その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

アスパラガス『全滅』…?

2022-05-01 07:25:23 | 転職

確かに雪は積もっていましたが…

こちらは「ユキヤナギ」…確かに小さな花は、まるで枝が雪で覆われたような雰囲気ではあります。今年の連休は雨と晴れの日が交互に訪れるようで、天気を見定めながら春作業を進めなければいけないようです。そんな中で、季節外れの雪…恒例となった晩酌をしながら、友人『ノロ社長』が、今年の果樹は大丈夫だろうかと口にする。昨年は、果樹…特に、サクランボが遅霜による被害を受けた。「花芽の減数分裂期や受粉期、幼果の時期でなければ大丈夫ではないかい?」とお気楽な返事をしたのであるけれど、「最上町のアスパラガス全滅」などというニューステロップが流れたのでありますよ。(被害農家の方々にはお見舞いを申し上げます。)…『全滅?』確かにようやく伸長した若芽が「凍害」を受けて、出荷出来ない状態になったことは事実であろうけれど、『全滅』という表現をされると圃場全体が収穫不能になってしまったような印象が残ってしまう。一週間もすれば、土中の新芽がまた伸長し、収穫出来るようになるのではないかと思うのだけれど…。(収穫初期とは言え、一週間分の減収は農家にとって大きな痛手であることには違いはない。『おやじぃ』は、『全滅』という表現に噛みついているだけであります。)ハウスの中のスナップエンドウは、遅霜で葉の一部に「凍害」を受けた箇所もあるのだけれど、今回の雪の影響は無かったようであります。これからも「遅霜」や「降雹」による自然災害が心配される。まだまだ、「陽気は落ち着いてはいない。」のでありますよ。


カヤやノバラの新芽も伸びて来ました。

もう一ヶ月もすれば、人間の行く手を阻む「藪」になるに違いない。人間にとっては厄介な「藪」も野生動物にしてみれば、恰好の「隠れ家」を提供してくれるに違いない。枯れ葉だけの野には「鴨撃ち」でもなければ人は踏み込まないだろうし、ましてやここは鳥獣保護区であるから、冬であっても人はやって来ない^^; 春に野草を求めて足を踏み入れる人を除けば、夏にノバラで引っかき傷を覚悟で足を踏み入れることなど皆無に違いない。「河川の荒廃」などとも言われるのだけれど、微妙なバランスやタイミングで人と動物たちの『棲み分け』があるのかも知れません。
はてさて、我が小さな農園は…あらあら、もう草が繁茂し始めておりますよ。昨日は自宅周りに除草剤を散布して、今日は雨の予報なので除草剤散布は無理かな?長男『ポン太郎君』が耕運したキュウリ畑は雨と雪の影響で『とぽとぽ(ぬかるんでいる)』…自然(お天気)相手の農業はやっぱり大変だわ。本来なら、草が繁茂する土地を畑にして作物を栽培する…これまた、自然に抗った行為をしているのかも知れない。我が親父は、自家菜園の定植を『さつき(田植え)』が終えてからと言っていた。我が在所では、田んぼが主力の農業であるから、自家用の畑作は後回しという理由もあるのだろうけれど、陽気(天候)が落ち着かないという理由も裏にはあったのではないかなどと故人の言葉を思い出している『おやじぃ』でありますよ。

#戦争反対 『全滅』…土の中には、これから伸長する若芽もまだ存在するはず。人の手で人を『全滅』させるなどという行為はやはりバカげている。

コメント
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