その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

夢屋工房(ふく・し)

2012-07-11 12:12:43 | 夢屋工房

7月10日は「納豆の日」なのだそうです^^;
平日ではありますが、本日は『夢屋国王』のご母堂様『花ちゃん』の要介護認定審査の日…朝から出稼ぎを休んで、基本調査に立ち会って来たのであります。誰しもが一度は通らなければならない道…老化は、お金持ちも貧乏人にも関係なく訪れるのであって、認知症になったことを隠していてもしかたないのであります。『花ちゃん』の場合は脳萎縮が進んでいる状態であり、今後も悪化することはあっても回復するなどということは望めないのであります。
介護保険制度では、寝たきりや痴呆症状により介護が必要になった場合、介護サービスが受けられるのでありますが、その介護サービスを受けるためには、要介護の状態がどの程度の状態にあるか判定を受けなければならないのであります。家事サービスの支援で日常生活が送れる「要支援」と常時介護を必要とする「要介護1」から「要介護5」までの6段階が設定されており、その介護度によって受けられるサービスの時間や自己負担額が変わって来るのであります。
『花ちゃん』の場合は「要介護5」…寝たきり、寝かせきりでは無いのでありますが、排泄のための介助や歩行のための介助、食事介助など、ほぼ寝ている時以外は、常時見守りが必要なのであります。ここ一年の内に『花ちゃん』は、息子である『夢屋国王』の事さえ認識出来ない状態になっており、食事を摂るという行為(意欲)さえも消失しかかっております。こんな状態であったとしても、ケアプランを作成し、今後一年の介護をお願いすることになるのですが、息子にしてみれば、「生きて呼吸をしているだけという『花ちゃん』に今後どうあって欲しいですか?」などとケアマネージャーに聞かれたとしても、「残された機能と命を平穏に暮らさせてください。」と答えるしかないのであります。


 夢屋水田にいたガムシ(牙虫)です^^;

老人福祉予算はパンク寸前…団塊の世代が一気に高齢化し、それを支える生産年齢人口(15歳から64歳まで)が年々減少していく。したがって、安心して老後を暮らすためには、野田首相が述べるように「消費税率のUp」以外、手立てがないのであります。税金などと言うものは、安いに越したことは無いのでありまして、今、仮に総選挙をしたとすれば与党は大敗するでしょう。しかし、いわゆる野党に消費税率を上げなくても高齢化社会を乗り切るだけの対案があるのでありましょうか?
熊しか歩かないような高速道路や人の乗らない新幹線を強引に地方に造る…土建屋施策とは、そろそろ決別し、社会保障といったソフト事業を真剣に考える時期に至っているのであります。「消費税率を上げないことがマニフェストである。」…結構々々、甘い言葉を発して「自分だけは消費税の引き上げに反対しました。だから、私は国民目線の国会議員なのであります。」なんて勝手な立候補者がいたとしたら、真っ先に落選させてやりたいものだとも考える。当然、公務員の利権や無駄な公共事業は止めさせなければならない。一方では、応分の負担がなければ日本と言う国家は立ち行かなくなることは明白だと思うのであります。
『夢屋国王』は、福祉について考察してみようと思うのでありました。(今日も脳ミソが、アルコールの海を漂っているのであります。)

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夢屋工房(あれ・れ)

2012-07-10 20:06:19 | 夢屋工房

『夢屋国王』は、昨夜も飲んでしまいました^^;
確かに缶ビールは毎晩飲んでおりますから、「飲みました」と言う時は、今現在も脳みそが酒の海を漂っている状態であることを指しております。本日は、お袋の介護認定審査の日…出稼ぎはお休みにしましたので、それを良い事にかなり飲んだようであります。
酔っ払いの言い訳…
その1:オッカーには電話をしました。しかし、夕方、その電話にオッカーは出ませんでした。
その2:部下たちと飲んでいるのに、オッカーに飲んで帰るコールなど出来ません。
その3:再来週に旧知の結婚を祝う会を予定し、会場手配のためスナックに寄りました。
その4:一次会で飲んで、二次会場でロックを煽り、どうして帰ったか覚えておりません。
その後:恐らくオッカーの顔を本日まともに見ることが出来ません(いつものこと^^;)

酔っ払いなどと言う者は、大概こんなものであります。
介護保険制度は2000年4月に始まった制度でありますが、40歳以上の人々が被保険者として加入しているにも係わらず、その利用の仕方を良く知らない。我が家の場合もお袋に認知症状が出始めて、社会福祉協議会が行っている「にこにこデイサービス」(介護保険適用外)がスタートでありました。彼女は社交的なので「託老所」としてではなくレクリェーションの一環として月2回ほど利用していたのでありますが、一度、粗相をしたことで様相が一変してしまいました。「当方では、今後受け入れられません…。」
それでは、私はどうすれば良いの…誰も教えてくれません。兎にも角にも、困った時は市町村の福祉事務所や福祉課で話を聞くのが一番なのでありますが、福祉の手を借りるという劣等感や福祉の相談窓口の会話が、利用者に上手く伝わらないのでありまして、「要介護認定」を受けるべく認定調査のために、主治医を定め、調査員との日程調整をし、本人と家族を交えて認定調査となる訳でありますが、これがまた良く分からない…何せ調査を受ける本人は、まだまだ正常であると思っているし、家族は少しでも介護が必要であることを訴える。
「あんた、神様かい?」
「あたしゃ、神様だよぉ~!」
カトちゃんケンちゃんの軽妙な遣り取りのように、軽い痴呆症の認定は、家族も調査員も必死なのであります。
何たって、調査の日に限って、本人は初対面の人と会話することに緊張するのか、通常、問題行動を起すことを隠そうとするし、生年月日さえ忘れ掛けているのに、調査の日には、スッキリしゃっきりお話できるのですから…^^;
これって、ネタになるなぁ…アルコールの海に漂う脳ミソも、少し回復の兆しが見えて来ました。よし、介護保険について考えてみよう^^;

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夢屋工房(まつ・る)

2012-07-09 12:08:58 | 夢屋工房

神仏をも畏れぬ所業…「神や仏の存在を信じますか?」と問われれば、その存在を信じている訳でもない。しかし、神罰仏罰は怖いのであります^^;
昨日は我が在所の鎮守「奥津島神社(弁天様)」の例大祭でありまして、生産組合長の代理として祭礼に出席して参りました。祝詞の奏上に礼拝…しっかり30分ほど正座しておりました。(子どもの頃から、先生に罰として正座させられて来たものだから、少々の時間、正座させられても痺れて動けないということが無いのであります^^;)
江戸時代(天明年間)の創業である後藤酒造店…一説では、美味い酒造りが出来なくて弁天様に願を掛け、大願成就の際には清酒一斗とニシン一束を御礼にお供えすると約束したところ、その年の酒が美味く仕上がり、それ以来清酒とニシンは例大祭には付き物だったと言うのでありますが…今年の社長は、酒一升と麹ドリンクなる飲み物しか手にしていない。これは久し振りに酒飲みのネタにできると思っておりますと、社長は開口一番「今年は、久し振りに清酒品評会で金賞を受賞しました。まず、この酒を味わってください。」とのこと。兵庫県産山田錦を使った「酒中楽康」…一升3万円のお酒であります^^;
吟醸酒を造る際には、米を精米し65%ほど削り落とす…米100俵(仕入れ価格一俵30,000円相当)の米が35俵にしかならない計算であります。日本酒にしてはフルーティな味わい…日常生活では、そうそうゴチになれない逸品でありました。

本日は、悪友たちと『ニンニク収穫祭』の予定でありますから、直会(なおらい…神酒を頂き、食事をすること)を早々に退席し(立派りっぱ^^;)友人『ノロ君』と昼早々に宴会の準備をする…缶ビールをひと缶空けて炭を熾し、『イチオ』や『貧乏父さん』がやって来たところまでは覚えているのでありますが、酔いつぶれて『第2サティアン』で3時間ほど寝てしまっておりました。
突然、「ニンニクには牛刺し…牛刺しが食えない今は、馬刺しだぁ!」と叫び、長女『有季菜先生』の運転で馬刺しを買いに…残念ながらお店は閉まっておりました^^;仕方が無いので、トコロテンとクジラ(皮?)を買い求め2次会場の『第1サティアン』に…さらに、ビールをひと缶…最後は白石温麺で締めて、ひと晩ぐっすり眠って今を迎えております。
あぁ、何と能天気な一日でありましょう。珍しく『第2サティアン』にやって来たマメコガネが笑っておりますよ^^;

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夢屋工房(たな・ぼた)

2012-07-08 13:13:06 | 夢屋工房

「血液サ~ラさら~♪私が売ったぁ~♪」手首に付けるだけで、血液がサラサラになるというブレスレッド…某国営放送NHKの、ためして・・・。インパクトの強い謳い文句で、騙された被害者は全国で約8,000名、20億円の売上(被害額)だったそうであります。
いえいえ、今夜は「七夕」の夜…織姫(こと座のベガ)と彦星(わし座のアルタイル)夫妻が、一年に一度だけ天の川を渡って逢瀬を許された夜…短冊に願い事を書いて笹の葉に結び付け、川に流さなければいけません。(今では、不法投棄と勘違いされるかもしれませんので、決して川に物を流してはいけません^^;)
短冊に願い事を書く。純真な『夢屋少年』は、一体何を書いたのでありましょうか?血液も根性もドロドロの『夢屋オヤジ』には、遠い昔の話で思い出すことが出来ません。しかし、今ならきっと「私も彦星のように、一年に一度だけオッカーに逢えれば充分です!!!」と、本気とも本気ともとれる願い事(願望)を書くに違いありません。まぁ、その内、逢いたくても逢えなくなるお年頃になるはずでありますから、わざわざ願い事として書く必要もありませんけどね^^;
七夕前日に降る雨を「洗車雨」、七夕に降る雨を「催涙雨」と呼ぶらしいのでありますが、一年に一度の逢瀬に、いそいそと彦星が牛車を洗う水であり、逢瀬の後の別れを嘆く涙雨なのだそうであります。『夢屋国王』の場合は感涙雨^^;

何故、ここまで雨にこだわるかと言いますと、やはり我が在所「奥津島神社(弁天様)」の例大祭(前夜祭)は雨でありました。五穀豊穣をもたらす恵みの雨ではありますが、イベントには不向きな雨であります。しとしとと降る雨ならともかく、今まで天に貯まっていた水が一気に溢れ出したかのような雨…ここまで降れば、諦めもつくというものであります。
さて、雨とともに草が伸び、田んぼ回りの草の葉先にイナゴが出て参りました。不完全変態の彼らは、一丁前に幼虫時代から、バッタの形をしております。彼らにしてみれば、実に美味しい餌が豊富な時期であります。ひと雨ごとに
伸びるイネを食べながら、9月末には丸々と太った大人のイナゴに変容する訳でありますが、昨年は、福島の原発事故の影響でイナゴを獲る人がいなかったとか…イナゴにしてみれば恵みの事故と言えるのでありましょうか?
飛んで火に入る夏の虫…七夕さま願い事が叶うようにお祈りする『夢屋国王』にたなぼたの幸運など起こり得るはずもなく、明日こそは伸び切った庭の草刈りをしなければならないと思う庭師『夢屋国王』でありましたとさ^^;

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夢屋工房(きん・えん)

2012-07-07 21:25:05 | 夢屋工房

オリンポス十二神の一柱、豊穣の神「デメテル」…ギリシャ神話の世界では、地獄の果実であるザクロを彼女の娘が食べてしまったことから、四季が生まれたという話もあるほどであります。一方、我が在所の「弁財天」この週末に例大祭を迎えますが、昔から『濡れ弁天』として有名な神様であります^^;
古くは上杉藩の流れをくむ由緒正しき「弁財天」なので、集落の若い衆が護って来ましたが、若者の考え方や親達の甘さもあって、今では祭典を集落の人々で支えるようになりました。今朝も分厚い雨雲から雨が落ちてきているにも係わらず、祭典用の旗竿を立てなければなりません。「辯才(言語・才能)」「辨財(財をおさめる)」と表記され、当用漢字の制定により「辯」も「辨」も「弁」という漢字が当てられるようになったことから「弁財天」…信心すれば、お金が貯まるなどと言われて来ましたが、我が家の暮らしは一向に楽にならないのであります。むしろ、サンスクリット語を起源とする「弁才天」…口達者、芸達者であれば『夢屋国王』にも心当たりが無い訳でもないのであります^^;

さて、手術を控えている友人『ノロ君』は、禁煙を命じられたのであります。酒が良くて煙草が悪いなどと言う医者は、自分自身が呑兵衛なのだろうと陰口を叩いておりましたが、オッカーに確かめてみると、喫煙者は全身麻酔の際に気管挿管すると痰がからんで苦しまなければならないらしい…リスク回避には禁煙は必要なのだと言うのであります。30年以上毎日40本の煙草を吸い続けて来た彼に、禁煙を勧める喫煙者(国王)は酷な役回りである。一昨日は訪問を遠慮し、昨夜は缶ビールを持参して『第1サティアン』を訪問したのであります。
しかし、彼はまだ命が惜しいらしく(^^;)既に1日半の禁煙を実行しておりました。晩酌に持ち込んだビールを飲みながら「煙草を吸っても良い」と進めてくれる彼を前にして、『夢屋国王』が吸える訳も無いのでありまして、取り敢えず禁煙をすることにしました。(彼の前ではという意味で…)夕方7時にもう寝るという彼の冷蔵庫に残りの缶ビールを補給し、「夜中に目覚めたら飲んで、また寝ろ!」と勧め、帰宅する国王であります。
ザクロの花言葉は「優美」であり「愚かしさ」でもあります。分っちゃいるけど止められないのが煙草であります。これは、「デメテル」でも「弁財天」でもなく、新大陸から煙草を持ち帰った「コロンブス」を恨む、愚かしい『夢屋国王』でありましたとさ^^;

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夢屋工房(かま)

2012-07-06 19:01:58 | 夢屋工房

上野動物園のパンダ「シンシン」が出産したとか。産前休暇6日間、産後休暇は何日与えられ、育休を申請するのかどうか興味のあるところです^^;
日本の労働基準法では産前6週間、産後8週間は就業させてはいけない規定になっているので、パンダの産前休暇が6日間だったとすると、産後休暇は8日間ということになるのでしょうか…それでも、当初の産前休業予定が2日間程度だったことを考えると、パンダの労働条件は格段に向上したことになります。「人寄せパンダ」などという造語があるように、パンダ人気は衰えることを知らないのであります。
パンダなどという不可思議な生物が生息する中国という国もまた不可思議な国家でありまして、社会主義国家でありながら近代化により、中国共産党という一党支配により経済活動の自由化が進められ、一方の日本は資本主義国家でありながら、官僚と言う一党支配により、あいまいな形の社会主義国家が形成されてしまいました。そこには平等と言う名の下に不平等が横行しているのであります。

不平等と嘆きながらも出稼ぎ先でボーナスを手に入れた『夢屋国王』は、以前から欲しいと思っていた米沢打ち刃物「三九郎鎌」をご褒美に購入したのであります。ご褒美が働く道具というのも情け無い話ではありますが、亡くなった古老が使っていた「三九郎鎌」がまだ二丁程残っておりまして、ご覧のように砥ぎ出し続けた結果、刃が減っております。亡くなった古老と『夢屋国王』が鎌を通して、今頃語り合っていると以前ブログにも書きましたが、いつまでも古老を追い続けている訳にもいかないのでありまして、これからの『夢屋農園』をどういう方向に進めて行くべきなのかを考える時、古老の生き方、考え方と決別し、新たな展開を考えて行きたい。新しい「三九郎鎌」は、そのステータスシンボルでありまして、この鎌が古老の使ってきた鎌のように磨り減った時、恐らく『夢屋国王』の生き方も固まっているのではないだろうかなどと、一寸した精神論的な意味合いで買い求めたのであります^^;
梅雨前線の北上により、久し振りにまとまった雨…梅雨というよりは豪雨といった様相であり、乾燥しきった畑の作物は息を吹き返したように勢いを増しております。しかし、雑草も勢いづくのでありまして、これから草との戦いが始めるのであります。サヤエンドウの「うなじ」に見とれている暇なんて無いのであります。疲れの溜まった『夢屋国王』など、お「かま」い無しに草が伸びる…お後がよろしいようで^^;
ちなみにエンドウの花言葉は、「いつまでも続く楽しみ」「いつか来る幸福」なのであります。草むしりが「いつまでも続く楽しみ」には決してならないですけど…。

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夢屋工房(うなじ)

2012-07-05 12:01:51 | 夢屋工房

毎日、日記を書く習慣がある人は凄いと思いつつ、日記のようなブログを毎日綴る『夢屋国王』も中々なものである^^;
時として手持ち画像が切れ、ネタ切れに陥ることもあるが、日々の生活の変化を綴っておけば、何とか話題はつながっていく。計算され尽した人生などあろうはずも無いが、こんな時は、ああして、こうして…最悪の事態を想定しながら物事に当たると、それなりの気構えが出来て対応できるようになるものである。
お題に詰まった昨夜は、PCの前で悩むこと1時間…横顔というお題に辿り着き、「横顔」というお題が決まれば、「うなじ」・「前髪」と一定の路線が見えてくる。「うなじ」にはサヤエンドウの画像を採用し、「前髪」ならば島崎藤村の初恋を題材に何かを綴れば良い。目耳鼻口…と辿って行けば一週間はお題に苦しむことは無い。ここまで来れば「無眼耳鼻舌身意。無色声香味触法。」と般若心経の一節に珍解釈を加えながら話題を展開すれば、一ヶ月の話題は続く…後は読み手の忍耐力と書き手のいい加減さがあれば、事足りるのであります^^;

今朝は、女性のうなじの美しさを語ろうと思っておりましたが、『夢屋農園』水田エリアでアキアカネが大量に羽化し、女性のうなじがトンボのうなじの話題に変化する。定番であるイレギュラーコーヒーを友人『ノロ君』と飲んでいたら、元気印の彼も大学病院で精密検査をするという、耳垢が溜まったがための眩暈という安易な市立病院での診断が、CT画像・MRI画像診断へと展開し、手術が必要とのことである。彼が不在の間、お袋の夕飯作りを頼まれているから、検査結果はどうであったかと夕刻確かめると、少々意気消沈気味である。半ば冗談を込めながらブログネタにこの話題を使うつもりでいたと伝えると、珍しく落ち込み加減の彼も口を開き出す。煙草はドクターストップらしいが、酒については止められていないという。ならば飲もう…残り少ない人生を如何に生きるか考えようではないか^^;

齢50を過ぎれば、身体のあちこちにガタが生じるものである。『夢屋国王』とて、五十肩、慢性の肘痛、指先の強張り…我が家の古老を、最後は死に至らしめたリュウマチ因子を引き継いでいる可能性も否定できないのである。体調不良に悩む時は、それすらもお笑いのネタにしてしまえ…如何に死ぬべきか、如何に生き切るかをそろそろ思い描かなければならないお年頃なのである。ウイスキーの封を切り、小腹が空いた時は、厚切りベーコンを軽く炙り、サンチュと大根おろしを添えたバケットに喰らいつく…『ノロ君』の舌もそろそろ滑らかになっていくのである。
今週末は集落のお祭り…炭火を持ち出して、『ぱんちぇった で いなかっぺ(カナッペ)』を営業してみようか…女性のうなじの魅力を語るはずの予定が、「うな・だれる」オヤジの話題に変化させてしまった『夢屋国王』でありましたとさ^^;

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夢屋工房(横顔)

2012-07-04 12:19:56 | 夢屋工房

「時折り見せる物憂げな彼女の横顔がとても気になる…。その視線に気付いたのか、彼女は突然こちらを振り向き、私は慌てて書類に目を落とすのであった。あれは…」純文学を志す『夢屋伝次郎』の処女作の書き出しはこんなところだろうか^^;
年齢的なものか女性と言うものにほとんど興味が無くなった…と言うよりは、女性との関係維持に疲れるだけであり、『夢屋国王』の場合は昆虫の尻でも追いかけていた方が気楽なのであります。それでは、この書き出しは…先日ブログにUpしたゼニアオイの花にとても興味を引かれたからに違いないのでありまして、草花を撮影する時はどうしても正面から捉えることが多いのでありますが、雑草の中に咲いたゼニアオイの花を横から眺めたときに、色や形状が違って見える。正面から見た時とは違った風情を感じさせるのであります。物の見方、見え方は様々でありまして、良い女というものは見られ方も上手…男も女も見られ方を気にしなければならない人は、気の休まる暇も無くて大変であります。その点、我が家のオッカーザウルスは実に気楽なものであります^^;良い女、良い男に成るためには、いつも見られているという緊張感と、いつも見ているよというサインが必要なのかも知れません。(なるほど、なるほど、私には必要ない。)

さて、春先に種を播いた絹サヤがようやく一握りほど収穫できました。本来ならば秋播きして春一番に収穫するものなのでしょうが、『夢屋王国』のサヤエンドウは雪で消失してしまい上手く育てられません。たまに育っても6月の梅雨時を迎えると、雨に晒されて急激に弱ってしまうのであります。サヤエンドウの栽培ってこんなに難しかっただろうか?亡くなった祖母は、いとも簡単に作っていたような気がするのですが…。今年は、雨除けハウスの空いた場所に移植したことと空梅雨とが相まって、今のところ植物本体が傷むことなく本日の収穫を迎えました。もう一寸だけ早い時期に、大量に収穫出来ないと商売に成らないな…などと思いながら、一年に一度しか実験できない季節物を楽しむのであります。
反省だけならサルでも出来る。今年は、ホウレンソウをこう播いて、高温時にはコマツナに切り替えて…春先の計画は、必ず頓挫しているのでありまして、毎年反省はするが、反省が生かされない。いや、むしろ出来ない理由がそこにあるはずであり、栽培工程表を付けながら作業工程の重なりを確認してみると、色々なことに手を染めるものだから、結局作業が追いつかないことに起因するのだと自分を納得させるのであります。今年の春はパイプハウスを建てることに一生懸命で、肝心の栽培が疎かになった経過もある。来年はベースキャンプが出来上がっているので、忙しくってという言い訳が出来ないはずだから、きっと見事な絹サヤが収穫出来ていることでしょう。(と言いつつ、また出来ない理由を考えている自分が居るような気がしますが^^;)
横顔…そうであります。本日のテーマは「横顔」でありました。明日こそは、ゼニアオイの横顔を撮影してみよう。
ちなみに、巻頭画像のムラサキツユクサの花言葉は「尊敬しています」・「ひとときの幸せ」ですと…夕餉にオッカーが作ってくれた、豆腐と絹サヤの味噌汁は美味かった。(取り敢えず褒めておかないと、緊張する翌日を迎えることになりますから^^;)

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夢屋工房(きわ・める)

2012-07-03 12:15:53 | 夢屋工房

離党するとかしないとか、次回の選挙で如何に勝ち上がるかだけに執着し、国民の閉塞感や悲鳴は一切耳に入ることなど無い。かの国の混迷は極まり、国会議員の資産公開を見ても、母親から42億円も贈与される宇宙人と蝶蒐集家兄弟が居るかと思うと、消費税増税で社会保障の充実をなどと訴えられても、庶民とはかけ離れたところで生活している国会議員という生き物に国民の暮らしなど分る訳もないと、妙なところで納得してしまうのであります。一発「喝」を入れてやるにも『夢屋王国』には適当な武器が無い…丁度、種蒔きから50日程経った春大根が、手頃な大きさになってはおりますが、食べ物を無沙汰にするのは大罪であります。忸怩たる思いで、マスコミ報道に腹を立てている自分に、また腹が立つのであります^^;

さて、『夢屋本舗』企画開発部長の『ノロ君』は、『夢屋国王』のきゅうり漬けのレシピをパクリ、彼なりにアレンジして『たまんね漬け』の開発に余念が無い。社長兼営業部長の国王は、モニタリング調査のため出稼ぎ先に持参して、コツコツと意見を聞いて回るのでありますが、『夢屋本舗』製品の基本コンセプトが「男のつまみシリーズ」なので、晩酌には合うがお昼のおかずには生ニンニクが効き過ぎなのであります^^;

掘り出したニンニクを24時間以内に、お取り寄せ厳選醤油に1年間冷蔵庫内で漬け込んだ『もっこり漬け』は、ニンニクのパリパリ感を残したまま、強烈な辛味が抜けない逸品であり、営業部長のワンコイン路線では原価割れを起してしまう商品であります。小洒落た小瓶に一球分だけ詰め直した商品に『夢屋国王』は「極み」というネーミングを与えたのでありますが、『ノロ君』は早速ラベルを拵えてしまったのであります^^;
この商品は、一年間また冷蔵庫の中で漬け込まれるのでありまして「限定50個予約販売で営業活動、夜露死苦!!!」と販売を丸投げされてしまったのであります。ニンニクの産地、青森県田子町のLL級良品にも劣らない生ニンニクを使用しているので、製造原価は高く付きますが「今夜のお父さんはどこか違う…!」オヤジの加齢臭に磨きが掛かる商品であります^^;
とまぁ、日本の政治屋に腹を立てながら、商品論議で酒を飲む。このニンニクで42億円を稼ぎ出すには、さて何本売らなければならないのでしょうか?『夢屋国王』は風呂敷に『極』を詰め込んで、行商の旅に出るのであります…^^;

 

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夢屋工房(ちょぴん)

2012-07-02 19:51:35 | 夢屋工房

1984年モデルという認識しかなかった「小林麻美さん」がリリースした「雨音はショパンの調べ」…大人の女性の物憂いさを表現したというか…声量が少なくて、歌詞が良く聞き取れません。10日ぶりの雨に、遠い昔の唄を思い出しております^^;
フレデリック・ショパン(Chopin)…フランス語表記のChopinは、どう読んでも「ちょぴん」としか私には読めない。ポロネーズに始まりマズルカに終わる…天才作曲者でありピアニストであった「ショパン」の楽曲を、実はほとんど知らないのであります。
さて、梅雨だというのに雨が降らない。畑はカラカラで作物は雨を待つ日々でありますが雑草も伸び悩み状態…今夜の雨で、作物が息を吹き返すとともに、雑草も勢いづくことと思います。

少しばかりお給金が出たので『夢屋カフェ』の天井をブルーシートから銀色の遮光シートに変えてみました。少しは重厚感が増すかと思ったのでありますが、掘っ立て小屋は掘っ立て小屋であります^^;遮光シートなので、建物の中が少々薄暗くなってしまいましたが、今夜の雨をしのぎ、真夏の日差しを遮る『第2サティアン:夏バージョン』はこの位でないと、中の住民は熱中症になってしまいます。
缶ビールを片手にニンジンを播種し、晩生のカボチャを2株ほど植えて、日曜日の農作業は終了…朝6時から河川清掃(草刈り)をし、8時30分から水田の転作確認作業、ニンジンの播種とだだちゃ豆の播種など、動き回っているのだから缶ビール位のご褒美は当然であります…しかし、チビリ、チビリやっているので酔いが回らない。こういう飲み方は、贅沢ではあるが飲んだくれには非効率な飲み方であります。

雨を待つ夕刻の農園を回りながら、明日からの作業を考える。ようやく、王国自慢の地這いキュウリが2本ほど実を着けました。昨年は、2本の苗木から770本のキュウリが収穫できましたが、今年は一体何本収穫できることやら…春大根も丁度食べ頃に…今夜の雨で、キュウリやハクサイも一気に成長が進むことでしょう。自家消費には持て余す量の作物を植え込んでおりますので、来週からはそろそろ出稼ぎ先への配達という押し売りが始まるのであります^^;

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