その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

暴れ牛

2020-07-21 05:34:47 | 転職

このお堂の中に隠れましたなぁ…

実姉の四十九日…故人の遺志で「樹木葬」として埋葬してきました。しかしねぇ、「樹木葬」とは名ばかりで、いわゆる共同墓地に埋葬したという感が否めない。埋葬料が16万円。嫁に出した以上は我が家の墓に両親と共になどと出過ぎた申し出も出来ず、故人の希望を叶えてやるのが弟としての務めかと何も申し上げませんでしたけれど…。誰にも連絡を取らず家族葬で見送って欲しいとの希望でしたから、それはそれで叶えてあげましたけれど、生き残っている人間にしてみれば、親類縁者への手前もある。埋葬後、今は亡き母親の実家(叔父宅)に久し振りに足を向け、事の顛末を報告して参りました。叔父たちも理解は示してくれましたけれど、心の中ではお悔やみのひとつもとの思いはあったようであります。(これも残された弟の役割でありますよ^^;)
道路改良が進み、母親の実家回りも見違えるような光景に変わっておりましたが、昔からの観音様のお堂が目印として残っておりました。


お斎のお食事会は「密」を避けて…

子どものころ、母親の実家に遊びに行った時のこと、お堂にあるブランコに乗りたくて順番を待っていたのでありますが、残念ながらよそ者の子は乗せてもらえませんでした。が、突然、ブランコが空いて『夢屋少年』が悠々と乗っていると、従姉が血相を変えて私をお堂の中に引き込んだのを今でも憶えております。お堂の格子から見た光景は…黒い大きな『暴れ牛』を大人たちが取り囲んでなだめている。牛は後ろ脚を跳ね上げ、そりゃ~子どもにしたら恐いったらありゃしない。それからですねぇ…牛が恐くなったのは。今でも牛たちが繋がれているというのに間を通り抜けないと目的地に行けないという私にとっては恐い夢を見ますから^^;
「牛は頭の良い動物だから騙してはいけない。」何度も祖母に教えられましたっけ。使役牛として飼われていた牛に、好物のビールをやるから働けと言ってだまし、後から何も与えないと怒って暴れるんですと…今でも信じておりますよ。
あの時は確か姉も居たよなぁ…古い姉弟の思い出話であります(笑)

 

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悲しんでいるあなたを…

2020-07-20 06:21:34 | 転職

真っ赤なトマトは嘘っぱち?

同居猫『でぶ九郎♂』は、また「男磨きの旅」に出て行ってしまいました。前日にノラ猫『トラ次郎♂』の襲撃を受けてチビったのか、マーキングのためか、『第2サティアン本丸』一面に「ウ〇コ」をまき散らし、叱責を受けての旅立ちか…甘えん坊ではあるのだが、彼の存在は傍迷惑な行為が多い。体力を蓄えては旅に出て、痩せて帰って来ては喰らう寝るを繰り返しております。姉猫『シロ♀』が安心して眠れるのも『でぶ九郎♂』の不在によるところが大きいような気がします。初めの内こそ心配しておりましたが、一週間ほどすれば必ずお腹を減らして帰ってくるので、もう慣れっこになってしまいましたよ^^;
世話を焼く『シロ♀』の寝顔を見ながら、一か月半前に亡くなった姉を思い出す。今日は彼女の四十九日であり、彼女の遺言に基づいて「樹木葬」として埋葬して参ります。


「もう十分だからやりたいことをやれ。」

今は亡き我が親父は、彼女にそんな遺言を残していたらしい。「ヤツは無理を重ねるから見守ってくれ。」ということだったらしいのだが、見守りきる前にサッサと他界してしまい、私もまた何の成果も報告できないまま彼女を見送ってしまう結果となってしまいました。やりたいこと…何とか「カノコガ」の卵を採卵し、孵化してから二週間…体長1㎝のところまで飼育できましたけれど、果たして今年の課題である羽化まで飼育出来るのだろうか?発生消長からすると8月下旬には蛹化するはずなんですけれどねぇ^^;
こんな世の為人の為にもならないことが、本当にやりたいことだったのかというと、やや疑問の残るところではありますが、研究成果を上げるための一過程であると信じて取り組んでおります。朝早い出発なものですから、長男『ポン太郎君』には早朝の収穫作業を命じ、農場長も直売所に出品する果菜類の収穫を済ませようとしております。供花に青いリンドウの花を加えてもらいましたが、リンドウには「悲しんでいるあなたを愛する。」という花言葉もあるようで、既に涙も出ない見送りではありますが、弟は何とかやっているよと報告だけはしてきますよ^^;

 

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根腐れ心中

2020-07-19 06:56:29 | 転職

ビニールハウスの天幕を張り替えました!

農業に従事してみて何度やってもはね返されることがある。そのひとつが雨除けビニールハウスの天幕…風を遮るものがない圃場では、春から強烈な西風に煽られて、もう何度もハウスの天幕ビニールが破られている…ビニールを固定具でしっかり固定して、マイカー線で固定してetc.今年は大丈夫と思っていたら、風の吹き抜け場所となっている『第4ハウス』の天幕が早々に破られてしまいました。間口6m奥行20mのハウスの天幕を交換するのに約3万円強。一本30円のきゅうりを日々売っても1,000本以上のお値段でありますから、張替え交換も容易ではありませんよ^^;
田んぼでお世話になってる『清二さん』にポリ性の丈夫な天幕があることを教えていただき、早速農業資材店に確認に行くと、0.1mmの資材ならビニールと同じ程度のお値段…しかし、何度も風でやられていますのでね、今回は0.15mmの素材をチョイスしてみましたけれど、何とお値段7万円!!!それでも4年間は張りっぱなしO.K.(雪害には注意が必要ですけれど…。)清水の舞台から飛び降りる気分で買った!


サルは決して滑らない「サルスベリ」^^;

今回は、新型コロナウイルス感染症の地域振興策として山形県高畠町が発行した「プレミアム付き地域振興券」を活用させていただきまして、5万円分の商品券で7万円分のお買い物…整理券を入手するために、オッカーを動員したところ、早朝に出掛けたにも関わらず350番台の順番だったとか。「貴女の大事な息子の収入アップにつながる資材であります。この際、思い切って導入し収入の安定化を図りましょう!」ペテン師『夢屋農場長』は、嘘をウソで塗り固め、「息子のため」という殺し文句を使って動員に成功いたしました。(だって、オラ並びたくないもの^^;)
ということで、今年4月に風で破られた天幕を再興復旧。長男『ポン太郎君』とエッチらホッチら交換していたら、友人『ノロ社長』も手伝ってくれましたよ。やっぱりこういう作業は頭数でありますなぁ…。これで今年から始める「抑制きゅうり」の栽培場所が確保できました。折からの長雨で、夏秋キュウリ圃場は根腐れ症状がポツポツと見られ始めております。ここで病気が蔓延すれば万事休すでありますからねぇ…安定した所得確保のための『二枚腰』。必ず裏保証を確保しておく『夢屋農場長』は、ペテン師か策士か…結果はこれからでありますよ(笑)

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2020夏…冷害?

2020-07-18 06:11:55 | 転職

『半三郎くん』男前じゃないか^^;

友人『ノロ社長』の良き相棒『半三郎くん』が床屋さんに行ってきた。題して『2020夏カット』スッキリシャッキリ料金4,500円…安い! がしか~し、『おやじぃ』も『ノロ社長』も常に1,000円カットである。まぁ、元々自称「男前」の二人は、特にお金を掛けなくても、その男振りに変わりはないのでありますよ^^;
短くカットされた毛並みに夏を感じるのでありますが、長雨による日照不足で冷夏を思わせる陽気であり、『夢屋農園』の主力作物である「夏秋きゅうり」は細くなり、極端に収量が落ちております。通常の年であれば、夏休みが始まり「きゅうり」の需要が減ると一気に価格が下落するのでありますが、今年は夏休みも新型コロナウイルス感染症の影響で短縮化…「こりゃ~イケるかも」との思惑とは裏腹に、集荷不足は価格の上昇という形で表れておりますよ。7月後半まで低温傾向が続くと、イネの減数分裂(穂ばらみ期)に悪影響を及ぼす…観光産業、外食産業の低迷でお米の在庫が増えているとのことですが、不作と価格低下のダブルパンチに見舞われる可能性も出てきましたよ。


ドローンで空撮に挑戦…と言いたいところですが

親類宅の屋根が傷んで補修中。4階建てに匹敵する高さ(足場)から、昨年から無償でお借りしている畑を撮影してみました。排水の効かない畑なので、中耕除草しながら高畝にして対応しようと考えたところまでは合格ですが、高畝にする前に雨で畑に入ることが出来ません。お隣りの『夢屋農園』は、水盤を想定して、初めから高畝で作付けしておりますが、それでも通路はズブズブです。収穫作業でも足が取られてしまうような状態であり、そろそろ根腐れが心配されます。「夏秋きゅうり」には病斑も出始め、昨日は雨の合間に殺菌剤と酸素供給剤を散布してみましたが、さてどうなることやら?
そんな悪条件が続いておりますが、久し振りに元上司宅に近況報告に出掛けました。年賀状に「無駄な年齢を重ねてしまった。」などと言う弱気な書き込みがあり、気にはなっていたのですが、生活費稼ぎに忙殺されて挨拶にさえ行けない状態…長男『ポン太郎君』も自信を深め、ようやく「きゅうり」を任せられるような雰囲気になりましたので、自慢のきゅうりを手土産に顔を見せに行って参りました。愚にもつかない報告でありましたけれど、何とか軌道に乗りつつある経営状況の報告に一緒に喜んでくれておりましたけれど…。
気象条件だけは、人の手では如何ともし難いが、気象条件に対応した栽培技術や『二枚腰』の手は準備しております。さぁ、果たして『2020夏』はどんな結果になることやら…。

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ねっきあて(中干し作業)

2020-07-17 05:00:43 | 転職

オツネントンボの『おつねさん』も雨宿り

「Go To Travel」なんてキャンペーンを張らなくても、オラほの田んぼに大量発生した「アキアカネ」はコロナウイルス感染症なんて関係ないから、さっさと山の避暑地に出掛けております。田んぼに残ったのは出不精の「オツネントンボ」と今朝は珍しく「シオカラトンボ」のご夫妻が新婚旅行を楽しんでおりました。まだ、反応の鈍い(成長の遅い)アキアカネがポツリぽつりと羽化しておりますけれど、オッサンも早々待ってもいられない。例年であれば7月7日前後には行う『ねっきあて(熱気当て?)』一株当たり、20前後の茎数が揃えば、あとは無効な「分げつ(新芽の分化)」を防ぐために一旦湿田をカラカラに干し上げます。水抜きの効果を上げるために、田んぼに何本か(我が家の田んぼは未整理地の小さな一枚割りなので縦に3本横に2本)の溝を切っていきます。


「中干し」の効果に足腰の鍛錬を加えてくれ~^^;

昔は軽く干し上げてから、溝を切る場所を足の踵で踏みつけながら後退し、仮の溝を作り、両手で溝を掘っていたものである。小学生の私には、伸びかかったイネの葉先が目に入ったり、二の腕がチクチクと刺されたりと決して楽な作業ではなかったし、一日中田んぼを踏みしめていると踵が痛くなったものであります。
いつの頃からかエンジン付きの溝切り機が登場し、今では乗用の溝切り機『田面ライダー』(絶対、仮面ライダーのパクリだよな^^;)なるものが登場し、楽になりましたよ。この作業が終われば「田植え長靴」とはオサラバであります。(田んぼの中に入る必要が無くなります。)あとは一週間ほど干し上げて、田んぼ作業は折り返し…残るは、いもち病、紋枯れ病の発生に気を配り、最大の難敵カメムシの防除に気を配れば秋の豊作は間違いない!一年が終わるという流れですけれどねぇ…。
親父から引き継いだ条件の悪い未整理地に、もう作業する親父やお袋の姿はない。いつの日か私も消え去ってしまうのだろうけれど、トンボやカエルは営みを続けるんだろうなぁなんて感慨にふけっておりますよ…それにしても膝が痛てぇ~(笑)

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Go To 医療崩壊

2020-07-16 06:55:26 | 転職

『ゴミムシダマシ』も大雨避難中なのに…

経済回復優先…「経済」とは「経世済民」の短縮された言葉で「世の中をよく治めて人々を苦しみから救うこと」をいう。確かに今回のコロナウイルス感染症の影響は観光業界に大きな打撃を与えていることは容易に想像できるのであるが、「政治力」という強権が、この国を危険な方向に大きく舵取りしているように思えて仕方がないのは私だけだろうか?本来「政治力」とは、前例踏襲主義で中々進まない官僚政策を、その効果をおもんばかって強力に進めることと理解するのだが、一部の利権獲得のために、国民をさらなる苦境に貶めることと理解するように努めなければならないのかも知れない。多くの知事や医療専門家が疑問視する意見を表明する中、強引に「Go To キャンペーン」を進めるというのだから、これもまた誰ひとり「責任」を取らないというこの国の「政治力」のひとつと大人の私は理解することにしよう(笑)

梅雨空の合間に『とうちゃん』は頑張っていた^^;

今では田舎でも珍しくなった「茅葺屋根」…屋根葺き職人も高齢化し少なくなって、古民家でもトタン葺き屋根に包み変える家もあるのですが、「とうちゃん」が頑張っておりましたよ^^;
「とうちゃん!日当なんぼやぁ~?」 「安くて2万円。」
「とうちゃん!今、茅一把なんぼやぁ~?」 「10把で2,000円。」
「とうちゃん!今は誰も茅刈りして準備しねべはぁ~?どっからやぁ?」
「オレがぁ~?オレは川西の洲島(隣町)だぁ~。」
雨で暇な『おやじぃ』の興味本位の質問に『とうちゃん』は嫌がらずに応えてくれた…あとは、茅数量と日数を聞き取れば「税務調査」は完了であります^^;
この屋根は「平葺き」であって、神社仏閣の複雑な屋根の修復とは違い、それが出来る人は恐らく山形県内には存在しないはずでありますよ。
さて、友人『ノロ社長』は、静岡までの1,400㎞を走り切り、疲れ果てて朝まで寝落ちしてしまっていたのだが、午後から要望していた『おっぱいパイ』の試作品を作ってくれた^^; 彼女さんにこのブログをチェックされるといけないので、『とうちゃん』の作業風景の下に小さくUpすることにしました^^; これからはダイレクトな表現ではなく高尚に「たらちねパイ」と呼ぶことにしよう。世の中を嘆いているのか遊んでいるのか…『夢屋農場長』の住む世界は静穏無事でありますけれどねぇ(笑)

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食品偽装じゃない?

2020-07-15 03:49:42 | 転職

夏野菜を使ったパスタ…?

豪雨災害に被災された方々を思えば、まだまだ軽微ではありますが、畑はズブズブ、きゅうりにも病斑が現れ始めております。根腐れや病気の蔓延が心配され、雨の合間を縫って防除する必要があるようです。植物の病気は残念ながら治すことはできません…外科的治療で病斑葉を取り去るか、殺菌剤で蔓延を抑えるか、植物の自己防御反応(褐変壊死)に頼るしかないのですから…。
さて、今年初めて植えてみたズッキーニは、『夢屋農場長』の晩酌用のイタリアン風パスタに使ってみました。ちょっと待ったぁ~!2020年5月より「改正食品表示法」の経過措置が終わり、正しい表示でお知らせしなければいけない。どこが「イタリア」なんですか?「パスタ」とはイタリア語でペンネ、マカロニ、スパゲッティetc.の総称であり、使っているのは中華麺でしょう!正しく表示するなら「夏野菜(ナスとトマトとズッキーニ)を使った焼きそばトマトケチャップ和え」である。消費者の健康と適切な商品選択を促進するためには、面倒くさい法律であります^^;


ふっふっふ、違いが分かるかな?

直売所への出品とは言え、商品の量目や包装方法、価格帯の決定は重要であり、ご近所のスーパーの状況がとても参考になる。「え~!この梵天丸が500円!!!」農場長はワザと直売所で声を上げてみた。すると思ったとおり「梵天丸は皮が硬くて、薄皮丸茄子に比べて1ランク下だよねぇ。この人、強気だねぇ^^;」と野菜市況に詳しそうな生産者のオバちゃんが喰いついてくれましたよ^^;
「薄皮丸茄子」が地元市場で1㎏当たり700円前後で取引されているという情報は得ております。ならばご近所のスーパーでは…500gで580円。日照不足と低温による不作で山形では定番の漬け茄子が高値で取引されております。しかしである…その隣りに「薄皮丸茄子」とシールの貼ってある「梵天丸」が480円で売られているではありませんか?山形では大手のスーパーであり、野菜売り場担当者に「これ明らかに梵天丸ですよねぇ?」と尋ねてみました。「昨日、市場から仕入れたものですから…。」と担当者。「あのねぇ、梵天丸は仙台長茄子との交配種だから、隣りの薄皮丸茄子とは見た目からして全然違うでしょう。それに薄皮丸茄子のシールを貼って売るなんて…。」「うちでパッキングした物ではないので市場に問い合わせてみます。」(担当者)ですと…市場関係者が「薄皮丸茄子」と「梵天丸」の違いが分からないとも思えないのでありまして、箱詰め納品された「梵天丸」を「薄皮丸茄子」のシールを貼ってリパックしたとしか思えない。少々悪意を感じるのでありますが…「改正食品表示法」は零細な生産者にも大きな影響を与えております。何てことはない野菜の場合は「品名:茄子」「産地:山形県」とだけ表示すれば良いのですが、山形名産のさくらんぼ「佐藤錦」が実は「ナポレオン」だったなら、消費者は騙されたと思うでしょう?価格が安い「茄子」とて同じですよ^^;

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Go To キャンペーン

2020-07-14 05:24:33 | 転職

大人しく寝てた方が良いと思うけれど…

友人『ノロ社長』は朝、喜々としていた。久し振りに仕事の依頼があり、静岡までトラックを走らせるという…だから今夜の晩酌はないよとのことである^^;
長女『有季菜先生』は、バイト先からの携帯連絡を待ち続け、「ようやく内職仕事が入ったから会社に来てくれ。」との連絡に声を弾ませている。「内職仕事なら『夢屋農園』の茄子のヘタ取り作業がありますけれど…加工茄子は1㎏当たり80円だから、せいぜい払えても成果主義で㎏当たり40円ですがよろしければ。」と農場長の声掛けにも応じそうな勢いであります。とにかく地方の業界は仕事が無いのである。(『夢屋農園』は最盛期を迎えようとしているきゅうりの収穫で朝から晩まで働いておりますけれどね。さらに農場長の場合は、友人『トシパン』から紹介された農業団体の経理事務のアルバイト収入で、農園経営も安定化して来ております…一芸さえ持っているとこういうもんさ^^;)長男『ポン太郎君』も農場長のハッパに発奮し、自主的に7時には出勤し、収穫作業を終えるとパートのオバちゃん(我が家のオッカー)をこき使っております。これで農場長も農園の他の作物に手が掛けられる…ようやく回り始めましたよ。


ペポカボチャの一種…花サラダを試してみよう^^;

国内経済の低迷を好況の中国を主に東南アジアからの「インバウンド」で打開しようなんていう一時しのぎの政策を推し進めてきたから、新型コロナウイルス感染症一発で地方は疲弊してしまう。熊本県を中心とする豪雨災害に4,000億円の災害復旧予算と予備費を充用すると表明してくれた安倍総理でありますが、結局のところ大きな復旧工事は大手ゼネコンが受注し、下請けに低額で丸投げされるだけである。こんなことをもう何度繰り返すのだろうか…それでも地方はお金が地元に落ちたと喜ばなければならないのだろうか?すべてが将来(孫子の代)へのツケ回しであるというのに…。未来を担う子どもたちが、将来、粥をすすることになっても、今の白米を求め続けるんですかねぇ…結局、誰も責任を取らない国なのである。
「Go Toキャンペーン」経済の低迷にシビレを切らして、また甘い果実に手を伸ばそうとする。人も物も金も『病気』も東京一極集中でよろしいんじゃないですかねぇ。(⇐失礼、言い過ぎである!)足腰を強化する地道な施策が必要な時であり、零細な『夢屋農園』の方が、将来を考えていると思いますけれど(笑)

 

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新しい生活様式

2020-07-13 05:36:36 | 転職

「直会(なおらい)」も各自自宅で^^;

新型コロナウイルス感染症の影響は神事にまで及ぶ…集落で守り続けている神社もイベント(簡易なカラオケと生ビールの振舞いでありますけれど)が無いと誰もやって来ない。神様もまた新型ウイルスには勝てないようであります^^;
実姉の葬儀は、個人の希望もあって家族葬。農場長は喪明けしていない身であるから神事には参加しませんけれど、例大祭のお手伝いだけはしませんとねぇ。御祈祷も「密」を避けるとの意味合いから拝殿に上がるのは、神職、崇敬者、氏子総代、区長の4名のみ。後の役員は拝殿の外で礼拝でありますよ。農場長はその間、「直会」の準備でありますが、本来は神にお供えされた「神饌御酒(しんせんみき)」を神様と戴くことでありますが、これまた集団での会食を避けるとの意図から仕出し折箱を包んでお客人にお渡しする係…昼酒を飲まなくて済むからありがたいばかりですけれど^^;
小さな集落の小さなお祭りでありますが、酒屋は生ビールの需要が無くなり、仕出し屋は法要の注文が無くなり、電器店でさえカラオケ機材のリース料が入らないという地域経済の低迷であります…坊主さえ、法要が取り止めになり『上がり』が減っているそうでありますから^^;
「こうしてみると影響を受けていないのは百姓だけか?」との発言に「いやいや、学校給食の停止で少なからず影響は出ている。」と答える農場長であります。


忙しさを理由に放置しておりますが…

さて、自由研究素材の「カノコガ」が孵化して6日目。余計な雑菌を持ち込まないように幼虫には直接触れず、取り敢えず百均のアイスクリームカップと飼育容器に分散させて、これまた「密」を避けております^^; 放置気味ではありますが、何とか5㎜程度まで成長しておりました。食草はシロツメクサで間違いないようであります。(既に研究確認している方がいるのだから今さらというところではありますけれどね^^;)野菜の収穫納品で忙しいけれど、こんな雑な飼い方でも何とか生きながらえていてくれるところが逞しくてありがたい。
キュウリ部長兼長男『ポン太郎君』も農場長のハッパが効いて、早朝から収穫作業に取り組んでおりますよ。こうなると農場長もうかうかしていられないのでありまして、直売所から特命で茄子のご注文をいただきました。漬け茄子とは言え、サイズなど吟味して出荷している成果であると内心喜んでおります。
夕刻、高校時代の同級生『サダやん』がふらりとやって来て、酪農家のため池に湧いた幼虫を同定してくれとのこと。彼は獣医師の資格を持ちながら、適正が向いていないとサッサと飼料屋に勤め、酪農家の相談を受けている…まったくドブ臭い得体の知れない緑色の水を持ち込んで来てくれた。(⇐嫌味である^^;)
「実体顕微鏡で見たところ、多数の卵とともにウジが…アブの幼虫のようだが。」
「人間に影響はないよな!」(サダやん)
「衛生害虫ではあるな。大体、こんなため池にしていることの方が近隣苦情の原因になるわなぁ^^;」と夢屋農場長。「密」を避けるのも重要だけれど、田舎では酪農家の衛生環境にも注意しないとねぇ…まだまだ、昨今の環境認識が薄い業界でありますよ^^;

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『ごっつぉさま』(ごちそうさま)

2020-07-12 06:21:20 | 転職

幟も立てず、神主も来ない(笑)

『奥津島神社(弁財天)』の例大祭…集落の若衆たちが継承し、しめ縄の奉納から祭祀に至るまで『士若連』が取り仕切っておりました。「若連」に「士」が入るのは、武士の末裔であるというこだわりでありますかねぇ。(武士と言っても米沢藩の足軽屋敷であり、我が家は山形県東根市からの新参者でありますけれど^^;)半農半士は、米沢藩の窮状を救うために、城下を離れ、刀を鍬に持ち替えて荒野を開墾し、『いざ鎌倉』の際には、主君の元に駆け付けましょうという『米沢武士』の心意気といったものでありましょう。黒井半四郎という武士が、指導、構築した「黒井堰」は、今でも我が在所の田んぼを潤しております。そんな家臣団が護り続けた「お弁天さま」も新型コロナウイルス感染症には勝てず、前夜祭のイベントは中止、その結果、参拝者は2名という体たらくでありますよ(笑)


アタシャ忌中の身でありますから参拝できない^^;

士若の伝統は『一重』…各家庭からつまみを一品重箱で持ち寄って、ひと晩呑み明かしたものであり、昨今はオードブルなど贅を尽くしておりましたが、イベントも無いとなるとオッカー連も晩飯の手配さえしていない…役員用にキュウリと「薄皮丸茄子」の漬物をお届けし、味噌、辛子味噌で公民館で待機する私。喪明けしていないので、鳥居はくぐらず、参拝もせず、一役員としての役目だけは果たさせていただきました。何かなぁ…我が親父のように口うるさい『おやじぃ』になってしまいましたよ^^;
「前夜祭」は、地酒を回し飲みし、二日酔いの頭で翌日の例大祭に臨んだものでありますが、宗教色も薄れ、神主さえ前夜祭はイベントの無事を祈願するものであるから御祈祷には来ませんという始末…畏敬の念をもって護り続けた我が在所の「お弁天様」も新型コロナウイルスには勝てないようであります。お蔭さまで公民館の冷蔵庫のビールは無事完飲させていただきました。『ごっつぉさま(ごちそうさま)』でした(笑)

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