盆暮れの付け届け、盆前払い…など、「お盆」は一年の中で生活に一区切りを付ける時でもあります。先祖供養のために墓掃除をし、仏間に提灯などを飾り付けて先祖の霊をお迎えする…。
古い慣習に嫌気がさした時には、「俺の遣り方に文句があるなら、いつでも化けて出て来い!!」などと仏壇に向かって毒づく夢屋でありますが、今までご先祖様は化けて出て来たことなどありません^^;
さて、そんな不遜な夢屋ではありますが、折角の代休であっても日常取引での未払いはないかと確認し、日盛りの日中でも庭の除草をし、庭木の整枝をする。盆前には何とか体裁だけは整えておきたいという遺伝子の奥底に組み込まれた慣習をこなす毎日であります。しかし、我が家のオッカーザウルスは、ち~とばかり違っております。日常生活の中で仏様(仏壇)がある生活をして育ってきたかどうかという違いではないかと最近感じるようになりました。
初物(収穫物)や頂き物は、まず仏様にお供えしてから頂く。盆前には仏間を片付ける。25年も一緒に生活してきているのですが、身体に組み込まれた遺伝子が違っているようで、ひとり黙々と遺伝子の呼びかけに反応し仕事をする夢屋のイライラは募るばかりであります…^^;
そんなお盆の節に、決まって飛び込んで来るのがカミキリムシであります。手でつかむと「キイキイ」という威嚇音を発し、また、力も強く、大顎が発達しているので、気弱な子どもは怯んでしまいます。
カブトムシやクワガタムシが、虫かごの中で、スイカの皮やキュウリを美味しそうに食べる(子どもには、そう見えたんだよなぁ…)のと違って、コヤツらは、鳴く訳でもなく芸がありません。
「この虫は、髪の毛も食い千切るんだ…(髪切り虫)」などと、死んだばあちゃんに教えられ、虫かごに飼う対象にはなりませんでした。幼虫時代は、「テッポウムシ」とも呼ばれ、樹の芯に潜り込み食べていることは分かりますが、成虫になると一体何を食べているのでしょうか?ふと疑問が湧き上がります。『ハナカミキリ』の類は、花や花粉を食べるのでしょうけれど、クワカミキリやゴマダラカミキリの成虫は、やはり大人に成っても樹皮などを食べるのでしょうか?
そこで国王は考えた。この厳つい顔は、「苦虫を噛み潰す」顔である…大人になった彼らは、きっと社会の不正義やイライラを噛み切って、腹に貯め込んでいるに違いない。今日、『夢屋国王』は確信したのでありましたとさ。
No.048 クワカミキリ Apriona japonica 昆虫綱 甲虫目 カミキリムシ科
文字通りクワやイチジクの害虫であります。しかし、桑の木自体が減ってますからねぇ。
No.049 ゴマダラカミキリ Anoplophora malasiaca 昆虫綱 甲虫目 カミキリムシ科
ミカン類、ヤナギ、クリ・クワなど、食害樹は多様であります。成虫は、樹皮などの生木を食べているらしい。産卵は、樹皮を噛み切った傷痕に行うようで、決して大人になったからといって、『苦虫を噛み切って』いるのではないことだけは確かなようであります^^;
本日の『キュウリ爆弾』の数22本…尿素の葉面散布が効いたようであります。
この爆弾は、もろきゅう大好き『タムラどん』にお見舞いするのであります。
猛暑日の山形にあって、夕刻、畑の耕運を近所のオバチャンに頼まれました。
缶ビールのお預けを喰らった国王は、少々、ご機嫌斜め…。
いえいえ、『夢屋加工所』商品開発部の企画会議を缶ビール片手に行っております^^;
『夢屋王国』の田んぼも「穂揃い期」を迎えました。他のイネの草丈に比べて、一段高い草丈のイネがポツンと伸びております。果樹類であれば「枝変わり」、草本類であれば、他品種との交雑で生まれた「ハイブリッド」または「突然変異株」であります。明治期に山形県(現)庄内町の篤農家「阿部亀治」によって発見された「亀ノ尾(原種)」は、純系累代栽培と品種改良によって「コシヒカリ」や「ササニシキ」といった現在でも最も人気の高い米に生まれ変わりました。「亀ノ尾」の発見から自家採種に3年、一般普及栽培種の「亀の尾(累代栽培後の子孫)」が普及するまで約30年の月日を要しております。
『夢屋農園』に現れた「ハイブリッド」が育種対象となるためには、「長稈(ちょうかん)」で倒伏性に問題がありそうです。その他、「穂長」で多収穫品種と成り得るか、耐病・耐虫・耐寒性に優れているか、生育期間の長短・食味はどうか…などといったチェックポイントを総てクリアしなければ、優良品種として育種の対象とはならないですし、気の遠くなりそうな年月がかかります。
最近では、スピードを上げるために人工的な環境下で育種栽培され、採種する際も「二期作」が可能な温暖地で年2回栽培し、一気に種籾を確保するなどということが研究機関では行われておりますが、何の設備も無い中で、辛抱強く育種していた先人の労苦に頭が下がります。
育種の道を究めるには残りの人生も短く、忍耐力の無い、凡人『夢屋国王』は、世俗的な快楽に直ぐ逃げ出してしまうのであります。立秋とは名ばかりで、猛暑の中で庭木を刈り込む『植木屋夢じぃ』は、職場近くのスーパーで手に入れた「イワガキとホタテ」を勝手に『第1サティアン』の冷蔵庫に放り込んで置きます。主である友人Tの帰宅を待って、『夢屋加工所・商品開発部』の試作品を品評します。「長ナスの水漬け」「山形のダシ」「ニンニク味噌」…お洒落な100金ボトルを手にしながら、結局、ビールをガツンと飲んで企画開発会議は頓挫するのでありました…^^;
『夢屋国王』の執務室である『第2サティアン』は、2ヶ月でここまで改良が進みました^^;
室内からテラス?への出入りが可能になり、井戸水を引き、婦女子がヒール履きでも訪問出来るように山土を敷き均し、今日、お昼寝用のヨシズ(998円)を購入しました。さて、青空と雲をイメージして外壁をペイントするか、文字通り『ホワイトハウス』に塗り上げるか…今、内装と外装を構想中であります。イネの品種改良への熱意はありませんが、妄想国家の執務室『第2サティアン』の改良・改善は、まだまだ続くのであります。
今度の日曜日は、ぶどう棚に赤い提灯を吊下げて、特設ビアパーティ会場となるのであります。
No.000 遂に、国勢調査断念か?
いえいえ、取り置き画像は充分に確保しているのですが、仙親分を『第2サティアン』にご招待しなかったことを、今、悔んでおります^^;
ということで、『第2サティアン』の改良進捗度をご紹介まで…。
本日の『キュウリ爆弾』本数25本…昨日、植木屋をやって、収穫しなかったため、大ぶりなキュウリの雨でございます。
今日も朝から暑いなぁ~!!! 職場では、16日たかはた夏まつりの踊りの練習であります。
盆踊り…私の場合、汗だく踊りなんだなぁ~(げんなり)
本日の『夢屋国王』は、珍しく早朝より日曜休日出勤。しかしながら、経費節減のおり、明日月曜日は振り替え休日なのであります。まぁ、毎日が日曜日のような仕事ぶりなのだから、振り替えしなくても同じなのかもしれませんけど…^^;
初夏の頃、国王の友人である『貧乏父さん(H.N.)』が彼のブログの中で「シオカラトンボ」を見たという記述をしておりました。彼の自宅は『夢屋王国』より東方へ約3Km、周囲は田園に囲まれ、一次改修程度の県管理河川が近くを流れておりますので、シオカラトンボを見たとしても何の不思議も無いのでありますが、当時、国王が王国内で良く目にしておりましたのが、尾は確かに白い(クリーム色)「コシアキトンボ」なものですから、彼の見間違いではないかと思っておりました。ましてや、普通種と言われるシオカラトンボを『夢屋国王』自身がほとんど目にしていないのでありますから…。
そんな思いも忘れかけていた昨日、偶然にも『夢屋王国』の田んぼにシオカラトンボが現れたのであります。しかし、動きの鈍い『夢屋国王』のカメラに収まるほど、彼はのんびりした生活をしてはおらず、畦畔の刈り倒したヒメジョンの茎やオオバコの花穂に止まっては、近づく国王を避けるかのように遠くへ飛び去ってしまいました。彼に縄張り(テリトリー)があるならば、必ず同じ所に帰ってくるはずであります。明日の臨時休暇は、シオカラトンボハンティングと決めたのでありました。
ご近所の大規模農家の後継者H君が操作しているのは、防除用のラジコンヘリであります。防除対象は、いもち病やカメムシ対策であり、『夢屋国王』がせっせと背負いの散布機で粉剤を散布している目的と同じではありますが、規模が丸っきり違います。以前は大型のヘリ防除を行っていましたが、農薬のドリフト(飛散)と早朝からの騒音で一般市民に嫌われ、「ヘリ防除協議会」などという責任逃れのための任意団体を作ってクレーム処理をしていたものですから、責任の所在が不明確になり、大規模農家の最近の主流はラジコンヘリに移り始めております。『夢屋国王』にしてみれば、突然の怪鳥の出現であり、興味深々なのでありますが、危険防止のため早々に追い払われてしまいました^^;
一方、農業後進国である『夢屋王国』の今朝の仕事は、未整理地の水路に生い茂ったガツギ(マコモ)を刈り取って、先日組み立てたお手製の雨よけテントにマルチ内の高温障害防止と防草を兼ねて敷き詰めてみました。延長30mほどの水路のガツギを刈り取るには骨が折れますが、一日5m、6日もかければきれいになるさとのんびり取り組むことにします。枯れたら焼いて畑にすき込んでやれば良いだろう…貧乏後進国は、有る物を有効に活用しながら、生き残る道を模索するのであります。
No.〇×△ 怪鳥ロプロス YAMAHA製 産業用機械
国からの補助金を差し引いても800万円程度するのではないでしょうか?農家の高齢化も深刻な問題であり、どんよりと思い腰痛と戦いながら薬剤散布をする『夢屋国王』とて、いつ防除組合のお世話になるか分かったものではありません。宝くじでも当たらない限り、『夢屋王国』に導入されることは有り得ないし、当たったとしても経費負けしますので買わないでしょう…。
シオカラトンボハンティングをするまでもなく、自宅の庭木の間からシオカラトンボが飛び出しました^^;
只今、植木屋『夢屋』奮闘中であります。
ヘクソカズラの蔓を引っ張っていたら、フタモンアシナガバチに腕を刺されてしまいましたぁ…イデデ
猛暑日…ではあるけれど、夕刻から気温は下がり、朝方は肌寒いような気候。盆地特有の日中と夜間の温度差は、イネの登熟歩合を高める効果があり、東北が米どころと言われる所以であります。そして、イネの蒸散作用と温度差が生み出す葉先の水晶玉は、『夢屋国王』の労働に対するご褒美であり、自然界が作り出す最も純度の高い水ではないかなどと思っております。
二日前に簡易飼育セットに移住いただいた黒いネックレスをしたご婦人は、『夢屋国王』の期待通りにイネの葉を上手に丸め、苞(ツト)を作って葉っぱを食べております。
苞とは、わらなどを束ねて、その中に食品を包んだもの。わらに包まれた納豆をイメージしていただければ分かり易いと思います。その苞を作る昆虫…「稲苞虫」と言われる幼虫の正体は、イチモンジセセリの幼虫であります。秋口になると田んぼや屋敷回りに相当数のイチモンジセセリが飛び回りますが、圃場内に居るはずの幼虫をなかなか見つけられませんでした。このように苞の中に潜り込み、他のイネの葉と同化されてしまうとさもありなんと感心しております。
来週はお盆であります。墓参りの際にお供えする夏野菜も順調であります。トウモロコシに枝豆、アンデスメロン…。今年は、トウモロコシにアワノメイガが発生して、被害が出ているなどと、我が家の周辺では話題になっておりますが、そこそこの出来であります。
『第1サティアン』の所有者である友人Tは、夢屋農園内に自分の小作畑を持ちながら、わざわざ国王がトウモロコシを植えている隣の畝にトウモロコシを植えました。「もうそろそろ食えるぞ!」との国王の掛け声に、彼も熟したトウモロコシを3本ほど今日収穫しました。
その内の1本にアワノメイガの侵入痕があったものですから「これがアワノメイガの幼虫だよ^^;」などと自慢気に教えようとしていたら、ヨトウムシがポロリと落ちてきました。
アワヨトウの幼虫であります。結構なスピードで逃げ回る彼を指で押さえ付けながら撮影している『夢屋国王』を見て…
「珍しい虫なんだが?」(友人T)
「学生時代、体色変化を研究している先輩が居て、研究室では見たことはあるけれども、畑で見つけたのは俺も初めてだよ。お手柄、お手柄^^;」(夢屋国王)
私は、食べるために作物を栽培しているのか、はたまた、害虫を探すために作物を栽培しているのか?虫嫌いな人から見たら、立派な変人であります。(納得!!!)
No.047 アワヨトウ Mythimna separata 昆虫綱 鱗翅目 ヤガ科
中国大陸では、成虫の個体群の広範囲な移動が観察されています。年間5世代ほどの発生に際して、春先に中国南部から北部へ移動し、また北部から南部へと移動しながら越冬するようです。この時、大量発生した蛾が、偏西風に乗って日本にも侵入することが知られているようです。愛知県の病害虫情報では、越冬は成虫か蛹で行われるものの休眠しないため、1月の気温が0℃の地域では越冬できないと記されています。ということは、コヤツは中国からの侵入者ということですか?我が家の畑で見たことがなかった理由がそんなところにあるようです。
イチモンジセセリは、成虫も含めて住民登録する予定です。(最近、記事ネタに困っていないので余裕の国王であります^^;)
もしも「ティンカーベル」に会えたなら…。
妖精とは、人間と天使の中間的な存在であり、悪戯好きで、気まぐれな女の子をイメージしてしまいます。天使の羽は、白い鳥の羽をイメージし、妖精のそれは、何故か透き通っている羽をイメージしてしまいます。
朝、水路のマコモ刈りをしているとクモの糸に捕らえられたティンカーベル役のウンカ♀を見つけました。透き通る羽を眺めていたら、ふと妖精を思い浮かべたのであります。
妖精が居れば、悪役が必ず必要であり、そこに背後から迫る海賊フック船長役のヤサガタアシナガグモが現れました。ティンカーベル危機一髪…。そこへ登場するピーターパン役の『夢屋国王』でありますが、このピーターパンは、決してティンカーベルを救わないのであります…^^;
ごめんね、ティンカー…自然界には掟があって、フック船長にも生きる権利が保障されなければいけないのでありますよ。ましてやピーターパンは、成長した子どもたちを間引いていくのであります。
「ピーターパン」のお話を思い出しながら、『夢屋国王』は朝から頭を捻っておりました。と言いますのも画像の昆虫の名前が浮かばない。6本脚だし、翅の作りがあるので昆虫には間違いない。しかし、お尻のモジャモジャが珍妙であり、ウンカ・ヨコバイの類であろうとは予想できるのですが、どうしても同定出来ないのであります。これは新種の発見か…?新種の割には、マコモの葉や水面にウジャウジャ居るし、これだけ沢山存在する新種なんて聞いたことが無い。必ず誰かが同定しているはずですから…^^;
それでは、ティンカーベル役のウンカの名前は何なんだろう?と調べていると、ホソミドリウンカの説明文にこんな一説がありました。「幼虫は、クワキジラミの幼虫の様に尾端から白い紐状のロウ物質を伸ばしており、葉裏でも目立つ。」…ははぁ~ん。ホソミドリウンカの幼虫に間違いない。とまぁ、こうして新種発見では無いことが直ぐに判明したのでありましたとさ…ガックシ^^;
No.046 ホソミドリウンカ Saccharosydne procerus 昆虫綱 半翅目 ウンカ科
この時期、水路のマコモが異常に白く粉を噴いたようになっています。このウンカの産卵痕と幼虫の白いモジャモジャが白い粉に見えてたんですなぁ…イネしか見てないと、こんなことが良くあります。世の中知らない事が、沢山あるんだなぁ…イネには実害がないので無視(虫)します^^;
本日の『キュウリ爆弾』の数30本 小ぶりではありますが、爆弾の雨は降り続いております。
我が在所では、お盆の棚飾りにほおずきの果実を供えます。姉の嫁ぎ先から4年程前頂いた「ほおずきの鉢植え」は、植え替えや肥料も遣らずに放置していたものですから、年々小さくなり、今年植え替えて、ようやく花が咲いたものの、今年のお盆には間に合いそうにありません^^;
私の祖母は、赤く熟した果実の種を爪楊枝で取り出して、口の中でほおずきを鳴らしたものですが、子どもの頃の私は、いくら真似ても鳴らすことが出来ませんでした。第一、実から種を取り出すことさえ上手に出来なかったのですから…。
今日の国王は夏休み。少々遅めの起床となりましたが(シュラフを持ち込んで、『第2サティアン』で虫の声を聞きながら寝てしまいました。)無風状態であることを確認し、『三種混合ワクチン』を散布することにしました。
「ラブバリダスミ」…どこか呪文のような商品名称でありますが、
『ラブ』…「ラブサイド(フサライド)」…いもち病菌の菌糸侵入阻止作用
『バリダ』…「バリダマイシン」…紋枯れ病菌の発育を阻止する抗真菌性抗生物質
『スミ』…「スミチオン(MEP)」…カメムシ・ウンカ類・ニカメイチュウetc.殺虫剤
とまぁ、単純に商品名の頭をくっつけた商品名称なのであります。
6月に「オリゼメート粒剤(ブロベナゾール)」…葉いもち病用の殺菌剤を施用し経過を見てきましたが、今年は葉いもちの病斑がポツポツと見える程度で生育状況は良好…ならば散布しなくともと考えるのですが、昨年、紋枯れ病斑を見つけてから僅か3日程度で蔓延したことを思い出すと予防効果を期待して散布せざるを得ないと割り切って考えてしまうのであります。
「有機農業」は、ある意味「勇気農業」であり、豊富な経験や栽培技術が無いと実践出来ないものと私は考えております。
昨年は、夏バテと草に負けてしまい収穫出来なかったトウモロコシも、今年は見事に実の詰まったトウモロコシになりました。雌穂の部分に期待した(?)穴とフンを見つけ、包葉をやさしく剥いてみますと…お約束どおりアワノメイガの幼虫がお食事中でありました。生育初期に葉身にオルトラン粒剤をひとつまみ入れて置きましたが、既に効果を失っていたようです。
こうして一匹のアワノメイガが出てくれば、トウモロコシの市場価値はゼロに等しいのであります…『夢屋国王』は、虫が食べても安全なトウモロコシとして、喜んで食べますけどね…^^;
No.045 アワノメイガ Ostrinia furnacalis 昆虫綱 鱗翅目 メイガ科
初物は早速茹でて仏壇に供え、旬の味覚を頂きました^^; しかし、我が家の仏様より先に旬の物を頂いている不届きな子どもに育てた親の顔が見てみたい。またもや、悪い癖が顔を覗かせ、被害株をそのまま飼育セットにしてしまおうなどと、夏休みの自由研究を考える『夢屋国王』でありましたとさ…^^;
追記)お友だちの『仙親分』が、自慢のレガシーに彼女を乗せて、米沢にやって来ました。美人の彼女は『歴女』。旅の目的である「特選米沢牛トロ丼」は生肉問題で予約できず、「天地人」…直江兼続の兜は、展示している博物館が震災の影響で拝観停止状態。がっかりする彼女に、特選米沢牛のコースをお昼にご馳走し、上杉家の菩提寺である「林泉寺」(兼続とお船の墓所でもあります。)にご案内いたしました。急遽、上杉謙信から12代までの墓所「上杉御廟」にも案内することになり、何とか旅のナビゲーターを務めることが出来ました。
さくら子ちゃん♪ さゆママ♪ 夢屋は、人畜無害なナイスなオジサンです。(←自分で言う。)
デートの邪魔をせず、二人を解放(介抱)いたしましたのでご心配なく^^;
姫~♪ あのお肉…期待して待っててねぇ~!!!
本日の『キュウリ爆弾』の本数15本…昨日、デレデレの『仙親分』に爆弾をお見舞いするのを忘れていたぁ~
今夜は、温泉と生ビールが、私を待っている…
『夢屋国王』の通勤車「GMアストロ」がドック入りしました。山形市在住の『山形組事務局長 さくら子ちゃん』からは、『ボロクソワーゲン』と酷評を得ている『迷車』であります^^;
訳ありで購入してから丸3年、エアコン交換、ワイパー間欠スイッチ交換、パワーウインドーのモーター交換、ラジエターポンプ交換と修理費だけでも莫大であります。冬場からハンドルのガタツキが気になっていたのですが、昨日、お昼の休憩時間に「大沢山」へ出かけるとガタツキは最高潮に達しました。車軸を支える部品の磨耗が原因らしいのですが…4,900ccのガタイの割には病弱で困っております。そんな訳で、本日は『夢屋国王』の公用車である軽トラックで出勤。久し振りの真夏日にエアコン無しで「大沢山」に登るのは、結構ツライものがあります。(私は、毎日、出稼ぎ先に仕事に行っているのだろうか?はたまた昆虫採集に行っているのだろうか?)
昨日、お隣の田んぼで断末魔の叫び声を上げるフタオビコヤガの幼虫をご紹介しましたが、敵を知り、目を凝らしてみると『夢屋王国』の田んぼにも畦畔沿いに結構な数のフタオビコヤガの幼虫がおりました。いもち病や紋枯れ病に気を取られ、実害が少ないとは言うものの見過ごしていた自分の目は節穴だったようであります。
明日の朝仕事は、三種混合ワクチン(いもち病・紋枯れ病・カメムシ)を散布しよう…フタオビコヤガの死体の山…その前に親の顔が見てみたい…といつもの病気が。イネの葉は乾燥し易く、飼育容器に湿らせたろ紙を入れると湿度調整が難しい…ならば、直接イネで育ててやれと、簡易な飼育セットを準備しました^^;
田んぼで採集した終齢に近いと思われる、比較的大きな幼虫を葉ごと採集し、簡易飼育セットのイネの葉身に挟み込みます。意外に思われるかも知れませんが幼虫は繊細であり、指で摘んだりすると病気が移ったりしますので、移動の際には筆先で丁寧に扱ったりするんですよ…。
『夢屋国王』が、慌しく昼のお弁当を作り、朝食を済ませ公用車で出勤する頃には、彼らはお引越しを済ませておりました。フタオビコヤガを採集中に、たまたま見つけた黒いネックレスをした幼虫(親の正体は、概ね見当がついております。)も移住させております。簡易飼育セットのアルミ箔は、彼らの転落事故・溺死予防のささやかな国王の心遣いであります。さて、安住の地に引っ越した彼らは上手く成長できるでしょうか?(何だか、夏休みの自由研究のようになってきました^^;)
人類の罪を一身に背負い磔刑に処された「ナザレのイエス」のようにも見えますが、イネの葉で交尾中のトリバガの一種です。エゾギクトリバではないかと思うのですが、確証はありません。明日は薬剤散布…対象となる害虫のみをターゲットにして防除出来ない以上、この行為は大量無差別殺戮戦でしかありません。10匹程度の幼虫を『保護区』に移動させたとしても、何の贖罪にもならないのであります。
No.044 トリバガの一種 Pterophoridae sp. 昆虫綱 鱗翅目 トリバガ科
トリバガ…鳥羽蛾と漢字で書くと分かりやすいと思います。前翅が2枚、後翅が3枚程度折りたたまれて前翅に隠れているため、止まった姿は、一本の棒状の翅にしか見えません。展翅すると分かれた翅が、鳥の羽根一本々々のように見えます。昆虫網を振り回し、展翅板で磔にして、標本箱のコレクションにするような無益な殺生はしない…などと綺麗ごとを言っても、防除という名の下に無益な殺戮をしている自分があります。人は自分の気付かないところで、他人を傷つけているのではありますまいか…。
ちなみに、巻頭画像は「ムラサキシキブ」の花であります。
本日の『キュウリ爆弾』本数18本・・・樹勢が弱って来たようなので、古老直伝『尿素の葉面散布』を実施しました。
果たして、どうのような結果が待っていることやら…。
オホーツク海に高気圧があり東からの風が吹き込んでいます。『夢屋王国』から眺める奥羽山脈に灰色の雲が垂れ込む「やませ」の兆候であります。今週の木曜からは、気温も上昇するとのことであり心配ありませんが、この時期、冷気が流れ込むようであれば、イネは障害型不稔…冷害となってしまうのであります。
カメムシやいもち病などの防除適期を考えながら、『夢屋王国』の田んぼを眺めておりますと、我が国の有能な官僚である『アマ執政』は、『家政婦は見た!』…女優、市原さんのポーズで出穂期の田んぼを検分しております^^;
イネの葉鞘(赤い丸)と言われる部分に穂が形成され膨らんで、未熟な穂が次々に飛び出してきます。毎年、繰り返される当たり前の光景ではありますが、今年の東北は、地震に原発事故、大雨…これに、冷害が加われば、東北地方は未曾有の災害の年となってしまいます。
ご当地、山形県置賜(おきたま)地方は、上杉藩が移封された時代から、背後を奥羽山脈に閉ざされ敵の侵略を防げるものの、交通の便が悪く中央進出は諦めざるを得ない土地柄でありました。しかしながら、人の往来を閉ざした吾妻の山々が、皮肉にも放射能物質をもまた防いでいると思わざるを得ない今日この頃であります。
「年年歳歳花相似たり 歳歳年年人同じからず 言を寄す全盛の紅顔の子 応に憐れむべし半死の白頭翁」有名な唐代の詩人「劉希夷」の一節を思い出しながら、世の中、何事も無かったかのように過ごせていることに感謝する毎日、若い時分は不便と感じた田舎街も、満更でもない街であると思う自分がそこにあります。
稲作をしていない人からすれば、毎日眺めていても何の変化も感じられないような田んぼでありますが、イネは確実に成長し、日々新たな発見があります。穂の出具合を眺めていますとクダマキモドキを見つけました。酒を飲んでは「管を巻く」…確かに、まだまだ不平不満はありますが、日々の発見に心を躍らせるそんなお年頃になっていたのでありました^^;
No.043 クダマキモドキ Holochlora japonica 昆虫綱 直翅目 キリギリス科
「管を巻く」も「クダマキモドキ」も機織りに使う「管巻き」に由来する表現、名前であります。糸車を回す時に出るブンブンという単調な音が、酔っ払いが繰り返す文句を例えた言葉であるそうですが、クダマキモドキは、グルルルル…と小さく鳴く程度で、『夢屋農園』の「はえぬき」は不味いなどと、決してクダクダ文句を垂れる昆虫ではありません…^^;
本日の『キュウリ爆弾』本数22本…もう捨てるしかないと思っていたら、お袋が入所しているグループホームで食べるという。ウッシッシ^^;
次は、グループホーム羽○荘に、『キュウリ爆弾』と『ナス地雷』を仕掛けて来るのであります。
今日は、趣を変えて巻頭画像に『夢屋加工所』のイメージキャラクターである『りーまん〇△さん』(〇△さんの名称募集中!!!)を掲載いたしました。『夢屋加工所』宣伝部専属の自称イラストレーター『有季菜(H.N.)』に発注しました。←どこまでも親バカです^^;
さて、『オジサンズ・フォー』の溜まり場と化した『第2サティアン』は、本日、土木建設工事中。通路の表土を剥いで、摺り石を敷き均し、ブドウ棚下の窪みには山土を敷き込んだのであります。ご近所の住民は、突然現れた0.4㎥クラスのユンボに驚き、「道路でも造んなが?」と聞き込みにやって参ります。まともにあいしょらう(真面目に受け答えする)のも、少々疲れるものですから、こんな時は、「ぶどう棚のワイヤーに赤提灯を吊るして盆踊りの会場を作っているところだぁ~!」と答えることにしております^^;
そう『夢屋国王』は、「さっつうど、さっ」ていう人なのであります。
注)「さっつうどさっ」…我が地方では、思いついたら突っ走る性格の人を、こう表現します。
そして、こんな日は、色々な難題も持ち込まれます。
「夢屋!虫に葉っぱ食わっちねがぁ(食害を受けていませんか?)」(先輩K)
「ほだな、イナゴだべしたぁ(それは、イナゴの仕業でしょう。)」(夢屋国王)
『夢屋王国』の田んぼでも、イネの葉に食害の痕は当然ありますが、全体的な生育には大きな影響もなく、毎年イナゴの仕業と思い込んでおりますので気にも止めません。しかし、夕方、王国内の国勢調査を実施しているとイネの葉っぱに青虫が付いております。「なぁ~んだ『イネヨトウ』(←この段階では、同定を誤っております。)の仕業じゃないか」と確信し、先輩Kの田んぼを検見に出かけたのであります。今年から先輩Kと先輩『コウちゃん』の作付けする田んぼが隣り合わせになっています。『コウちゃん』は、リストラに合った息子に栽培を任せ「山形産ひとめぼれ」を作付けしているのですが、田んぼの畦畔を歩いても、ほとんどイナゴが飛び立つことも無く、葉色も良好。第一食害の痕がない。一方、先輩Kの田んぼは「山形産はえぬき」を栽培しておりますが、明らかに酷い。畦畔から眺めただけで、簡単に2匹ほどのアオムシを見つけましたので、結構な生息密度と見立てました。
「Kさん!『イネヨトウ』(←明らかに同定誤り)の仕業だよ。どうせ1週間後には、『三種混合ワクチン』(いもち病・紋枯れ病・カメムシ対策)を散布すっぺがら大丈夫だよ^^;」と自信満々に携帯連絡したものの、アオムシの正体は「フタオビコヤガ」だったのでありました。
最近『夢屋王国』に現れるモズ♀であります。『第2サティアン』でお茶をしていた友人の『貧乏父さん(H.N.)』は、モズが空中戦でセミを捕まえた瞬間を目撃し感激しておりましたので、何とか画像に収めたいと思っておりましたが、今朝、自宅のタラの木に止まったところを捉えることが出来ました。モズは「ギチギチギチ」と鳴くなどと申しますが、王国内には、どうももう一羽いるようで、二羽が呼応したような鳴き方をするものですから、テリトリーを誇示しているのか、求愛行動なのか、今ひとつ判然としません。もう暫くは居つくと思われますので、観察を続けたいと思います。
さらに、日中、珍客が…。今日のところは、これ位にしておきましょう^^;
No.041 フタオビコヤガ Naranga aenescens 昆虫綱 鱗翅目 ヤガ科
2000年代に入ってから発生が顕著なイネの害虫であります。特に平成17年頃から各地で大発生し始めたとか…。しかし、7月下旬の10株当たりの被害株100%でかつ被害葉65%以下であれば防除不要と北海道の農事試験場では、防除の目安を示しております。つまりフタオビコヤガの食害は、さほど減収にならないとの見解によるものと思われます。『夢屋国王』が、咄嗟に「イネヨトウ(ダイメイチュウ)」と勘違いしたのは、九州・沖縄地方での大発生が頭にこびり付いていたからかもしれません。
『肥やし、肥やしとふり続け、緑の葉っぱの「はえぬき」が、よっぽど美味いに違いない。』などと、皮肉とも取れる解釈で、2枚の田んぼを比較するのでありました。
No.042 モズ Lanius bucephalus 鳥綱 スズメ目 モズ科
渡りをする鳥であり、営巣を確認している訳ではないので住民登録するべきか迷うところでありますが、時として空中戦、降下攻撃を披露してくれる鳥なので、名誉市民の称号を与え、住民登録することにします^^; 百舌(もず)の「百」は、声色を指し、鳴き真似をするとも言われております。「モズのはやにえ」が確認出来ましたら、またご紹介したいと思います。
どうだね、貧乏父さん!・・・満足いただけましたか?(ちょっとばかし、自慢げに^^;)
本日の『キュウリ爆弾』の雨、17本!
「止まぬなら 止むまで喰らおう きゅうり雨」(夢屋)
今日も職場で「もろきゅう」を提供しておりますが、食い付きがイマイチであります。
追記)
夕刻、『夢屋王国』のお隣の田んぼでは、殺虫剤の散布が行われたのでしょう。フタオビコヤガが田んぼの地面で断末魔の叫びを上げておりました。これは、決して一箇所にかき集めた画像ではありません。地面一面がこのような状態でした。ひと株辺り、結構な数の幼虫が食害していたことが分かります。
昨夜は良く食べ、良く飲んだ…^^;
朝ブログをUpし、さて後片付けをと思って『第2サティアン』に出勤すると、友人Tは既に後片付けを済ませていてくれました。意外に小まめな独身オヤジであります。
さて、今日は何をやろうか…『第2サティアン』に通水は出来たものの、黒いポリパイプは地面にむき出しであります。真夏の太陽が容赦なくパイプを熱し、蛇口を捻れば給湯器並みの水温になることは容易に察しがつきます。また、露出したパイプは草刈の邪魔にもなります。安定的においしい水を確保するために、スコップ片手に約40mの導水路を掘り、ポリパイプを埋めてしまうことにしました。
友人Tはと言えば、6月に収穫したニンニク畑と彼のお気に入りの桃畑の草刈をしています。缶ビールをしこたま飲んだ後で、白角をロックで半分ほど空けた男とは思えない体力であります。『男のつまみシリーズ第二弾』となる「ダダチャ豆」の実入りを確認しながら、心はもう「芋煮会」の準備へと向かっております。
田植えが早かった田んぼでは、イネの穂が出始めております。我が家の田んぼも、そろそろだと思います。病気は出ていないだろうなぁ…などと朝露の付いたイネの葉先を見ておりますと2mmにも満たないようなハエが止まっていました。イネヒメハモグリバエであります。朝露の大きさと比べるとその小ささが分かっていただけると思います。食痕(画像的には、やや怪しい。)もまた小さい。幼苗の頃に大量発生しなければ、大勢に影響を及ぼさない昆虫であり、この程度であれば無視しちゃいます。
巻頭の画像は、水田雑草オモダカの花でありますが、実は花にもイネヒメハモグリバエが止まっていることにお気づきでしょうか…^^;
No.040 イネヒメハモグリバエ Hydrellia griseola 昆虫綱 双翅目 ハモグリバエ科
最近、『夢屋王国』の果樹の枝先にモズが良く訪れ、セミや未確認の虫を啄ばんで行きます。我が家の長女は、「社会勉強をせよ。」との父の押しで、ボランティアで某事務所に通い始めました。短期間ではありますが、人に頼りにされるということで生き生きと通っております。事務所に自家用車ではなく、自転車で出かけるものですから不思議に思い真意を尋ねますと、駐車場が狭く、来客に迷惑をかけるだろうとの彼女なりの配慮でした。オヤジの知らないところで娘も成長しているのだと感心したのであります。(←完全な親バカです^^;)あれま!ハモグリバエの解説が何も無い。正確な食痕を探してみることにします。
追記)
『夢屋加工所』の『男のつまみシリーズ第1弾』!! 瓶詰め用のラベルが出来上がりました。
「ニンニクのたまんね漬け」や「窪田丸ナスの一発漬け」など、加工所の商品構想は際限なく拡がりますが、営業部の仕事が先行し、如何せん商品開発部の動きがイマイチであります。イメージキャラクターにどなたか名前を付けて下さる方いらっしゃいませんか?
『男のつまみシリーズ第2段』の商品ラベルは、ガテン系で攻める予定であります^^;
本日の『キュウリ爆弾』の本数、小ぶりで15本。樹勢が弱ってきたかなぁ…こんな時は、我が家の古老直伝の裏技があるのです。明日試してみることにします。ん~!イメージキャラクターの名付け親には、夢屋農園の『キュウリ爆弾』とナス漬けを商品として送りつけてやるぅ~^^;