湘南発、六畳一間の自転車生活

自転車とともにある小さな日常

あまり良くない天気にほっとしたり、打ちのめされたり

2012年07月20日 | LeMond
 金土と休み。梅雨は明けたものの心の準備ができていなかったこともあり、優れない天気予報にちょっとほっとしたというか安心したというか。昨夜、久々に少し遠めのボルダリングジムに行ったのも、どうせ翌日休みだし、どうせ天気もあまり良さそうじゃないしと思えたりしたからだった。

 ぐっすり眠って、肌寒い空気のなか、9時少し前の出走。LeMondでいつもの坂へ。

 1本目、驚くくらい心拍数があがらない。いつもは160くらいにはすぐに上がってしまうのに。まぁいい。今日もじっくり上るつもりだから。心拍数だけでなく、動作のほうもかなり緩慢かつぱっとしない感じだったけれども、それでも回数を重ねるうちに体が動くようになってきた。こういうこともあるんだなぁと妙に客観的に思う。



 結局今日は5本。9:18、9:05、8:57、8:51、8:46。まだ頑張れそうだったけれども、あまりやりすぎるよりも「まだいける」くらいでやめておいたほうが、頻度はあげられる気がするので。もっともそれにしても今日くらいの強度であれば、やはりもう1本くらいは頑張ったほうが良かったような気もするけれど・・・。まぁこういった気持ちが「次、また頑張ろう!」という気をおこさせるのだ。かなり苦しい言い分だけれども。

 帰宅後はシャワー浴びて昼食食べてひと休みしてから、映画を観るためにブリヂストン号で上大岡へ向かう。今にも雨が降りだしそうな空だったけれども、昨晩の遅い時間のラーメンが非常に効果的だったようで、練習後にもかかわらず久し振りに体重が60kgを越えていたので、自分にしては珍しく、ちょっとくらいの雨だったらまぁいいかと自転車で行くことにしたのだった。

 走りはじめてすぐに小雨がぽつぽつ。これくらいなら大丈夫とペダルを漕ぐも、鎌倉街道に入ったあたりからかなり雨粒が大きくなる。すでに体はびっしょり濡れはじめている。気温が低いのに短パンTシャツという格好なので、こんな状態で映画観たら絶対に風邪をひくなと心配になったが、そんな心配は無用だった。結局映画館までたどり着かなかったのだから。

 途中何度か雨宿りしながら、上大岡まであと2kmくらいの地点でこれ以上は走りたくないといったくらいの雨になった。何度か雨宿りしたせいで、観たい映画の開始まであとわずか。わずかな希望を持ちつつ震えながら雨がやむのをまったのだけれども、結局雨はやまず、その場所でしばらく持っていた本を読みながら雨宿りを続けた。そして映画の開始時間から40分くらいがたった頃ようやく雨が小降りになった。

 その場所から結局引き返したわけだけれども、すでに冷え切った体が、風を切ることでいっそう冷えて寒くてたまらない。夏山でも低体温症で命を落とすこともあるって最近読んだ山の本に書いてあったなぁとなんとなく思い出したりしながらペダルを漕ぎ、ある場所に避難。そこで熱いシャワーを浴び、冬から置きっぱなしだったらしいありがたすぎるヒートテックを着て、濡れたTシャツをその上からかぶった。そして、やっぱり雨が降りそうなときに自転車は失敗だったと後悔しつつ帰宅。

 帰宅後はたっぷり過ぎるくらいの野菜いっぱいの夕飯を食べ、風邪薬を飲んで早い時間にベッドに入った。