その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

これまた「合成の誤謬?」

2021-08-29 08:52:50 | 転職

混沌とした中でそれぞれの持ち味が出る?

「合成の誤謬」とは、一人ひとりが正しい行動を取ったとしても、全員が同じ行動を実行したことで想定とは逆に思わぬ結果を招いてしまう事例などを指すらしい。具体的には、「火事だぁ~!」という声に反応して人々が非常口に殺到した結果、将棋倒しとなり逃げ遅れてしまう事例。「コロナ禍でトイレットペーパーが不足するらしい。」という情報に惑わされ、皆が買いだめに走った結果、十分な在庫があるにも関わらず流通の問題やさらなる買いだめで店頭からトイレットペーパーが消えてしまう事例など、結構日常にはアルアルな行動や現象ではあるわなぁ^^;
直近では、「東京都の若者向けワクチン接種会場で長蛇の列(密)」などというのも、行政、接種希望の若者もそれぞれ「合成の誤謬」の一例かも知れない。対象年齢者の人口から言っても200や300回分の接種数では不足することは容易に推測できるし、人流の抑制と音頭を取りながら、渋谷や都庁に集まれというのもどこか矛盾している。しかしねぇ、お上の為すことを批判ばかりしていても何も前には進まないのでありまして、「若者たちはワクチン接種に消極的あるいは無関心」といった考え方は改めて、中々順番が巡ってこないワクチン接種の機会を提供、増強することが重要なんだよなぁと考えましょうよ。公の職務に就く方々は、批判されるのは日常的なことと腹を括り、粛々と業務を進めていただきたいと何の助太刀も出来ない『おやじぃ』は考えるのでありますよ。


「秋野菜は高騰するぞぉ~!」

そんな思惑でハクサイ・ダイコンを作っても、生鮮品はトイレットペーパーと違って買いだめは出来ませんのでね^^; 東北の「夏秋キュウリ」も終盤戦(我が家の圃場は、土質が合わないのかなぁ?今年も病気が蔓延してしまいました。)お盆前まで5㎏箱1,300円程度だった上物のキュウリが、お盆過ぎから3,000円程度(市場取引価格)まで高騰しております。8月初旬の集中豪雨の影響でありましょう。ならば「秋野菜は高騰する。」これまた容易に予測ができる…そこで、「昨年倍量の増産体制に入ることにいたします。」なんてね、皆が同じ方向を向いたら、自家菜園に毛の生えた程度の小規模農家では、意外にも商品のダブつきに見舞われたり、元々が低価格販売をしているから、さほど美味しい方向には向かわないだろうなぁなんて考える。暑さと体調不良を理由に、このところ仕事をサボっているから、恐らく11月中旬頃には、ハクサイをもう少し植えて置けば良かったなんて思い返すに違いない。
明るい話題と言えば「抑制キュウリ」が収穫できるようになったこと。残念、「夏秋キュウリ」とは仕立て方が少々違うので、生産量は思ったほど確保できませんけれど、夏場の価格低迷分を少しは回収出来るかも知れない…直売所に並べながら「あらキュウリが安い。」なんて声掛けされると、「もう少し値上げしましょうか?」なんて悪魔のささやきが^^; 10円、20円の商いで、量が捌ければ別ですけれどね…10円の値上げで結構、購買行動にも影響が出るものだなんて思いながら眺めておりますよ。
「これから、キュウリが高騰するぞぉ~!」なんてデマを流しても「合成の誤謬」は起こらない。だって、食べなければ済むことですから(笑)

コメント
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