その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

夢屋王国(国勢調査「く」ver.2)

2011-08-10 21:39:00 | 夢屋王国

盆暮れの付け届け、盆前払い…など、「お盆」は一年の中で生活に一区切りを付ける時でもあります。先祖供養のために墓掃除をし、仏間に提灯などを飾り付けて先祖の霊をお迎えする…。
古い慣習に嫌気がさした時には、「俺の遣り方に文句があるなら、いつでも化けて出て来い!!」などと仏壇に向かって毒づく夢屋でありますが、今までご先祖様は化けて出て来たことなどありません^^;
さて、そんな不遜な夢屋ではありますが、折角の代休であっても日常取引での未払いはないかと確認し、日盛りの日中でも庭の除草をし、庭木の整枝をする。盆前には何とか体裁だけは整えておきたいという遺伝子の奥底に組み込まれた慣習をこなす毎日であります。しかし、我が家のオッカーザウルスは、ち~とばかり違っております。日常生活の中で仏様(仏壇)がある生活をして育ってきたかどうかという違いではないかと最近感じるようになりました。
初物(収穫物)や頂き物は、まず仏様にお供えしてから頂く。盆前には仏間を片付ける。25年も一緒に生活してきているのですが、身体に組み込まれた遺伝子が違っているようで、ひとり黙々と遺伝子の呼びかけに反応し仕事をする夢屋のイライラは募るばかりであります…^^;
  
そんなお盆の節に、決まって飛び込んで来るのがカミキリムシであります。手でつかむと「キイキイ」という威嚇音を発し、また、力も強く、大顎が発達しているので、気弱な子どもは怯んでしまいます。
              
カブトムシやクワガタムシが、虫かごの中で、スイカの皮やキュウリを美味しそうに食べる(子どもには、そう見えたんだよなぁ…)のと違って、コヤツらは、鳴く訳でもなく芸がありません。
「この虫は、髪の毛も食い千切るんだ…(髪切り虫)」などと、死んだばあちゃんに教えられ、虫かごに飼う対象にはなりませんでした。幼虫時代は、「テッポウムシ」とも呼ばれ、樹の芯に潜り込み食べていることは分かりますが、成虫になると一体何を食べているのでしょうか?ふと疑問が湧き上がります。『ハナカミキリ』の類は、花や花粉を食べるのでしょうけれど、クワカミキリやゴマダラカミキリの成虫は、やはり大人に成っても樹皮などを食べるのでしょうか?
そこで国王は考えた。この厳つい顔は、「苦虫を噛み潰す」顔である…大人になった彼らは、きっと社会の不正義やイライラを噛み切って、腹に貯め込んでいるに違いない。今日、『夢屋国王』は確信したのでありましたとさ。

No.048 クワカミキリ Apriona japonica 昆虫綱 甲虫目 カミキリムシ科
文字通りクワやイチジクの害虫であります。しかし、桑の木自体が減ってますからねぇ。

No.049 ゴマダラカミキリ Anoplophora malasiaca 昆虫綱 甲虫目 カミキリムシ科
ミカン類、ヤナギ、クリ・クワなど、食害樹は多様であります。成虫は、樹皮などの生木を食べているらしい。産卵は、樹皮を噛み切った傷痕に行うようで、決して大人になったからといって、『苦虫を噛み切って』いるのではないことだけは確かなようであります^^;

本日の『キュウリ爆弾』の数22本…尿素の葉面散布が効いたようであります。
この爆弾は、もろきゅう大好き『タムラどん』にお見舞いするのであります。

猛暑日の山形にあって、夕刻、畑の耕運を近所のオバチャンに頼まれました。
缶ビールのお預けを喰らった国王は、少々、ご機嫌斜め…。
いえいえ、『夢屋加工所』商品開発部の企画会議を缶ビール片手に行っております^^;

コメント
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