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冒険遊び場(プレーパーク)『たごっこパーク』

心が折れるより、骨が折れるほうがましだ。富士山麓の麓、田子浦港近くの公園と川ではちゃめちゃに遊ぶ子どもたちの日常。

【通算 1160回目 2023年10月7日(土) 『子どもは勝手に育とうとする』】

2023年10月07日 | 冒険遊び場たごっこパーク令和5年度
 
 
 
 
「たごっこパーク」で何度も見てきた光景。
リヤカーに乗せてもらうことを楽しみにしていた幼児が、リヤカーを引っ張ることに楽しみを見出すようになるのです。
労力という点で見れば、明らかに乗っていたほうが楽だし、楽しいはず。
なのに、動かすための体力と知力がついてくると、「もう5歳なんだから、6歳なんだから、引っ張る側をやりなさいよ」なんて言われているわけじゃないのにやる。
 
考えてみると、赤ちゃんは勝手に寝返りをするようになり、勝手にハイハイをするようになり、勝手につかまり立ちをするようになり、勝手に歩き出すわけです。
(※例外の子はいますし、そうした子たちの施設でみっきぃは働いていましたし、僕もそうした施設の入退所に関わっていました)
 
子どもはその先も勝手に育とうとするはずです。
最近接領域の発達課題に自ら取り組むってやつですね。
リヤカーを引っ張る側になることの楽しさ、大変だけどやれたときの達成感、乗る側の仲間の嬉しさへの満足感……。
体力、運動神経だけでなく、心も育ちますね。
リヤカーを引っ張るボーダーシャツくんが来始めたとき、いつもいつもママがわが子よその子をたくさんリヤカーに乗せて、公園巡りをしていたことを思い出します。
 
 
幼児6人 小学生12人 高校生1人 青年3人  子ども22人 大人16人 合計38人

【通算 1159回目 2023年9月18日(月) 『通い続けて18年』】

2023年09月18日 | 冒険遊び場たごっこパーク令和5年度
 
 
 
 
第1回開催から通い続けて18年の緑シャツくんに焚き火料理をごちそうになりました。
人生、本当にいろいろあって、それを一つひとつ乗り越えようとする姿に力をもらいます。
 
幼児2人 小学生14人 青年1人  子ども17人 大人13人 合計30人

【通算 1158回目 2023年9月17日(日) 『手をつなぐ』】

2023年09月17日 | 冒険遊び場たごっこパーク令和5年度
 
 
辞書で調べると例文が出てきますよね。
官民が手を結ぶ。
外国資本と手を組んで事業を始める。
与野党が手を握る。
今こそ、世界平和のために手を取り合うべきだ。
子どもたちが体育の授業とかで強制されているわけではないのに、手を取り合い川に飛び込む。
ひとり単独で飛び込むのも爽快だけど、みんなと手をつないで飛び込むと楽しさは増す。
日常の生活の中で自然とこうしたことが生まれる時間や場所を子どもたちに返していかないとですよね。
 
幼児4人 小学生9人 中学生1人 大学生1人 青年7人  子ども22人 大人17人 合計39人

【通算 1157回目 2023年9月16日(土) 『それぞれの秋』】

2023年09月16日 | 冒険遊び場たごっこパーク令和5年度
 
 
むか〜し、むかし、ある公園に子どもたちと若者たちがおったそうじゃ。
子どもたちは川へ命の洗濯に、若者たちは焚き火へ仕事疲れを癒やしに。
こんな場所が昔話として語られることなく、全国各地に広がりますように。
 
幼児4人 小学生7人 青年5人  子ども16人 大人8人 合計24人

【通算 1156回目 2023年9月3日(日) 『若者たちの席』】

2023年09月03日 | 冒険遊び場たごっこパーク令和5年度
 
 
だがしやさんコーナーには、いくつかの椅子が置いてあります。
僕やみっきぃ以外に、若者たちが入れ替わり立ち替わり座ったりします。
この二人も今や20代半ば過ぎですが、小学生の時から遊びに来ています。
仕事の話をしていくときもあれば、他愛もない話をしていくときもありますし、
少し深刻な話をするときもあれば、ただ隣に座っているだけのときもあります。
こういう場所の存在って、結構、大事だなと思ったりします。
 
 
幼児10人 小学生16人 青年3人  子ども29人 大人13人 合計42人

【通算 1155回目 2023年9月2日(土) 『初めてのお買い物』】

2023年09月03日 | 冒険遊び場たごっこパーク令和5年度
 
 
幼児ちゃんが一人でお買い物に行く、初めてのお遣いとかってテレビ番組がありますが、森のだがしやさんでは、ママたちが子どもに初めてのお買い物をさせてあげられると喜んでいます。
ママからマイ財布を持たせてもらって、幼児ちゃんたちが駄菓子をどれにしようかなと自分で選んで、お財布の中のお金を出して、これで買えますか?とか聞いてきたりします。
ママに、「◯◯ちゃん、それは食べられないでしょ」「そっちじゃなくて、こっちにしたら」とか言われないので、どの子も気持ちよくお買い物をしていきます。
この右側の子は、現金は持たず、お菓子が買えるメダルを3枚持っていて、いくらのお菓子でもいいから、3枚分、つまり3個お買い物をしたら、今日は終わりだよという方式にしています。
ママが予め、募金込みの多めのお金をくださっているのです。
3枚3個で終わりというのは、幼児ちゃんにとってわかりやすいようで、それ以前のママとお買い物をして、あれも買ってこれも買ってもっと買ってがなくなりました。
森のだがしやさん、どうぞ、ご利用ください。
 
幼児5人 小学生10人 青年2人  子ども17人 大人14人 合計31人

【通算 1154回目 2023年8月21日(月) 『自由にすると規則を作る、社会をつくる』】

2023年08月21日 | 冒険遊び場たごっこパーク令和5年度
 
 
川の飛び込みは1箇所しかできません。
滝で掘れている場所しか深くなく、それ以外の場所は浅すぎて飛び込めません。
その滝に土手の上から飛ぶ子たちと、下の用水路から飛ぶ子たちとがいます。
同時に飛んだら衝突事故が起こります。
だから、子どもたちは、声を掛け合っています。
下の子は上の子に「飛ぶから待ってて〜!」
上の子は下の子に「上から飛ぶよ〜、いい〜?」
自由な遊びのいいところのひとつは、子どもたちが規則を作るということです。
そして、それを互いに守ろうとすることです。
みんなで決めた規則を守らない子がいると、いい意味で警告されたり、排除されたりします。
そうやって、自分たちの「社会」を作っていくのです。
 
僕らが子どもの時代より、今の子どもたちは、大人と過ごす時間が圧倒的に多くなりました。
0歳からの園生活にはじまり、学校、塾、習いごと、スポーツクラブ、学童保育…。
そこには常に大人だけで決めて、子どもに守ることを強いる規則がたくさん存在します。
電子ゲームですら、与えられた規則があります。
子どもたちが子ども社会を楽しく過ごすために、子ども同士で規則を作り合う経験が少ないのです。
そうした経験の不足は、政治的無関心も生み出します。
社会を自分たちの手でよりよくしていこうという思考を奪います。
たごっこパークに限らず、冒険遊び場(プレーパーク)という市民活動は、自由に遊べる場の確保は大人がしつつも、どんな風に遊ぶかは子どもたち同士で決めるというのが特徴のひとつです。
この3日間も遠方からいらっしゃる親子も少なくなかったのですが、本当は冒険遊び場のような場がそこかしこにできるといいなと思います。
 
幼児6人 小学生16人 中学生1人 青年3人  子ども26人 大人17人 合計43人

【通算 1153回目 2023年8月20日(日) 『親の背中が子どもの社会性を育む』】

2023年08月20日 | 冒険遊び場たごっこパーク令和5年度
 
 
「たごっこ」の最後の片付けは、焚き火の始末。
万が一にも火事などが起きないよう、念入りに炭や灰を片付ける必要があります。
そんな大役を担ってくれた兄弟のお母さんは、いつも準備も片付けも主力として担ってくれています。
そういうお母さんの背中を子どもはちゃんと見ているんですよね。
保護者が迎えに来るだけの子どもは、やっぱり、それなりです。
親の背中が子どもの社会性を育むんだなぁとしみじみ思います。
 
幼児8人 小学生17人 高校生1人 大学生2人 青年4人  子ども32人 大人15人 合計47人

【通算 1152回目 2023年8月19日(土) 『探究心を育む』】

2023年08月19日 | 冒険遊び場たごっこパーク令和5年度
 
 
 
今年の夏も子どもが亡くなる水難事故が相次いでいるので、防ぐには川や湖、海で遊ぶのを禁止にしようとなりがちです。
でも、引き換えに、例えば、この画像のような川遊びならではの植生との出会いがなくなってしまいます。
子どもの探究心は、できるだけ育みたいものです。
女の子のお母さんも男の子のお母さんも一緒に川に入っています。
そのことで子どもたちの川遊びを通じた自然体験が保障されています。
 
幼児4人 小学生11人 青年3人 子ども18人 大人10人 合計28人

【通算 1151回目 2023年8月7日(月) 『ネズミーランドよりたごっこ』】

2023年08月07日 | 冒険遊び場たごっこパーク令和5年度

 
 
 
家族でネズミーランドに行ってきたとというお母ちゃんが「子どもたち、たごっこのほうが楽しいって言ってました」と。
 
そりゃそうでしょ。
 
自分たちで考えて創り出す遊びのほうが、スプラッシュマウンテンより、
ビッグサンダーマウンテンより、楽しいに決まってます。
 
それに、中におじさんが入って愛想振りまいてるミッキーより、
ここ一番で頼りになる本物のみっきぃがいますからね。
 
 
幼児5人 小学生21人 高校生1人 中学生1人 青年1人  子ども29人 大人15人 合計44人

【通算 1150回目 2023年8月6日(日) 『子どもの生活圏にあること』】

2023年08月06日 | 冒険遊び場たごっこパーク令和5年度

 
 
富士市内には僕が県職員として携わった県立富士山こどもの国や市立少年自然の家などの野外施設があります。
ただ、富士山麓というくらい標高の高い場所にあり、子どもだけで行くのは無理。
冒険遊び場という活動は、子どもの生活圏にあることが大事な要素のひとつ。
たごっこパークも子どもたちがチャリや徒歩、ダッシュで来られる場所にあります。
 
幼児4人 小学生5人 高校生1人 青年2人  子ども12人 大人11人 合計23人

【通算 1149回目 2023年8月5日(土) 『自由はダルい』】

2023年08月05日 | 冒険遊び場たごっこパーク令和5年度

 
自由な遊び場は、ある意味、ダルい遊び場でもあります。
イマドキ、公園でドラム缶風呂にも入れちゃう自由が与えられていますが、
入るためには、水を溜め、火を起こし、薪を入れ、炎天下、汗だくで沸かさなければならないのです。
 
でも、だからこそ、勤勉性や協調性が養われます。
 
与えられた夏休みの宿題をガミガミ叱られながら、なんとかこなしたって、勤勉性なんか養われません。
チームスポーツで監督・コーチの指示のもと、与えられた役割を黙々とこなしたって、協調性なんか養われません。
遊びの世界は、自分たちでわざわざダルいことに取り組むという課題設定をして、
お互いの持ち味を生かしながら、取り組むからこそ、勤勉性や協調性が養われるのです。
 
ときにはお前がやれ、お前のせいで、オレがオレが、なんて場面も出てきます。
そんな仲違いすれば遊びは終わり。
だからそこでうまくやる方法をお互いに考えるわけです。
折り合いをつけるということも学びます。
それが社会性の獲得にも繋がるのです。
 
ラジオ体操に出かけたっきり、夕方まで帰ってこない。
そんな夏休みを過ごさせてあげてくださいね。
我が子の幸せを本当に願うのなら。
 
 
幼児3人 小学生7人 青年3人  子ども13人 大人10人 合計23人

【通算 1148回目 2023年7月30日(日) 『冒険遊び場が居場所になるとき』】

2023年07月30日 | 冒険遊び場たごっこパーク令和5年度

 

こういう光景が偶然なのか必然なのか生まれることがあります。
子どもたちは、問わず語りに、何かを呟いたりします。
そして、子どもたちは冒険遊び場を居場所にしていくような気がします。
 
 
幼児3人 小学生6人 青3年人  子ども12人 大人15人 合計27人

【通算 1147回目 2023年7月29日(土) 『学ぶは真似ぶ』】

2023年07月29日 | 冒険遊び場たごっこパーク令和5年度

 

学ぶの語源は真似ぶだとも言われています。
たごっこ名物の川への飛び込み。
下級生くんが上級生くんの飛び方をずっと観察。
助走、飛ぶ角度、踏み切りの位置、飛び込んだあとの動き…。
そして、踏ん切りをつけて初飛び。
真似たくなるから、ずっと観察。
真似ぶは学ぶの語源、遊び場での子どもたちを見ていると、そのことがよ〜くわかります。
さて、学校。
先生のように物知りになりたいなぁ、先生のような立ち居振る舞いができる大人になりたいなぁ、そんな思いで、学んでいる子、真似んでいる子がどれほどいることでしょう。
 
幼児5人 小学生12人 高校生1人 青年2人  子ども18人 大人13人 合計31人

【通算 1146回目 2023年7月28日(金) 『ナガサワ…くんっ!?』】

2023年07月28日 | 冒険遊び場たごっこパーク令和5年度

 
 
 
子どもたちが遊んでいる川の上流からナガサワくんが流れてきました。
それをお母さんたちが撮影会(笑)
アハハ面白いって思って、スマホで撮影するお母さんたち。
こういう感覚のお母さんたちがいて、たごっこパークの遊び環境が守られています。
 
幼児6人 小学生13人   子ども19人 大人12人 合計31人