最近、加齢と共に物忘れが酷くなりました。
人や物の名前が出て来ない。次の行動を取るために立ち上がるものの、物を忘れて外と部屋を行き来するetc.…そして、昨日、画像を取り貯めたメモリカードを出稼ぎ先の職場に忘れて来てしまいました。あ"~歳は重ねても、年は取りたくないねぇ…^^;
「蝉時雨」という言葉がありますが、昼休みに昆虫採集(撮影)に出掛ける「大沢山」の林道は、今、まさにヒグラシやコエゾゼミの大合唱であります。一方、こうしてブログ更新をしている私の部屋の外では、エンマコオロギやウマオイなどの初秋を思わせる虫たちの混声合唱団が活躍する季節となりました。
6月初めに田んぼの水路で見つけた異様に腹の膨らんだアマガエルであります。食べ過ぎが原因と思って指先に取ってみましたが、触診の結果、腹水が溜まったものだろうと思います。初めのうちはメタボリックな体型を示しながら、友人である『貧乏父さん(H.N.)』に警鐘を鳴らそうと考えておりましたが、身体の障害や病気を揶揄することは、国王の品位を疑われると考え、差し控えておりました。
林道で見つけたヒグラシは、最後の力を振り絞るかのように地を這っております。樹上で、今を盛りに合唱する仲間が居る一方で、こうして死期の迫った者もおります。
昨日もまた恒例の昼の散策をしておりますと、腹部が欠損した茶色いフキバッタ♂の死骸を見つけました。初めは、他の肉食系の昆虫や鳥に食われてしまったものかと思っておりましたが、帰り道に見つけたフキバッタ♀の様子を見て、病死であると検死したのであります。
昆虫たちの世界にも、事故(手足の欠損)、捕食者や寄生虫による死、そして、カビ・細菌・ウイルス等の感染死があります。
ハマダラカによって媒介されるマラリア原虫などとは違って、昆虫を死に至らしめるカビや細菌は、基本的に人に感染することはありません。カビの感染で有名なのが「冬虫夏草」であり、この場合、カビというよりはキノコと言ったほうが分かり易いかもしれません。
細菌では、Bacillus thuringiensis(バチルス チューリンゲンシス)の結晶性タンパク毒が有名で、農薬(BT剤)としても使われているくらいです。
突然、無意識の内に訪れる昆虫たちの『突然死』ではありますが、感染症に侵された昆虫が、このように草木の高い所に登って死に至ることが良く知られております。人間は、体調不良などの病気の予兆を感じられる生き物であります。暑さと朝の涼しさが混在するこの季節…皆さん体調管理にご留意ください。
『貧乏父さん』…精密検査結果は、いつ頃でるのかな?
追記)『貧乏父さん…イシモチになる』
丁度、『貧乏父さん』が草刈り修業に来た2週間前、『夢屋農園』のナツメの木から盛んにさえずって求婚していたモズ♂は、今朝めでたくカップリングに成功したようです。
昨日の夕方まで、自宅の畑のタラの木で囀っておりましたが、今朝、『夢屋農園』のシンボルツリーである八重桜の枝に、初めて二羽並んで止まっておりました。モズ♀が眠そうな姿勢をしているのは、下衆の勘ぐりというやつでしょうか…^^;
二週間よく頑張ったよ!!モズっち君