その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

夢屋王国(第2サティアン)

2011-08-09 12:26:06 | 夢屋王国

『夢屋王国』の田んぼも「穂揃い期」を迎えました。他のイネの草丈に比べて、一段高い草丈のイネがポツンと伸びております。果樹類であれば「枝変わり」、草本類であれば、他品種との交雑で生まれた「ハイブリッド」または「突然変異株」であります。明治期に山形県(現)庄内町の篤農家「阿部亀治」によって発見された「亀ノ尾(原種)」は、純系累代栽培と品種改良によって「コシヒカリ」や「ササニシキ」といった現在でも最も人気の高い米に生まれ変わりました。「亀ノ尾」の発見から自家採種に3年、一般普及栽培種の「亀の尾(累代栽培後の子孫)」が普及するまで約30年の月日を要しております。
『夢屋農園』に現れた「ハイブリッド」が育種対象となるためには、「長稈(ちょうかん)」で倒伏性に問題がありそうです。その他、「穂長」で多収穫品種と成り得るか、耐病・耐虫・耐寒性に優れているか、生育期間の長短・食味はどうか…などといったチェックポイントを総てクリアしなければ、優良品種として育種の対象とはならないですし、気の遠くなりそうな年月がかかります。
最近では、スピードを上げるために人工的な環境下で育種栽培され、採種する際も「二期作」が可能な温暖地で年2回栽培し、一気に種籾を確保するなどということが研究機関では行われておりますが、何の設備も無い中で、辛抱強く育種していた先人の労苦に頭が下がります。
  
育種の道を究めるには残りの人生も短く、忍耐力の無い、凡人『夢屋国王』は、世俗的な快楽に直ぐ逃げ出してしまうのであります。立秋とは名ばかりで、猛暑の中で庭木を刈り込む『植木屋夢じぃ』は、職場近くのスーパーで手に入れた「イワガキとホタテ」を勝手に『第1サティアン』の冷蔵庫に放り込んで置きます。主である友人Tの帰宅を待って、『夢屋加工所・商品開発部』の試作品を品評します。「長ナスの水漬け」「山形のダシ」「ニンニク味噌」…お洒落な100金ボトルを手にしながら、結局、ビールをガツンと飲んで企画開発会議は頓挫するのでありました…^^;
  
『夢屋国王』の執務室である『第2サティアン』は、2ヶ月でここまで改良が進みました^^;
室内からテラス?への出入りが可能になり、井戸水を引き、婦女子がヒール履きでも訪問出来るように山土を敷き均し、今日、お昼寝用のヨシズ(998円)を購入しました。さて、青空と雲をイメージして外壁をペイントするか、文字通り『ホワイトハウス』に塗り上げるか…今、内装と外装を構想中であります。イネの品種改良への熱意はありませんが、妄想国家の執務室『第2サティアン』の改良・改善は、まだまだ続くのであります。
今度の日曜日は、ぶどう棚に赤い提灯を吊下げて、特設ビアパーティ会場となるのであります。

No.000 遂に、国勢調査断念か?
いえいえ、取り置き画像は充分に確保しているのですが、仙親分を『第2サティアン』にご招待しなかったことを、今、悔んでおります^^;
ということで、『第2サティアン』の改良進捗度をご紹介まで…。
本日の『キュウリ爆弾』本数25本…昨日、植木屋をやって、収穫しなかったため、大ぶりなキュウリの雨でございます。

今日も朝から暑いなぁ~!!! 職場では、16日たかはた夏まつりの踊りの練習であります。
盆踊り…私の場合、汗だく踊りなんだなぁ~(げんなり)

コメント (2)
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