
米沢の郷土料理「冷や汁」ですが…
『おやじぃ』にとっては、お袋の味というよりは「祖母の味」である。事実、村山地方出身のお袋が作ったことは無かったし、オッカーもその作り方を知らない。「煮浸し」のようにも見えるのであるけれど、乾物(干し椎茸、高野豆腐、お金があったら貝柱^^;)とこんにゃく、油揚げを予め煮込んで、煮汁が冷めてから季節の野菜と和えるのでありますよ。我が家の場合は打ち豆(大豆を潰したもの)が入る。オッカーが「この打ち豆どうしたの?」と聞くから、「台所の大豆を金槌で潰せば打ち豆だごで(である)」とつっけんどんに説明して差し上げる。(彼女も味噌汁に打ち豆を使うことはあるのだけれど、非農家である彼女にしてみれば打ち豆は買うものなのである^^;)
確か、お隣の川西町出身の故)井上ひさしさんの小説「四十一番目の少年」の中に、「晩餉のお菜は『冷や汁』だった。」という一文があった記憶がある…施設から実家に帰った時の情景だと思うのだけれど、高校生だった実姉が文庫本の記述を見つけて喜んでいた。『おやじぃ』は、その当時、お子ちゃまだったから小説の内容は憶えていない。むしろ、「モッキンポット師の後始末」や「青葉繁れる」がベースになっていると思われる「ボクのしあわせ」という石坂浩二さんと小鹿みきさんのテレビドラマが微かに記憶に残っているだけでありますよ。はてさて、『おやじぃ』は、「祖母の味」を再現できるでしょうか?油揚げ、干し椎茸、かまぼこetc.と祖母も使えなかった食材をふんだんに使い、今が旬の「クキタチ菜」を使って不味かろうはずがないのである^^;
ド根性「アスパラガス」ですが…
さて、肥料を施し、堆肥を敷いて、手を掛けている畑のアスパラガスが細くて、庭の砂利をかき分けて出て来たアスパラガスが太いのは何故だろう?(除草剤の雨をかいくぐり、長女『有季菜先生』がわざわざ支柱まで立てていた^^;)畑のコゴミも小さい株が早く芽を吹き、タラの木も細く、低い木ほど展葉が早いようである。ここのところ、植物の『生き残り戦略』(おやじぃはそう思っている。)の強かさに驚いています。
そうそう、本日のお題である『ボクのしあわせ』に登場する高校の英語教師は、各月の英単語を「じゃ~なり、じゃなりとへ~ぶらり、花の三月ま~ちましょ♪」と妙な節をつけて覚えさせていた…『おやじぃ』の英語の躓きはこの辺に原因があったのかも知れない。(何事も人のせいにする^^;)そうそう、そして、ボクたち夫婦が飼っていたカナリアのつがいが、エサをやり忘れて、雄が死んでしまう場面を記憶している。『ボク』はそれが、カナリアの雄が、残り少ない餌を雌に食べさせた結果であると考えたようである…そうなのよ、男はつらいのよなんてなぁ(笑)
高畠駅前広場の桜も満開です^^;
はてさて、『おやじぃ』は少しずつ、子どもたちに家事を引き継ぐ算段をしております。(区長も終えましたのでね^^;)手始めに、長男『ポン太郎くん』には集落の用水清掃に参加させ、長女『有季菜先生』には公民館清掃をと役割を決めました。考えてみれば『おやじぃ』は、35歳の時から、集落の総会や葬式事の手伝い(今ではセレモニーホールの役割となったけれど)にも出るように親爺に言われた。消防団、若い衆の会と参加はしていたけれど、そうして社会(集落)とのつながりを持ってきたのであるから、子どもたちに任せても良い頃合いだと思いましてね^^;
我が家も子どもたちの代で、墓仕舞いかねぇなんて考えているから、今の内から色々教えておかないとなんてねぇ。
こういったことが『おやじぃ』たちの役割である^^;
集落の『SK工業会長』から頂いた「クマ肉」…一年間、冷凍庫で寝ておりましたが、友人『ノロ社長』の仕込みで「クマ汁」の振る舞いであります。(具材は『おやじぃ』の提供である^^;)昨年と違って、下処理が良いから『獣臭』もせずに美味しく仕上がっておりましたよ。次代の役員には極力口出しはせずに「お金」と手間は出す。水稲の種蒔き作業の最盛期ですから、出席者は疎らでありましたけれど、気心が知れれば集落の維持(万が一の災害の際にも)や協力体制が出来上がると信じております。
石坂浩二さんが主演(作家役)した「ボクのしあわせ」は、恐らく井上ひさしさんの若かりし頃の経験がベースになっているものだろう…家庭内でのやり取りも、ある意味『幸せ』がなせる業であろう。13年も一緒に暮らした老犬『さくら♀』が、おやつを与える時しか『おやじぃ』のところに来なくても、毎晩、本宅の玄関まで迎えに来る愛人『シロ♀』も家族の一員である…あと何回、桜の花が見れるかねぇ?『幸せ』って、その時は気付かないものかもねぇ…長閑な春の一日でありましたよ。そうそう、お仕事お仕事…また収穫作業ですわなぁ(笑)
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