湘南発、六畳一間の自転車生活

自転車とともにある小さな日常

10,000kmを値段で計ってはいけない

2006年12月21日 | 日常生活
 突然押し入ってきた強盗にガムテープでぐるぐる巻きにされたり、部屋を出た直後に車に撥ね飛ばされたりすることなく、昨日無事に年間走行距離1万kmを達成することができました。僕はとくに1万kmという数字を目標にしていたわけではなかったのですが、“その瞬間”はやはりそれなりに感慨深かったです。うまくことばにはできませんが、自分にとって少し特別なこの1年間の自転車との関わりを自然に思い返したりしました。

 ところで今日は横浜で飲んだきたのですが、藤沢駅からの帰り道、ふと10,000kmのお値段を考えてみたらこれが思いのほか安くて驚きました。たとえば藤沢-横浜のJR運賃が400円。この区間の距離がえっと多分20kmくらいだから1kmあたりの値段は20円。それを1万倍するわけだから20万円が10,000kmのお値段になるわけで・・・。う~む、どう考えても安すぎる。

 もっとも、こんなふうに走行距離の価値を計ろうとすることが間違いなのだとは思う。別に交通費を浮かすために自転車に乗っているわけじゃないんだから。それにこの1年間の自転車で味わった楽しみや苦しみなどを20万円で買えるかというとそれは間違いなく無理なわけだから。となると、20万円分の交通費が浮いた上に(って交通費浮かすためじゃないってば)、お金では買えない価値をたくさん与えてくれた自転車はやはり素晴らしいということになりそうですね。良かった。

 結局のところ簡単にお金では計れないような価値を持つものを趣味というのでしょう。

いつのまにか1万kmがすぐそこに

2006年12月20日 | 日常生活
 上半身の筋肉が心地良くだるい。とくに首や背中、上腕三頭筋といった裏側の筋肉に微妙に張りを感じる。きっと深い前傾姿勢によるものだろう。やはりステムが伸びたことによって自然にここらの筋肉を使っていたということなんでしょうね。で、その結果スピードも少しあがっていたと。

 ところで昨夜ふと思いついて今年の走行距離を計算してみたら、昨日までで9992.33km走ってました。僕は月間平均800kmくらい走ることを目標にしていたので、いつのまにかこれはクリアしていたってことですね。走行距離はかなり優先順位の低い目標だったので、いつのまにかこんな走っていたんだと少しびっくりでした。ほんとに塵も積もれば何とやらですね。1万kmまで残り7.67kmだけれども、これは部屋で何か事件でも起こらない限り確実に今日クリアするので、気づいてみれば僕も今年は年間1万kmオーバーと・・・。すごいな、俺。年間1万kmオーバーなんてこれまでで初めてのことです。

 今日は12月20日。気づけば今年もあと10日あまり。あっという間でなんだか嘘みたいだけれども、もちろん嘘ではない。新しく迎える年のために、少し時間のあるときにゆっくりと個人的に、今年1年を振り返っておこう。

ガツンとみなとみらいポタ

2006年12月19日 | 自転車生活
 日月火ととても疲れてしまったからか、今日は暴力的といっていいほど強烈に二郎のラーメンが食べたくなってしまった。



 というわけで久々に食べてきた二郎のラーメン。一時期は普通の小ラーメンでも食べるのがきつくなったりしていたのだけれども、今日はすんなり過ぎるくらいすんなりとお腹におさまってしまった。でもだからといって大や小豚を頼んでいたりしたらかなりの確率で気持ち悪くなったような気がするので、やはり小で正解だったのだろう。なにせ食べた後は江ノ島まで走らないといけないわけですしね。



 食後は少しみなとみらいポタ。やはりここらの夜景はたいしたもんですね。



 冬の夜、こんな景色を眺めながらひとりで走るのって、とってもクールな気がしました(笑)



 帰りは鎌倉街道~鎌倉経由で帰宅。ちょっと忙しい3日間だったからか自転車に乗っているのがいつも以上に楽しく感じた。ペダルを漕ぎながら味わう開放感がすばらしかった!

快速通勤もたまにはいいもんだ

2006年12月18日 | 自転車生活
 ドタバタして落ち着いた時間がほとんどなかった一日。だから、というわけでは全然ないのだけれども、この日は珍しくLemondで快速通勤。いつもはカジュアルなウェアでちんたらとブリヂストン号で走っているのだけれども、この日はきちんとしたウェアを着て実際のスピードはともかくとして、颯爽とした気分で走った。



 なぜ普段は乗らないLEMONDに乗ったかというと、土曜日にステムを交換ししたのでその乗り心地を確認したかったから。9月にハンドルをNITTOのM194STIから3Tのモルフェスに交換して以来、リーチは大差ないはずなのに思いのほかハンドルが近く感じるようになった。最初の頃はポジション的に楽になったのだからまぁいいかと思っていたのだけれども、時間がたつにつれてだんだんと窮屈に感じるようになってきてしまった。それで今まで使っていた100mmのステムから組み立て当初に付けていた120mmのステムに交換してみたのだ。



 で、その乗り心地がなかなか良かった。一気に20mm伸びたのでポジションはややきついのだけれども、体幹をしっかり使って大きく乗れているような気がする。そして実際スピードもそれまでより出し易くなった気がした。このポジションでロングライドを走るのは無理がありそうだけれども、スピードをあげてそう長くない距離を走るのが楽しく感じられるようなポジションのように思えた。

 ただ、そうは言っても多分今つけているモルフェスと相性の良いステムの長さはきっと110mmなのだと思う。というわけで、近いうちに110mmのステムを買わないとなぁと思っている。でも、ほんとは今回付け替えたステムが110mmのはずだったんです。Lemondのフレームを手に入れたとき、僕は110mmのステムをを注文したのです。なのに実際取り付ける段になって気づいてみたら届いたものは120mmだったと・・・。その時点で届いてから1か月くらいたっていたから、今更交換は無理だろうと諦めてしまったのだけれども、そんな経緯があるのであらたに110mmのステムを購入するのがちょっと悔しかったりもします。まぁちゃんと確認しなかった僕が悪いんですけど。


あまり使わない気もするのですが、CATEYEの心拍計を買っちゃいました。

 ステムを110mmのものに交換したら多分だけれども劇的に乗りやすくなるような気がする。でも、なんとなく今の乗り心地をもうしばらく楽しんでおきたい気持ちも。深い前傾で高速巡航していたら気分だけはいっぱしのローディになった気がしたので。僕は普段はあまりそういう走り方はしないので、そんなポジション、スピード感覚がとっても新鮮でした。たまにはきちんとウェアを着ての快速通勤もいいもんだと感じた日でありました。

なかなか難しい冬のあいだの自転車

2006年12月17日 | 自転車生活
 冬のあいだは身近なところでポタや里山散策中心に自転車を楽しめればと思っていましたが、それだけではやはり物足りないかも。もちろん昨日のような自転車も好きだし、時間がなくて少々疲れ気味のときにはああいうのはすごくホッとできてありがたいのだけれども、ああいうのばかりでは体のほうは満足しないぞ、と昨日感じました。

 今冬は他にやりたいと思っていることもあるので、自転車に費やす時間は今までの季節よりかは少なくなりそう。だから身近なところで気分転換になるような自転車をと思っていたのだけれども、ちょっと方向修正が必要な気がしてきました。ああいう体への負担が少ない自転車ばかりではなく、時間が少なければ少ないなりに体が満足するような走りもしたほうがいいなと思いました。

 冬のあいだの自転車との付き合い方に関する試行錯誤はまだもう少し続きそうです。ところで、表ヤビツは冬は凍結しちゃうんでしょうかね・・・?

すごい地図だ・・・

2006年12月16日 | 自転車生活
 今日は夕方から由比ガ浜を目指しました。グローブ鎌倉にさがし物が置いていないか見にいってみようと思ったのです。

 ところで今日は、先日少しご紹介した地図を頼りに「こんなところに道があったんだ?」というような道をたどってみたんですがこれがなかなかにすごくて・・・。あえてもうその地図の紹介はしませんが、この地図を頼りに車で走ったら間違いなくとんでもないことになります。まぁ予想はしていたことですが、MTBですら「え!?」ってな感じだったので。いやいや、ほんとにある意味天晴れな地図だと思いました。



 さて、まずは部屋から自転車で10分弱の公園へ。この公園の存在は一応知っていたんですが、実は来たのは今日がはじめてでした。う~ん、良い公園ですね。色づいた木々もたくさんあって、どうしてもっと早く訪れなかったのだとちょっぴり後悔でした。ちなみにこの公園内は自転車の乗り入れは禁止のよう。なので、自転車は押して歩きました。ほんとはそれも駄目なのかもしれないけれども・・・。

 あと今日の写真は望んだわけではないのですが、初の携帯カメラによるものです。デジカメ持っていったのですが、メモリ忘れていたのです。



 自転車を押しながら公園内を少し散策して、今いる公園から別の小さな公園を結ぶ山道に自転車を担いで入っていきました。ここもまったく知りませんでしたが、良いところですね。身近にこんな場所があったなんてとあらためて驚きました。

 ちなみに公園内の道も、この道も、地図では車が走るようなちょっと細めの道とまったく同じ線でかかれてます。あり得ません(笑)



 でもって、もちろんここも。ただ、これしきでは驚いてはいけませんでした。



 とりあえず山の上の住宅地のてっぺん近くにある給水塔にやってきました。ここで地図を広げて今いる場所とこれからの道を確認。地名としては馴染みのある場所なんですが、まったく土地勘のない場所なので。

 さてそこからは海の方向に下っていって、また別の道に入っていきました。ようやく車が通れるようなかなり狭い一車線の道をゆっくりと走っていたら行き止まりになってしまいました。



 そしてその先に続いていたのがこの道。もちろん、この道も今までの車道と同じ線です(笑)



 しかし江ノ島のすぐ近くにこんなところがあるなんて。驚きました(驚いてばかり)。



 で、畑を過ぎたらこんな道に。しつこくてすみませんが、この道も車道と同じ線です。1/2.5万図にもない道が載っているのはとっても嬉しいんですが、こんな山道を車道と同じ線で描いてしまうというのはどうなんでしょう?製作者の心意気というか無謀さがもうたまりません。



 この道を抜けたら、七里ガ浜から極楽寺、大仏坂に抜ける細い道を走ってみようと思ったのですが、ここらで残念ながら時間切れです。通常由比ガ浜往復であればMTBでも1時間以内ですが、もうこの時点で1時間を軽く過ぎてしまいました。僕のMTBには電装品がまったく付いていないので、ここらで引き返したほうがいいですね。



 と言いつつ、最後にちょっとだけ。帰りはしばらく自転車を押して歩道をとぼとぼ歩きましたとさ。

なかなか難しい隣人付き合い

2006年12月15日 | 日常生活
 半年前くらいにこのアパートに越してきた若者が、昨夜訪ねてきた。何の用だろうと思ったら、とある宗教のお話がはじまってしまった。会報というか新聞というか、まぁそういうものを購読して欲しいとのこと。ことばを選びながらやんわりとお断りするのだけれども、僕の力不足のためかあまり効果はない。しばらくのあいだは購読料は僕が払いますから!と彼が言うので、いやいやそういうわけにはいかないよと言って、いま実は歯磨きの途中だったんでとしょーもない理由で(でもホントだった)なんとか帰ってもらった。

 僕のところにはときどきこういう方たちがやってくる。でもそういう人たちにたいしてドアを開けることはまずないし、その人たちもこちらがお断りをすれば素直に帰ってくれる。でも隣人となるとなかなかそうもいかないところが難しい。何か他の用事があって訊ねてくることもあるだろうし。「今度は歯磨きしてないときに来るのでまた話を聞いて下さいね」と彼は自分の部屋に戻っていった。その今度までにどう対応するかしっかり考えておかねば。歯には良さそうだけれども、毎回歯磨きしてるわけにもいかないしな。

 なかなか難しい問題である。とくにあの一途な目を見た後ではそうした思いが強くなる。

食うために走る

2006年12月14日 | 日常生活
 今日はお休みなんですが、天気がいまひとつです。冬のこういう曇天は寒々しいだけでなく、景色もあまり期待できないので走ろうという気がかなり削がれてしまうのですが、ここ最近はあまり自転車に乗れていないのでやはり少しでも走っておきたいところではあります。というわけで、今日は景色のためではなく、食うために走ってきました。

 9時半頃に部屋を出て、写真も撮らず黙々と走る。目指すは三崎のぢんげる。今日はぢんげるで限定10食の中落ち丼を食べよう。少しずつ三崎が近づくにつれて、三崎方面に向かう車すべてがぢんげるに向かっているのではないかという錯覚を覚えて若干焦るが、今日は平日なんで開店前に着けばまず大丈夫だろうと気持ちを落ち着ける。また、途中銀杏の木のすぐ脇を通ったら、その後しばらく強烈な匂いが体から離れずに、「もしかしたら知らないうちに漏らしてしまったのだろうか?」と若干焦ったりもしたが、そんなことがあるはずはないとここでもやはり気持ちを落ち着けた。

 で、そうこうして10時45分にぢんげる着。



 やった、見事に一番乗り!って、結局開店まで僕ひとりだったんですけどね。店の前で過ごした15分、結構寂しかったです。

 で、そんな待ち時間のあとに対面した限定10食のまぐろ中落ち丼。


                           鮪中落ち丼大盛 682円

 いやぁ、これは確かになかなかすごい。実は僕はぢんげるでこの中落ち丼を食べるのは二度目なのだけれども、一度目は鮪が二倍になる前のことだったんです。だからそんなに強い印象はなかったんですが、これは結構インパクトありますよ。大盛りのご飯の上に隆起した鮪が迫力でした。最後なんてご飯があまるどころか、鮪が余りそうだったし、かなり満足できました。そうそう、結局食べ終わるまでお客さんは僕ひとりでした。何ら焦る必要なんかありませんでしたね。

 さて、食後は城ヶ島にも剣崎にも寄らずにそのまま往路を戻ります。三崎まで行ってそれはないだろう、と思う方もいるかもわかりませんが、いいのです。今日は食うために走っただけなんで。



 途中少しだけ休んだ立石はこんな感じ。天気は悪いけれども、海は穏やかで波の音がとても心地良かったです。

 立石からはまた黙々と鎌倉まで走り、今度は静雨庵へ。


                               葱ラーメン 530円

 えっと、明らかに食べ過ぎなんですが、まぁいいでしょう。今日は食うために走ったわけですから。久々の静雨庵のコシのある麺とすっきりした鶏がらスープがとても美味しかったです。こちらも大満足です。

 静雨庵からは素直に江ノ島に戻りましたが、お腹が大満足な分走りはつらかった。うぅ、でもまぁいいのです。今日は食うために走ったわけだから・・・(しつこい)。



 あっ、でも今日は食い中心だったけれども、走れて良かったです。適度にガス抜きできたから。

ブログ概要について

2006年12月13日 | 日常生活
 先日ある友人に「お前のブログはタイトルが暗い」と言われた。そうかなぁと思って話を聞いてみると、どうやらタイトルというよりタイトルの上に小さな文字で書いてあるブログ概要(と言うらしい)のことを言っているようだった。

 湘南の海に程近いアパートの小さな部屋で、きょうも4台の自転車と暮らしている

 というこのブログ概要は、実はRCサクセションの『山のふもとで犬と暮らしている』という曲と、矢野顕子の『湖のふもとで猫と暮らしている』という曲のタイトル&歌詞を真似たものなんだけれども、実は僕もそんなに気に入っているわけではない。なので、たとえば「湘南近辺でポタから山サイからロングライドまでオールラウンドに自転車を楽しむ」とかもっとアクティブな感じが伝わるブログ概要に変えようかなぁなんて自分でも思ったりはしていました。でもいざ別のブログ概要を考えようとすると、これがなかなか良いものが思い浮かばなくて・・・

 アクティブに自転車に乗ることを前面に押し出してしまうとそのせいで「しっかり自転車に乗らなくちゃ」と重荷に感じてしまいそうなのが僕にとってはきつそう。先日の“移り気すぎるお前”というエントリーで書いたように、僕の自転車はかなり気分まかせなのだったりするので。かといって僕の場合はメカや自転車そのものの知識がそんなに深いわけでもないので、それを売りにすることもできない。となると、“自転車と暮らしている”というのがやはり実情にあっているのかなぁなんて結局思ったりしてしてしまうのです。それがちょっとくらい暗かろうと、なんだろうと。

 でも・・・、そうは言ってもやっぱりなんかこのブログ概要はアレですね。確かに自分でもあまり明るくない迫力を感じないでもないです。う~ん、今年いっぱいはこれで通すとしても、そろそろ年も変わることだし来年はもう少し違うものに変えようかなぁ、などと悩んでみたりも。

 ところで全然話は変わりますが、この日(13日)は久し振りにメンズ・デーを利用して“硫黄島からの手紙”を観ました。全然お気楽な映画ではないので、逆にあまり考えすぎるのは良くないだろうと、極力脱力して難しく考えないようスクリーンをぼーっと眺めていました(まぁ疲れてもいたので)。それから映画から帰宅して、何となくここ一ヶ月の出費を確認してみたらなんと自転車関係に9万円くらい使っていてのけぞった。ここでは報告してませんでしたが、フロントサスをヤフオクで落札したりはしていたのだけれども、それでも9万円って・・・。でも確認してみると、冬用のウェアやアイウェアや補修部品などで何だかんだでいつのまにかこれくらい使っているんですよねぇ。まぁ確かに財布のヒモが緩み気味ではあったんですが、やっぱ自転車って結構金がかかるんだなと再認識。趣味だから別にいいんだけれども、出費に見合った満足感がいまひとつないのが気になるところではありますです、ハイ。でもサスを交換したら少しはすっきりするのかな。というわけで、なるべく早くサスを交換することにしよう。

まさにやけくそ

2006年12月12日 | 日常生活
 イェーイ!またしてもエントリーが日付に追いつかなくなっちゃいました!!!

 今回エントリーが滞った理由はいろいろあるのですが(でもたいした理由ではない)、とりあえずまだ集団のお尻は見えている状態なのでなんとか頑張って・・・というか、サポートカーの窓枠につかまってでも集団復帰しちゃおうかと思います。一度完全に千切れちゃうと、僕の場合まず気持ちが萎えちゃうと思うんで。

 今日(14日)はお休みなんで、今日中になんとか復帰できるかな?(←もう時制は気にしてられません) 頑張るぞぉ!それでは、股。