湘南発、六畳一間の自転車生活

自転車とともにある小さな日常

富士の誘惑に負けて125km

2007年03月13日 | 自転車生活
 今日は休みだったので自転車に乗ってきた。

 先日の三浦オフで若い人たちが軽いペダリングで上りをこなしている姿を見て、「これは僕ももっと頑張らないといかんぞ」と感じたので当初はヤビツ~菩提峠を走るつもりだった。鍛錬という意味ではヤビツ~唐沢林道~半原のほうが良いかなとも思ったのだけれども、今日はあまり自転車に時間を費やしたくなかったので4時間あれば余裕で帰って来れるヤビツ~菩提を選んだのだ。



 しかしながら海岸線に出てみるとこの光景。惜しげもなく富士が見事にその白い頂を顕わにしている。そんなわけで、ここでちょっと悩んでしまった。ヤビツであれば菜の花台からこの富士を眺めることになる。菜の花台からの富士ももちろん悪くはないんだけど、やっぱりこの天気なら大観山からの富士が見たいかなと。でも大観山に行ってしまうと休憩込で6時間コースになってしまう。出走も10時半と遅かったし、それだとちょっときついぞ。さてどうしよう・・・と走りながら、



 気づけば結局三枚橋。あぁ・・・、これで夕方の帰還決定だぁ。こんなことになるんだったらもう少し早く部屋を出るんだった。

 もともと鍛錬のつもりだったわけだから、旧道ではTTを。いままでタイムを測って旧道を上ったことは1回しかないけれども、去年9月のそのときのタイムは44分34秒だった。あのときとは走りこんでいる量が(ついでに体重も)全然違うけれども、とりあえずこのタイムを目指して頑張ろう。

 と、そんなことを思って上っていったのだが、やっぱり天下の箱根旧道は甘くなかった。なかなか思うように自転車は進んでいかず、それでも集中力だけは切らさないようにと必死に上ったのだけれども、お玉が池の手前で前回のタイムをオーバーしてしまった。結構頑張ったんだけど、まぁ仕方ない。これからもう少し乗り込んでいけばきっともっと軽く上れるようになるさ。それにタイムなんて関係なく、こういったきつめの体験ってのは何かと役にたつものだから。



 そんなこんなで苦痛の46分31秒から解放後の芦ノ湖。って、おい!タイムは別にいいんだけど、



 富士に雲がかかってしまった。1月も去年の9月もこのパターンで、かれこれ1年近く大観山からの迫力ある富士山を僕は見ていないのだ。だから今日こそはと思ったのに。ガーン!



 あの程度の雲であれば上っているあいだに風で飛ばされるかなと期待をしたのだけれども、



 う~ん、惜しい。あともうひと息なんだけどと、息をゼーゼー吹きかけてみるが(ただの息切れです)、当然雲は流れていかない。まぁ当たり前なんですけどね。



 ところで今日は大観山のドライブイン手前で海を望めるスポットがあるのを発見。これには今までまったく気づかなかった。



 さて、ようやく大観山に到着したのだけれども、



 残念!ほんとにあと一歩なのだけど。多分これはもっと強くなってまた来いということなんだろうなぁと勝手に解釈。もしかしたら30分くらい待てば雲も流れたのかもしれないけれども、そんなことをしたらさらに帰りが遅くなってしまうし、今日は1月のときより風が冷たく感じたのでそれはちょっと無理。そんなわけで、「また来るよ!」と潔く今日はすぐにこの場をあとにした。



 さて、いつも感じるのだけれども、ここから湯河原までの海に吸い込まれていくような開放感のある下りは本当に素晴らしいと思う。





 下りのセンスに僕はあまり自信がないのだけれども、ここは勾配もカーブもそんなにきつくないのでいつも存分に下りの楽しみを味わうことができる。もっとも休日に走ったときは車やバイクがやたら多くてちょっと怖く感じてしまったけれども。



 下りきった湯河原からはいつものように真鶴旧道を走るつもりだったのだけれども、たまたま前にいたロードの背中を見ながら走っていたらいつの間にか有料道路のほうへ入り込んでいた。当初の目的が鍛錬だっただけに少し残念だった。ただそんなことを言ってももちろん引き返すほどの強い気持ちはないので、素直に20円払って有料道路を走らせてもらったわけだけど。

 江ノ島まではずっと向かい風でもうヘロヘロ、へとへとに。ほんとにもっと鍛えなあかんと思った125kmでありました。