「背びして見る海峡を~♪」
1969年4月に発売された、森進一さんが歌う「港町ブルース」は200万枚以上を売り上げているようでありますなぁ^^; 函館(歌詞1番)から気仙沼を経由し、焼津に高知、長崎を回って、旅の終わりは鹿児島桜島(歌詞6番)のようであります。勤め人時代は『出張』と名の付くものの外でアチコチ回らせていただいた結果、訪れていないのは鹿児島桜島だけのような気がする。就農してからは、アルバイトで伊豆、草津方面にはお付き合いしましたけれど、ほとんど家を空けるということが無くなっております。
春に目覚めた「こごみ」たちも初夏を迎え、競って『背伸び』をしては海峡を見ている…と言うか、せいぜいが対岸の景色が見える程度の伸びでありますけれどね^^; 「背伸び」とは、①つま先立って伸び上がること。②実力以上のことをしようとすること、とある。地面から高々50㎝程度の『背伸び』をしても、見える景色が変わるとも思えませんけれど、これは『おやじぃ』とて同じこと…「五十歩百歩」と言いますか、『50㎝を167㎝が笑う』程度の違いでしかありませんよ。周りのことが見えていないことに気付いていないのでありますよ。そろそろ、こちらの「こごみ」も終わり…しかしねぇ、必ず『寝起きの悪いこごみ』があるんですよねぇ…。日陰?水分?植物体の大小?だけではない、何がしかの個体差による『目覚めのスイッチ』があるような気がしてならないのです。一斉に展葉して、災害にでも遭えば、群落は消滅してしまう可能性もある…『個体差』も生き残り戦略のひとつなのかも知れません^^;
『ハルザキヤマガラシ』ですかねぇ?
さて、「早起きは三文の徳」などと申しますが、『寝起きの悪いこごみ』たちがいるから、『おやじぃ』は、場所を変えながらも、二週間ほどの期間「こごみ」を採取することが出来ましたよ。それでも、これだけ『背伸び』をした「こごみ」が大半になると、まだ伸び切らないものを探すのが効率悪くなるから、採取生活も終わりであります…と思っていたら、畑の「わらび」が一斉に伸びて来た^^;
ポツポツと長い期間出てくれると収穫も売り上げも安定するのですけれど、春作業が立て込んでいる時の『背伸び』だから、一昨日は3㎏、昨日も3㎏…はて、今朝は?「道の駅」などの集客力のある直売所ならいざ知らず、地元の方が利用する小さな直売所では売れる量も知れている。昨日は、出荷量も相当数並んでおりましたから…。
はてさて、大規模な稲作農家では、早い田植えが始まっております。『おやじぃ』はというと、田起こしをようやく済ませ、畑の耕運に手間取っているというのにねぇ…。焦らない、あせらない。他人は他人、我は我でありますよ。『寝起きの悪い』(作業が遅い)『おやじぃ』ではあるけれど、スナップエンドウやわらびを収穫して、当座の売り上げを確保しなければねぇ…これもまた、小さな農園の『おやじぃ』流の生き残り戦略だったりしてね^^;
「早起きは三文の徳」転じて『遅起きしても、誰かが落とした三文くらいはあるかも?』なんてね、野の植物たちにも学ぶことにしたしますよ(笑)
#戦争反対 「戦争反対だけを唱える輩は卑しい。」という記事があった。確かに理想を語っていても無力ではある。けれども、『背伸び』して軍拡を急いでも、拡大主義を続ける国家を押し留めることが出来るのだろうか?どれだけの軍備を増やせば戦争は起こらないのだろうか?『理想主義者』と言われても、若者たちが戦火に巻き込まれることに反対したいだけだから、無力な呪文だけは唱えることにしますよ。