湘南発、六畳一間の自転車生活

自転車とともにある小さな日常

ブリヂストン号にて朝ヤビ

2007年08月12日 | 自転車生活
 前の晩にあざみラインを断念したかわりに、この日は再び朝ヤビ。直江津も近づいていることだし、ここは神奈川の自転車乗りの精神的支柱であるヤビツ峠でしっかり鍛えてもらうしかないと思ったのです。

 ところでこの日はブリヂストン号で走ったわけですが、その理由はここ2回の表ヤビツTTをLEMONDで走って悔しいタイムしか出せなかったから。この日も一生懸命走るつもりではいたのですが、ここは少し気分を変えて走るのも悪くないかなと。それから直江津へは今年もブリヂストン号で走ることになるかもしれないので、ブリヂストン号でも少し負荷をかけた走りをしておきたかったのです。

 部屋を6時に出てLEMONDよりも1~2km/h遅いペースでR134~花水川沿いを走り、名古木からは一応いつも通りストップウォッチでタイムを測って上った。ちなみにブリヂストン号でTTをするのはこの日以来。あれからちょうど1年がたったわけだけれども、今回はどれくらいのタイムで上れるだろうか?

 さて上りはじめてみると、フロントトリプルってやっぱり楽です。前回前々回ととくに足がないと感じたからか、軽いギアでの走りがこの日はすごく楽に感じました。レーサーでフロントトリプルって見た目的にちょっと抵抗があるし、あまり軽いギアでばかり走っていると重いギアが踏めなくなってしまいそうで怖いのだけれども、TTのような走りのときでもフロントトリプルのほうがタイムは伸びるかもしれないなんて蓑毛のきつい坂を上りながら少し思いました。

 もっともそうは言っても、たとえばLEMONDにトリプルのチェーンホイールをつけるのは現時点では絶対に避けたいし、コンパクトクランクもなるべく使いたくないとついつい思ってしまったりもするんですが・・・。1台しかレーサーを持ってなかったら迷わずコンパクトを使うと思うのだけれども、2台あるなら1台はツーリング用にワイドギア、もう1台は純・レーサーっぽくノーマルダブルでいいかなって思ってしまうんですよね。

 そんなあれこれを考えながら蓑毛の勾配のきつい坂をクリアして走っていたら、前に見たようなジャージを着た二人のローディが目に入りました。少しずつ距離を縮めていってみるとその二人が着ているのは確かにTeamS.S.Rジャージです。ただその距離だとまだ二人が誰なのかがわからない。なので仲間を見つけた嬉しさに少しスピードをあげて近づいていって確認してみたらなんとK2Kのtetsuさんikedaくんでした。こういうふうに偶然知り合いに会うというのは結構嬉しいもんですね(^^

 「おはよう!」と自分にしてはかなり元気に爽やかに声をかけて二人をパスしてからも、フロントトリプルの恩恵に預かって30×19~23あたりのギアでまわしていきます。そうして8時頃にヤビツ峠着。結局この日のタイムは42分51秒でした。ブリヂストン号でTTをする機会はほとんどないからあまり比較はできないけれども、ここ2回のLEMONDで走ったときのタイムより良かったのが嬉しいながらもちょっぴり複雑だった。ペダルも今日は通常のSPDだったりしたのに。でもまぁ前回前々回よりタイムが良かったのはやっぱり素直に嬉しかったです。最近体力の低下をすごく感じていたけれども、こんな感じでしつこく走っていれば、なかなかロングを走れなくてもある程度体力を維持できるかも、という手ごたえをちょっぴり感じることができました。

 峠の売店の自販機でファンタ・グレープを買って飲みながら待っていると、



 程なくしてやってきました。それまで力強く走っていたikedaくんが構えるカメラを見ていきなり脱力したのがちょっぴり笑えました。



 しかしtetsuさん、スマートだよなぁ。後ろから見ているときは女性かと思ったものなぁ。で、近づいてみたらtetsuさんだったと。男だったと(笑)



 峠で3人で少し話をして、



 水分補給のために護摩屋敷の水場へ。ファンタの350ml缶を飲んだうえにさらに丹沢の湧水をがぶ飲みしてたら二人に「yuzitoさん、飲み過ぎなんじゃないですか?」って言われてしまった。お腹こそたぷたぷにならなかったけれども、確かに飲み過ぎだったかも。でもそのおかげか帰りの水分補給量が少なくてすんで、コーヒー2杯分くらいの水を持ち帰ることができました。

 ここからtetsuさんは裏ヤビツ方面へ。そして僕とikedaくんは表ヤビツへ戻って、浅間山林道を走りました。車の入ってこない林道を横に並んであれこれ話をしながら走るのってすごく楽しいです。お付き合い頂いてありがとうございました。



 途中国道1号との分岐でikedaくんと別れて134号に戻ってきたら、そこかしこでひどい渋滞が。左車線だけまったく車が動かないのでどういうことなのだろう?って思ったら駐車場待ちの車だったんですね。



 ヤビツや菜の花台あたりでは今ひとつすっきりしていなかった空も、湘南の海に戻ってきたらすっかり晴れ渡っていました。



 そして江ノ島の海は“夏”らしくたくさんの人であふれていました。



 暑いのはあまり得意ではないけれども、夏ってやっぱりいいもんですね。