その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

仔牛が売られていく?

2022-05-11 07:57:02 | 転職

嫌な予感がして…最期の画像になってしまった(涙)

確か小学生時代の音楽の教科書に載っていたような気がする「ドナドナ(DonaDona)」は、1938年にイディッシュ語(中東欧文化圏)で作詞・作曲された歌とのことである。何も知らない仔牛が荷馬車に揺られ市場に売られていく。それを見ているツバメに問いかけ、もしも、翼があったなら牧場に戻れるものを…ドナドナドーナドーナ♪といった和訳で歌われている。けれどね、雄の仔牛は、市場で売られてもその後肥育され食肉化され、乳用牛の雌牛ならば、これまた肥育されて搾乳牛として育てられるだろうに…。
仔牛⇒市場⇒屠殺というイメージが付いて回りますが、生まれた牧場で暮らしても、売られて新たな牧場で暮らしても、肥育され利用されることに違いはないのだけれどなぁ。何も知らない仔牛が売られていく、生まれた牧場を離れなければならないという情景に哀愁を歌い込んでいるのでありましょうか?一説によると、ナチスによるユダヤ人の強制連行を仔牛に見立てたものという反戦歌と解釈されている方もいらっしゃるようですが、作詞の年代は強制連行以前のことのようである。
さて、40年選手のトラクター『クワジマン』がトラックに載せられ、『入院加療』によって回復することに希望を託したのでありますが、残念!夕刻には『死亡診断書』が届いてしまいました。(『おやじぃ』のメンテナンス不足が招いた結果であるようです。)さて、どうする?『おやじぃ』だって、いつまでも農業従事できる訳でもないし、長男『ポン太郎君』とて、薄利多売の世界で生き残れるとも思えない…新規投資は無謀とも思えますが、先迫っている農作業のことを考え、買い替えることを決断しましたよ。(これでまた、大赤字路線に突入であります…。)


久し振りにアヒージョをゴチになり…

我が小さな農園にしてみれば『無謀な投資』ではあるのだけれど、長男『ポン太郎君』の作業効率や安全性を考えると『長い目でみた投資』であると判断した訳でありますよ。(懐は痛いけれど^^;)我が農園にとっては、もう一人の貴重な働き手なのでありますよ。
さて、『おやじぃ』の無謀とも言える決断を、いつものように友人『ノロ社長』に伝えに行くと、彼にしては珍しく顔が青ざめている。「携帯電話が見当たらない。」ですと…さっきまで、優雅に裏庭の芝刈りをしていたじゃないか?「こんなときは冷静に(他人事だからこう言える^^;)最後に通話した場所を思い出し、それからの行動範囲を思い出してみよう!」…「確か、ここ(外)で通話したのが最後で、それからは屋敷外には出ていない。牛革カバーだからカラス(ペット?)が咥えていった?」
『おやじぃ』の携帯から呼び出しを掛けるも、外では呼び出し音が鳴らない。家の中でも呼び出し音が鳴らない…そろそろ焦り出すふたりのオジサン。「鬼に金棒」『おやじぃにトラクター』『社長に携帯』etc.社長のお仕事は携帯頼りのお仕事だから…「もう一度だけ家の中で…!」…車庫の中で鳴った!良かった!!! 明日から出張予定の社長だから、携帯電話無しでは仕事にならないのよ~。
さっきまでの焦りは吹き飛んで、また祝杯!世の中、便利に成りましたけれど、『機械』ひとつに振り回される人生…その先に何があるか分からない『仔牛』のほうが、どっしりと生きていたりしてね(笑)

#戦争反対 「ドナドナ(DonaDona)」は、ユダヤ系アメリカ人の作詞家、作曲家の作品である。そんな背景が、売られて行く仔牛に、ユダヤ人の強制連行をイメージさせたのだろうか?市民の意思に反する保護、連行なんてあり得ないと思いますけれど…。

コメント
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