その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

夢屋王国(国勢調査「ほ」)

2011-08-06 23:02:48 | 夢屋王国

もしも「ティンカーベル」に会えたなら…。
妖精とは、人間と天使の中間的な存在であり、悪戯好きで、気まぐれな女の子をイメージしてしまいます。天使の羽は、白い鳥の羽をイメージし、妖精のそれは、何故か透き通っている羽をイメージしてしまいます。
朝、水路のマコモ刈りをしているとクモの糸に捕らえられたティンカーベル役のウンカ♀を見つけました。透き通る羽を眺めていたら、ふと妖精を思い浮かべたのであります。
              
妖精が居れば、悪役が必ず必要であり、そこに背後から迫る海賊フック船長役のヤサガタアシナガグモが現れました。ティンカーベル危機一髪…。そこへ登場するピーターパン役の『夢屋国王』でありますが、このピーターパンは、決してティンカーベルを救わないのであります…^^;
ごめんね、ティンカー…自然界には掟があって、フック船長にも生きる権利が保障されなければいけないのでありますよ。ましてやピーターパンは、成長した子どもたちを間引いていくのであります。
              
「ピーターパン」のお話を思い出しながら、『夢屋国王』は朝から頭を捻っておりました。と言いますのも画像の昆虫の名前が浮かばない。6本脚だし、翅の作りがあるので昆虫には間違いない。しかし、お尻のモジャモジャが珍妙であり、ウンカ・ヨコバイの類であろうとは予想できるのですが、どうしても同定出来ないのであります。これは新種の発見か…?新種の割には、マコモの葉や水面にウジャウジャ居るし、これだけ沢山存在する新種なんて聞いたことが無い。必ず誰かが同定しているはずですから…^^;
それでは、ティンカーベル役のウンカの名前は何なんだろう?と調べていると、ホソミドリウンカの説明文にこんな一説がありました。「幼虫は、クワキジラミの幼虫の様に尾端から白い紐状のロウ物質を伸ばしており、葉裏でも目立つ。」…ははぁ~ん。ホソミドリウンカの幼虫に間違いない。とまぁ、こうして新種発見では無いことが直ぐに判明したのでありましたとさ…ガックシ^^;

No.046 ホソミドリウンカ Saccharosydne procerus 昆虫綱 半翅目 ウンカ科
この時期、水路のマコモが異常に白く粉を噴いたようになっています。このウンカの産卵痕と幼虫の白いモジャモジャが白い粉に見えてたんですなぁ…イネしか見てないと、こんなことが良くあります。世の中知らない事が、沢山あるんだなぁ…イネには実害がないので無視(虫)します^^;

本日の『キュウリ爆弾』の数30本 小ぶりではありますが、爆弾の雨は降り続いております。

コメント (2)
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