その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

夢屋王国(国勢調査「と」ver.4)

2011-08-13 14:19:36 | 夢屋王国

「いいお盆だなっす!」…8月13日の墓参り、お寺の本堂中央に座り檀家を迎える住職に必ず掛けなければならない慣用句であります^^;
ネット上で「何故、墓参りをしなければならないのか?」などと、チョットした論争になったとか…。若者よ、深く考えるな!慣習・慣例などというものは深い理由など無いのだから。
我が家の古老は良く言っていました。「一瞬の清浄無垢を求めんがため…一切空!!!」
仏法僧…仏と仏の教え、そして法を行ずる僧…これを「三宝」という。仏の教えに触れるという本質を忘れ、手を合わせ、布施の多寡を論じても詮無きことであります(宗教家夢屋^^;)
  
さて、朝、夢屋本田を眺めておりますと『大龍のオヤジ』が作っているトウモロコシ畑が荒らされているではありませんか。最近、畑に稔ったスイカやトウモロコシを狙って、三羽のカラスが盛んに田んぼの上空を旋回しておりました。彼らは、食べ頃をよく心得ていて、美味しい物を啄ばんで行きます。カラスを追い払うためには、石ころ・爆音機・鳥除けネットに反射材…実は意外と釣り糸(テグス)が有効なのであります。『大龍』の畑にもテグスを張り巡らせて(画像左)あるのですが、今年は見事な?被害に合いました。畦畔を歩いていると我が家の田んぼにも、トウモロコシが一本、きれいに食べられて(画像右)おりました。
こうなるとカラスの仕業ではありません。おそらくハクビシン・タヌキの仕業と思われます。耕作放棄された田んぼや畑の藪は、彼らの格好の棲家となっているようです。夢屋本田の脇の藪にもキジの親子が住んでいることは分かっておりますが、自然が豊かと喜んで良いものか悪いものか…^^;
  
穂揃い期の田んぼは、頻繁な水管理の必要もなく、予防的な薬剤散布も終えておりますので、比較的ゆったりとイネの病気(紋枯れ病)の発生株など探しながら散策することができます。刈り残してしまったイボクサに目玉の大きなハムシを発見しました。トゲアシクビボソハムシ…お経のように長い名前…「棘脚・首細・葉虫」と漢字で戒名をつけてやると何とか読めるかな^^;
放置すると田面に広がってしまう、厄介なイボクサを食べてくれるのですから、彼らは強力な助っ人であります。さらに、高い年俸など『夢屋国王』に求めても来ませんので…^^;
陰と陽、在と空、益と害…これらは単体で存在するものではなく、糾える存在であります。
お盆の迎えた『夢屋国王』は、俄か宗教家に変身するのでありましたとさ…。

No.051 トゲアシクビボソハムシ Lema concinnipennis 昆虫綱 甲虫目 ハムシ科
ツユクサやイボクサ(ツユクサ科)を食草とするハムシです。イボクサは、その汁を付けると「イボ」が取れると言われており、このように名づけられたとされていますが、こういう民間伝承療法は止めておきましょう^^; 悪性でなければ、イボは皮膚科にて液体窒素で焼き取っていただくのが一番かと思います。ん~!目の上のタンコブである邪魔な上司には、頭からイボクサエキスをかけてみると効果があるかもしれません^^;

本日の『キュウリ爆弾』の本数19本・・・通算582本目であります。
お盆のお迎えは、19頭立てのキュウリの馬車であります・・・^^;


コメント
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