デジスコ撮影実習日誌

デジスコとデジカメで野鳥や草花を撮影するのが楽しくて実習に励んでいます。 最近では電子工作にはまっています。

オシドリ・どアップ

2008年09月19日 21時39分24秒 | Weblog
用事が済んで家に向かってるとき空が明るくなって青空が少し見えてきた。
うーむ、これならフィールドに行けるかも!
アクセルペダルを踏む足に力が入ってしまった!
家に戻って急いで支度した。 
「雨が降るのに!  こんな日でも出かけるの!?  もの好きだねぇ、まったく・・・」
お代官さまの声を背に受けて、フィールドへ一目散だ。

フィールドに着いた。  早速、先日ヤマガラを見たポイントに向かった。
林の中はとても湿っていて、まるで風呂に入っているようだった。
湿り気でメガネが曇ってしまうほどだ。
暗い曇り空で林の中は更に暗い。  これでは野鳥は撮れない。
そこで、ちょっとは明るい広いところに移動した。

いつもは大勢いるカメラマンも今日は女性カメラマンが二人だけしかいない。
ちょうどカワセミが止まっていて、それを撮っていた。
挨拶を交わして仲間に加わった。
ちょどそのとき、友人のMさんがやってきた。
それではと一緒に例の野鳥を求めて移動した。しかし例の野鳥は姿を見ただけだった。
やがて、雨がポツリ、ポツリと降ってきた。
さぁ、そろそろ引き上げようと駐車場に向かうとき、途中のオシドリポイントに行ってみた。

いた、いた。 可愛いメスが池の上を泳いでいた。
早速三脚を立ててレンズを向けた。
ところがいつもはお尻を向けて逃げて行くオシドリがどんどんこちらに寄ってくる。
とうとう陸に上がってこちらに近づいてくるありさまだ。
あっ、そうか! こんな天気で散歩の人も来ないからエサがもらえず、お腹が減ってるんだ。
気が優しい実習生は、可愛そうになってエサをあげようとしたが、「待てよ! 自然の動物
にはエサを与えてはいけないんだよ・・・」と思い直しぐっとこらえた。
(ウソです。 エサを持っていなかっただけです。 持っていたらきっとあげていると思います。)

そこへ散歩の人がやってきて、カモたちにエサをあげ始めた。   もちろんオシドリにも・・・
それを見て実習生は何かホッとした気分になって、思わず散歩の人にお礼を言ってしまったよ。
野鳥管理の方、オレがあげたんじゃないから許してね。(すぐ人のせいにするんです)
おかげでオシドリのド・アップ写真が撮れました。










この画像は全てモバスコ(口径52mm アクロマートレンズ)で撮りました。
こんなモバスコでも近距離(5、6m)で撮れば結構きれいに撮れる。
もちろんお化粧(画像補正)ありです。(すっぴんでは見られません・・・)

実習生のテスト撮影にお付き合いくださったMさん、ありがとうございました。


 
コメント (6)
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過酷な比較テスト

2008年09月19日 19時46分20秒 | Weblog
今日、思いがけず大口径高性能デジスコで撮った画像と小口径低性能デジスコ(モバスコ)で
撮った画像を比較するテストができた。
ただ、2台のカメラの露出補正が異なっていたので、画像の明るさが異なってしまったのが
ちょっと残念だった。



先ず小口径デジスコで撮った画像

  フィールドスコープ : VIXEN GEOMA 52-S (対物レンズ口径 52mm アクロマート)
  アイピース     : GLH-20 (14X)
  カ メ ラ     : SONY W200 (12.1 MEGPIX) ISO 100 露出補正 -0.7

  被写体までの距離は25~30m      
  画像はノートリミング・ノーレタッチ リサイズのみ     


↓ 最ワイド(ズームなし)で撮った画像。 顕著なケラレがある。



↓ 中間ズーム(2倍)で撮った画像。  曇り空で暗くて、周辺減光がはっきりと認められる。



↓ 最大ズーム(3倍)で撮った画像。 依然として周辺減光が目立つ。




次に大口径デジスコで撮った画像。

  フィールドスコープ : KOWA TSN884 (対物レンズ口径 88mm フローライト・クリスタル)
  アイピース     : 30倍
  カ メ ラ     : SONY W300 (13.6 MEGPIX) ISO 100 露出補正 -0.3

  被写体までの距離は25~30m      
  画像はノートリミング・ノーレタッチ リサイズのみ 


↓ 最ワイド(ズームなし)で撮った画像。 



↓ 中間ズーム(2倍)で撮った画像。
 


↓ 最大ズーム(3倍)で撮った画像。



望遠鏡の資料や雑誌では必ず「見える画像の精細さは口径に比例する」と書いてある。
やっぱり大口径レンズの画像のきれいさにはびっくりだ。 しかし・・・・

フローライト・クリスタルを使った何十万円もする最高級88mmデジスコと、
1万6千円の貧弱52mmデジスコ(モバスコ)を較べるなんて・・・・・・
うん、そうだった。 モバスコ君にとっては過酷な比較テストだったよ。 
これはまるで、中学生と大学院生の学力を較べているようなものだ。
ごめんよモバスコ君。 君の画像もそれなりにきれいだよ。 

大口径デジスコをお貸しくださったMさん、ありがとうございました。




 
コメント (2)
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