その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

夢屋王国(国勢調査「お」ver.4)

2011-08-26 21:08:44 | 夢屋王国

『夢屋王国』の田んぼのイネは、「乳熟期」から「粉熟期」と呼ばれるステージに入り始めました。(葉鞘や葉に蓄えられたデンプンが穂に転流し、次第に水分が抜け、爪先で潰すと粉状のデンプンが確認できる時期です。)
まだ、カメムシによる吸汁被害に注意しなければいけない時期であり、近隣の田んぼでは、ラジコンヘリや動噴が活躍しております。確信を持って、殺虫剤散布を1回減らしている『夢屋国王』ではありますが、近隣で慣行防除(2回)を実施されると、確信が揺らがない訳でもない。そこで、今朝も虫取り網を片手に、荒地(畑)と畦畔を50mほど歩きながら振り回してみました。(正式には「すくい取り法」という立派な予察方法です^^;)
ブチヒゲカメムシ1頭、オオトゲシラホシカメムシ2頭、ハエの類に、クモ類の大漁でありました^^;
私が発見したい(?)アカスジカスミカメの捕獲は、本日も不発に終わってしまいました。アカスジカスミカメ類の発生消長は、8月上旬の出穂期に出現のピークを迎えるはずなので、今年も諦めなければならないかも…。

 

お隣の田んぼは、転作田(休耕田)でイネ科雑草が生い茂り、所々ヤナギの木が出ております。カスミカメ類を発見するのは、ここしかないと内心思っているところですが、そんな荒地の中で黒い塊を見つけました。(大人の眼がねと乱視用眼がねを使い分けないと、お仕事が出来ないお年頃なものですから、遠目には黒い塊にしか見えないのであります^^;)
近づいてみるとゴマダラカミキリご夫妻が、朝から熱い抱擁を交わしておりました。
抱擁…いやいや、夜間に交尾を済ませたカップルが余韻に浸っている…いやいや、♀が他の♂との再交尾を避けるために♂が防御している。人間は、花鳥風月を擬人化し、自分に都合の良い解釈をしますが、再交尾を防ぐためにガードしている。この辺りが正確な解釈ではないでしょうか^^;
ここで、ハタと気付きました。オオトゲシラホシカメムシの画像を残すのを忘れていた…私は、国勢調査を進めていたのでありました。(最近、物忘れが激しいのです。)
⇒画像は、後でココに貼り付けておきます^^;

 

2年前の画像から、オオトゲシロホシカメムシの幼虫の画像を見つけました。Upしてから9時間後の公約遂行でありました^^;

No.057 オオトゲシラホシカメムシ Eysarcoris lewisi 昆虫綱 半翅目 カメムシ科
山形農試生産環境研究部の滝田雅美さんが、このカメムシ成虫(♂)の集合フェロモンについて、研究成果を発表しておりました。

タイトル:「オオトゲシラホシカメムシ雄成虫による誘引現象」
http://www.tnaes.affrc.go.jp/seika/jyouhou/H14/to194.html

山形県でもこうした研究成果を発表する人が出てきたんですねぇ…素直にうれしい^^;

オオトゲシラホシカメムシの画像なんて、ちょろいもんだと甘い考えでおりました。雨のため画像アップできませんm(_._)m

何とか、ブログUp日の内に、画像が確保できました。胃の痛くなるような行為であります…慢性的な胃炎をお持ちの方は、巻頭画像のゲンノショウコを煎じてお召し上がりください。なお、夢屋本舗でのゲンノショウコの取り扱いはございません。(薬事法違反になってしまいます^^;)

明日の仕掛けを仕入れるために、夕方もオオトゲシロホシカメムシ(成虫)を追いかけることを断念してしまいました。お詫びに、トゲカメムシの画像を貼り付けておきます^^;

 

 

コメント
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