その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

長男の役割?

2021-08-05 05:30:18 | 転職

「殿様」の称号を与えられておりますが…

『第2サティアン(事務室)』に侵入した「トノサマバッタ」の子どもです。バッタの類は「不完全変態」を遂げるから、身体の大小で成虫か幼虫かを見分けるしかないようですけれど、子どもであっても「殿様」という称号を与えられている。そうそう、田舎では早く生まれたかどうか、男か女かで『跡取り』という代名詞を頂戴できるのであります。『バカバッチ』…おバカな末っ子であっても、長男は長男である。明確な長男教育などされなくても、子どもの頃から「長男は跡を継ぐ。」という雰囲気で育てられるのでありますよ。(最近は、その傾向も薄れては来ていますけれどね。)
「誰が『ポン太郎君』を跡取りなどと言ったんだ!この家で一番出来の悪い子どもを跡取りとする。(将来が心配だから^^;)」と宣言したのはいつの日か?この言葉に慌てて東京行きを決心したのが長女『有季菜先生』である。我が家で最も優秀な?『おやじぃ』でさえ、夢破れて帰郷したのである。一旗揚げて欲しいなどと期待している訳ではないけれど、優秀な(要領の良い)人間なら、外でも生活はしていけるだろう…一生は一度しかないのだから、やりたいことがあれば悔いが残らないようにやる。そんな方針ではありましたけれど、二女の『も~ちゃん』を除いて、長女、長男と未だに同居しておりますよ^^;


『悦ちゃん』ちのサボテンの花

さしたる財産がある訳でもないのに「家」を継ぐとか「墓を守る」とか…死んでしまってから墓参りをされて、親孝行を装われても意味は無い。「親孝行は生きている内にお願いします。」これも『おやじぃ』が勝手に作った『家訓第2号』でありますよ。
さて、我が集落でお世話になっている『タケちゃん』の長男が、水の事故で急逝されたようである。経営規模を拡大しながら、孫にも恵まれ、何の心配も無いように思えていたのに、心中を察するに掛ける言葉も失ってしまいます。「生きていてくれること」「親より早く死なないこと」が最大の親孝行ではないかと考えてしまいます。人の命とは、こんなに儚いものなのかと感じてしまいます。
一方、我が国の『お殿様(総理)』は、「入院制限」を表明されたようである。確かに、ワクチン接種が功を奏してか、新型コロナ感染症による死亡者数は急激に減少したようにも思える。しかし、中等症からの「急性増悪」を無視して、入院制限を行うと言う行為は、自ら医療放棄を認めたと言わざるを得ないのではなかろうか…「助けたい命」「助からない命」を多少は多く見て来た『おやじぃ』にしてみると、敗北宣言としか映らない。「安全、安心」なんてどの口が言い続けて来たんだよ。
猛暑日が続く日々…夏秋キュウリ畑で世話をする長男『ポン太郎君』を見ながら、『おやじぃ』も負けていられないとヨレヨレになりながら働いている。こうして『おやじぃ』のやる気を奮い立たせてくれる彼が、一番の孝行者かも知れませんね。

コメント
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