その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

処暑…『狸囃子』

2021-08-24 08:28:19 | 転職

「夕鶴伝説」が残る「珍蔵寺」にて

全国各地に伝説、伝承というものがありますが、ラジオから流れた二十四節気のひとつ「処暑」という言葉を聞いて、「しょ、しょ、しょうしょうじ♪」という童謡の歌詞をふと思い出してしまいました。「證誠寺の狸伝説(千葉県木更津市)」は、日本三大狸伝説のひとつなのだとか…詩人 野口雨情が、この伝説を元に作詞したのが「証城寺の狸囃子」なんですと^^;
信楽焼の狸(他抜き)に影響されて、「狸囃子」というと太鼓腹のタヌキをイメージしてしまうのでありますが、野に出て来るタヌキは決して太ってはいない…本来は夜行性のはずだから、日が高いうちに見掛けるタヌキは、何か病気を持っているのかも知れない。果たして、彼らが得意とする『腹鼓』は、お腹を膨らませて手で打つものやら、はたまた、腹を膨らませた二匹のタヌキが互いの腹をぶつけ合って音を出すという説もあるのだが…。世にキツネとタヌキの化かし合いと言われますが、キツネの「化かし」は、狡猾な香りがし、タヌキの「化かし」はどこか間が抜けている。恐らくそれは「箍(たが)」抜けているからに違いない。(下らないダジャレでありますよ。)
ようやく「抑制キュウリ」の初収穫…あと2ヶ月くらいは引っ張りたいところでありますが、ハタと値付けに困っているのでありますよ…。


「生活応援?」か特売か?

スーパーのキュウリのお値段が高過ぎる。風水害で秋野菜は品薄傾向…秋野菜は高値になるとの予想は想像した通りになりましたけれど、今まで規格外品を安値で売っておりましたのでね。スーパー値段を参考に一気に価格を引き上げるのも気が引ける。「所詮、規格外品(とは言え、スーパーでの袋詰め並みのキュウリ(C級品)に近い品質ではある。)だから、夏秋キュウリが終わるまでは、5本100円で続けよう…。」なんて思いで、ご利用いただく高齢者の「生活応援」などという気概でおりましたけれど、こちらも生活者としての懐具合というものもありますのでね…それでもスーパーでは3本300円の値段というのもねぇ?キュウリなんざ、必ず食べなければならない物でもないから、高くしてもそのまま売れると言うものでもないだろうし、一方では、我が農園の値段に引き摺られて困っている出品者だっているに違いない。あと一週間…「夏秋キュウリ」が「抑制キュウリ」に切り替わるまで値付けの悩みが続きそうでありますよ。
「信楽焼きの狸」がお店の入り口などに飾られるのは、「他を抜く」とか「災難を逃れる(笠)」、「信用を大切に(通い帳)」etc.といった商売繁盛のための『八相縁起』が込められているらしい。コロナ禍には狸寝入り、商売は信用で…どこまで強がりが続くことやら(笑)

コメント
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