「トレーニングはなにもクライマーの生活を独占するものではない。クライミングにさける時間が短くなっても、強度や密度を増やすことで上達していくことは可能である。ただ、つねに自分自身を超えていくよう努力しなければならない。限界にきてしまったと思っていると実際に行き詰ってしまう」
「真剣にトレーニングをしていれば劇的な結果を生むこともあるけれど、奇跡をもたらすようなトレーニング計画や、上達段階での近道などはないことを知ろう。経験豊富はトップクラスのスポーツマンに聞いてみると、みんな同じ事を言うだろう。劇的な飛躍のためには地道な努力が必要である、と。トレーニングの一般原則は誰にでも当てはまるのである。」
「多くの人は、体力がトレーニングの最中に向上するものと考えている。だがこれは誤りである。体力は、トレーニングを終えて休息をとったときにはじめて向上するのである。これまでさまざまなトレーニング方法について述べてきたが、最後に身体を休ませることの重要性についてふれておきたい。トレーニングの方法には誰でも注意を払うが、回復の方法に注意を払う人は少ないからである」(登山の運動生理学百科)
長時間のレースに出るのであれば、ある程度練習時間も長くしたほうがいいのだとは思う。でも長い時間の練習は避けたい。なので、今まで通りの練習を続けるつもりなのだけれども、焦点や意識は少し変えた方がいいのかもと思ったりも。
先日は強度落として1本増やしてみた・・・
できる範囲のことを、しっかり意識して、集中してやる。地道に積み重ねる。そしてしっかり休んで回復させる。意気込み過ぎると疲れてしまうので、風通し良く、楽しみながら。でもって、やった分の成果が、やった分だけでいいのでしっかり得られるといいのだけど。あとランやボルダリングがクロストレーニングとして役に立ってくれたら、もちろんそれが目的ではないけれども、嬉しい。
あ、ちなみに「登山の運動生理学百科」もとても面白くてためになる本ですね。