまた作り直すことにしました。
↓ ピストンを取り出しました。
↓ 旋盤が無いので偏心の無いピストンを作るのはとても苦労します。
治具を使って何度も何度もチェックしながら偏心部分を削って修正します。
大体まん丸に削れたら次はボール盤を轆轤(ろくろ)の代わりにして
シリンダーにぴったり合うように削っていきます。
steam loco 111001 ピストン作り直し
今まで何度もピストンの工作をしてきましたが、何となく仕上げてきました。
それが今度は何とか漏れが少なくなるようにと、気を使いながら工作すると
なかなかうまく行かないのです。
今まであまり失敗したことが無いピストン棒も何回も作り直したり、
ピストン材もうまく切り出せなかったり、失敗ばかりを繰り返してしまいました。
それに、気密仕上げばかりを気にしたせいか、コンパウンドを塗って
無理やりすり合わせをしてシリンダーに食い込ませて折角途中まで出来上がった
ピストンを壊してしまったり大失敗をしてしまいました。
でも良い勉強になりました。
コンパウンドはあくまでも仕上げ段階でのすり合わせに使うということです。
そんなこんなでピストン作り直しは途中までしか進みませんでした。
明日はできるかな?
あまり気合を入れすぎないように頑張って下さい。
実習生の工作は労多くして実り少なし・・・です。
旋盤を使えば数分でできてしまうものを2日掛かりでやっと。
それも不満足な性能しか出せないものです。
でも、こんな作品でも愛着がわきます。
「不肖な息子ほど可愛い」と相通ずるものがありますね。
何とか立派に世に出してあげたい・・・ 頑張ります。