冒険遊び場(プレーパーク)『たごっこパーク』

心が折れるより、骨が折れるほうがましだ。富士山麓の麓、田子浦港近くの公園と川ではちゃめちゃに遊ぶ子どもたちの日常。

【通算1089回目 2022年8月21日(日) 『あとじゃできねんだよなぁ』】

2022年08月21日 | 冒険遊び場たごっこパーク令和4年度

「あとじゃできねんだよなあ。いまのことはいましかできぬ」

あいだみつをさんのこの言葉が学校のおたよりに載っていたりします。

子どもたちに勉強をさせるために。

朝一番で来た男の子は、たごっこパークに来るなり、

「川、行ってくるわ」と川遊びの支度に取りかかりました。

お昼を食べにあがってきたかと思っているのも束の間、

食べ終わるやいなや、「川、行ってくるわ」。

こういう遊びに夢中になるのって、子どもならではだと思うんですよね。

だから、今、やらなくちゃと思うのです。

英会話もピアノも武道も球技も、子どもの頃からやるのが大切と、

それを教える指導者たちは言いますがそんなことに時間を割いて、

こうした子どもらしい遊びの時間が失われるとしたら、

取り返しがつかないことになると思うのです。

「あとじゃできねんだよなあ。いまのことはいましかできぬ」

この言葉は、大人が子どもに対して、

今やらせたいことをやらせるために引用してはダメだと思うんだよなあ。

「あとじゃできねんだよなぁ」

幼児2人 小学生6人 青年6人  子ども14人 大人6人 合計20人

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【通算1088回目 2022年8月20日(土) 『体力、運動神経、知力バッチシ』】

2022年08月20日 | 冒険遊び場たごっこパーク令和4年度

獲物を求めて川の中をあっちへこっちへ。

流れのある川を歩くのって、それだけでも凄く体力が付きます。

まして、魚がいた、トンボがいたと言っては走ったりもしていて。

流れ、深み、小石ゴロゴロ、そんな状況の中で歩いたり、走ったり、踏ん張ったり、

網を使いこなしたりって、運動神経も良くなりますよね。

獲物を捕まえるために魚やトンボの動きを観察する、

捕まえるために網の動きを工夫する、知力も向上。

興味関心・知的好奇心を満たしてくれるような環境さえあれば、

子どもたちは、勝手に発達していくんですね。

だからこそ場を提供する大人は意識しておかないとです。

「発達は結果であって、目的ではない」

著書「子どもたちへのまなざし」に帯文を寄せてくださった

児童精神科医・田中康雄先生から教えられた言葉です。

 

幼児4人 小学生7人 青年4人  子ども15人 大人11人 合計26人

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【通算1087回目 2022年8月15日(祝・月) 『税金の使い道』】

2022年08月15日 | 冒険遊び場たごっこパーク令和4年度

公園の水道をジャンジャン出して、金たらいに水を溜める子どもたち。

公共の水道でこんなにジャンジャン、税金の無駄遣いだという向きもあるでしょう。

でも…その税金を国はどれだけ無駄に使っているのか。

オリンピック予算ひとつとっても、多額の無駄があれもこれも。

無駄金が使われているだけでなく、それを国民がどれだけ「まぁ、そんなもんだよね」

と怒りも批判もチェックも責任追及もせず、日々を過ごしているとこか。

それに比べたら、この水道代なんか微々たる税金。

しかも、無駄金じゃない。

子どもたちがめっちゃいい顔で遊び、元気になっていく。

先行投資。

こうして育った心豊かな子どもたちは、このときの水道代に比べて

はるかに多額の税金を納める大人になるはず。

ま、ならなくても、あなたの税金がこの子たちの笑顔のために使われた、

それでいいじゃないですか。

ちなみに、子どもが誰もいないのに、出しっ放しの時は、

スタッフや保護者がこまめにチェックして、止めています。

「どうかひとつ、ながーい目で見てやってください」by小松政夫さん

幼児5人 小学生7人 青年5人  子ども17人 大人9人 合計26人

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【通算1086回目 2022年8月14日(日) 『協調性が養われる』】

2022年08月14日 | 冒険遊び場たごっこパーク令和4年度
 
子どもたちが魚捕り。
網やバケツなどを分担して持って、連携しながら魚を捕って、捕まえた魚を入れ物に一時保管して。
野外でのこうした遊びは、簡単に成果が得られません。
そして、協力し合わないと、成果が得られません。
だから、必然的に協調性が養われたりするのでしょう。
遊びのいいところは、子どもたちが「今日の魚捕りでは、みんなで協力をし合って、
魚を捕るということを通じて、協調性を養うことを目的に頑張りまょう」
とやっているわけではないことにあります。
「今日は魚、めっちゃいるぜ」
「捕まえようぜ」
ってことだけを考えて川に向かっているわけです。
児童精神科医・田中康雄先生の教えです。
「発達は結果であって、目的ではない」
こういう場面を見るにつけ、なるほどなぁと思います。
 
幼児5人 小学生8人 青年9人  子ども22人 大人12人 合計34人
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