冒険遊び場(プレーパーク)『たごっこパーク』

心が折れるより、骨が折れるほうがましだ。富士山麓の麓、田子浦港近くの公園と川ではちゃめちゃに遊ぶ子どもたちの日常。

嬉しいできごと

2006年03月25日 | 冒険遊び場たごっこパーク
明日、常連の子どもの親夫婦3組が世田谷のプレーパークの視察に行く。
たごっこパーク活動休止を受けて、常設(毎日開催)のプレーパークが区内に4箇所もある世田谷の仕組みを一度、見てきたいと。
世田谷は、行政が専用の活動場所の提供とプレーリーダーの人件費を出し、地域住民がいろいろな形で運営をサポートしている。人件費や運営費の不足分をカンパやフリマで補ったりもしている。
そういう、先進的な取り組みを見て、私たちに何ができるかを考えたいと言ってくれているお父さん、お母さんたち。
感激いっぱいだありがとう。
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たごっこパークへのメッセージ

2006年03月25日 | 冒険遊び場たごっこパーク
ビデオ上映会会場では、来場者にたごっこパークへのメッセージも書いてもらいました。
大人から
「たごっこパークにはまった親子から『なんでやめちゃうの~』という声をたくさん聞きました。本当の居場所ってすごく大切。短い期間ですぐできるものじゃないから、一刻も早い再開を期待します。」
「たごっこパーク、ぜひ復活してください。子どもの自由な遊び場がなくなるのはとても残念です。家から少し遠いけれど、親子で楽しみでした。これからも応援します。復活を願って…。」
「たごっこパーク復活!!子どもと遊びたいとお父さんも願っています。」
「このままなくなってしまうのはあまりにもおしい!!子どもにも大人にも居心地のいい場所でした。こんな楽しいところ、なかなか見つからないと思います。」
「また、たごっこパーク復活してください。子どもは本当に楽しみにしていました。」
「雨でも風でも雪でも、最後のひとりまでつきあってくれた。そんなにつきあってくれる人たちがどこにいる?ここにいた~!ありがとう」
子どもから
「たごっこはいつも明るくておもしろい人がいっぱいいて、すごいおもしろかったよ!!だからこれからもたごっこ復活させて。いっぱい遊びたいよー!たごっこ最高!!」
「たごっこパークに行くと笑顔がいっぱい!!こんなたごっこパークを復活さして、笑顔のたごっこパークを見たい!!」
「タクトと本勝(ベーゴマ)で負けてくやしかったです。」
「タクヤくんと本勝で勝ったこと(が思い出)です。」
「また、どっかでたごっこパークをひらいてもらて、楽しく遊びたいです。」
「少し遠くてもいいから、たごっこパーク、復活できませんか?」
「早くたごっこパークを復活させてください。少し遠いけど、遊びに来ます。がんばって下さい。」
「たごっこパークであそぶのはとてもたのしい。で、はやくふっかつしてね。どんなときでもやめないたごっこパークがだいすきだよ。」
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ビデオ上映会in南公民館

2006年03月25日 | 冒険遊び場たごっこパーク

ビデオ上映会第一弾を開催しました。
常連の子どもたちとその親のほか、今回のたごっこパーク休止の経緯に関心を持った方なども来場してくださいました。
第二弾は3月30日(木)18:30から田子浦公民館で開催します。
ぜひ、みなさん、ご来場ください。
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たごっこパークビデオ上映会(情報追加)

2006年03月22日 | 冒険遊び場たごっこパーク
次なる展開に向けて、たごっこパークの実践をふりかえるビデオ上映会を開催します。

日時 3月23日(木)13:30~15:30
場所 富士南公民館(富士南小学校西隣り)

日時 3月30日(木)18:30~20:30
場所 田子浦公民館(田子浦小学校から少し南へ)

内容 冒険遊び場「たごっこパーク」ビデオ上映
    ※上映時間12分のものを2時間、繰り返し流します。
      ですから開催時間中、いつ来ても見れます。
     たごっこパーク写真パネル展示
     たごっこパーク画像スライドショー
     ※500枚の画像をパソコンのスライドショーでお見せします。
       こちらも開催時間中、繰り返し流します。
入場無料

ビデオは元静岡県広報室スタッフでたごっこパークの子どもたちから「ひじき」の愛称で呼ばれる活動サポーターが5ヶ月通って撮影し、編集してくれたものです。⇒関連ブログ
子どもたちの生き生きとした表情のほか、プレーリーダー、お母さん、子どもたちのインタビューなども交えて、たごっこパークの魅力をたっぷりお伝えするものです。
親子でぜひ、ご来場ください。
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あんたっちはすぐ新聞だとか使って

2006年03月18日 | 冒険遊び場たごっこパーク
 文部科学省の地域子ども教室としての「たごっこパーク」の総括をする実行委員会の中で、その取り組みがいろいろなメディア(新聞、テレビ、ラジオ)にも評価されたということを報告しました。
 が、そのことについて、後日、地元の有力者から「あんたっちはすぐ新聞だとか使って、自分たちの活動が正しいだ、って、こうやるけど…」と、言われてしまいました。

 メディアの記者さんたちは、それこそ大きな責任を持って記事なり、番組なりを作っています。多くの人が読んだり、見たり、聴いたりするわけですから、当然のことです。
 「たごっこパーク」についての記事や番組も、記者さんたちが実際、自分の目で耳で確かめた事実と自分の価値観や判断基準、感性とを絡めて作っているはずです。

 ですから、実行委員会の席で、そういう責任ある立場の人たちが実際にたごっこパークの取り組みと子どもたちの表情を見て、声を聴いて、こんな風に評価してくれていますよ、ということをお伝えしたかったのですが……。

 さてさて、そんな中、今日の地元紙・富士ニュースに思わず目頭が熱くなる記者コラムが掲載されました。

「つないだ手 協働の意味」

 子どもたちが制約にとらわれずに自由な発想で遊ぶことができるプレーパーク「冒険遊び場・たごっこパーク」が活動休止となった。
 本年度は国の子どもの居場所づくり事業として運営されてきたが、市の居場所づくり実行委は、来年度は別の活動にシフトすることを決めた。
 パークの運営は、NPO法人が担ってきた。国の居場所づくり事業から外れた現在、パークの運営場所を確保できず、休止を余儀なくされた格好だ。
 実行委ではパークの活動に「すばらしい」との評価を与えている。それならば、この活動は今後も継続されておかしくない。
 これが別の活動に移行するのには訳がある。地域から寄せられた苦情と財政的な課題だ。実行委では「活動のシフトは止むを得ない」としたところもある。
 ただ、今回の子どもの居場所づくり事業は、行政とNPOとの協働という側面があった。
 事業がすばらしいのであれば、行政も課題解決に一緒になって取り組んでいくのが筋であろう。それができないから活動をシフトするのであろうか。
 NPOに代表される市民活動は、行政の届かない場所に柔軟に対応できるところにメリットがある。そして、今後はこうした協働が増えていくだろう。
 そうした中で、うまくいかなければ、つないだ手を離して終わりではNPOとの信頼関係は築けない。
 真の子どもの居場所は、そう簡単に作ることができない。だからこそ協働を選んだのではなかったか。


 
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人がつながる「たごっこパーク」

2006年03月18日 | 冒険遊び場たごっこパーク
 「たごっこパーク」をやってきたこの1年、市役所生涯学習課には、「遊び場づくりはまちづくり」ということをずっと伝えてきました。
 「たごっこパーク」は、子どもたちが遊ぶその日その時間だけのことを指すのではなく、その日その時間のためにいろいろと動いてくれる人たちの輪も含めて遊び場づくりなんだと。

 生涯学習課の判断により「たごっこパーク」が休止となった翌々日、たごっこパーク常連の子ども・トモキ(小3)のお母ちゃんが「うちの家を建ててくれた大工さんが廃材の提供に協力してくれるって。」と言ってきてくれました。
 しばらく廃材を使う予定がなくなってしまったけど、せっかくの申し出なので、大工さんの現場に行ってきました。
 新築建設中の現場に着くと若い大工さんとその仲間2人が手際よく、ゆめ・まちカーに廃材をたっぷりと積んでくれました。

 そのあと、現場に一緒に来たトモキとチアキ(小5)も含め、僕らに建築中の家の中を案内してくれました。
 「ここに座って食事をすると、目の前に富士山がどーんと見えるようになってるんだよ。」
 「ほら、ここから見ると駿河湾と伊豆半島が見えるんだよ。」
 「見晴らす時に今はあの家が邪魔に見えるけど、ここに柱を一本立てると気にならなくなるんだよ。」
 大工さんは少年のような笑顔で自分が手掛けた家を説明します。説明を聞く子どもたちの目は、まさにハート状態

 「廃材は、また、いつでも言ってください。」
 大工さんの申し出に、(早く「たごっこパーク」再開の地を見つけて、大工さんにも来てもらって、子どもたちにプロの技を披露してもらおう!)と思い浮かべながら、帰路に着きました。

 一昨日開催した、春休みガキンチョ団の入団説明会でも、参加者のお一人が「うち、仕事柄、いつでも廃材が出るんで、必要なときに言ってください。」と言ってくれた。

 遊園地のような完成された遊び場ではない、たごっこパーク。
 だから、いろんな人がいろんな形でつながっていきます。


そうそう、カッチョイイ大工さんは「建築工房わかば」さんです。
 住まいの設計、施工をお考えの人はぜひ。
 ☎0544-23-3380
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あの 伊藤 幸弘 さんからエールをいただきました。

2006年03月14日 | 冒険遊び場たごっこパーク
伊藤幸弘さん--富士宮市在住。非行カウンセラー、青少年育成コーディネーター。伊藤幸弘教育研究所所長。構成員15,000人の暴走族の元総長。道交法違反で服役後、かつての勤務先の社長の温かい出迎えで更生。非行少年の面倒をみたことがきっかけに、20年問にわたり500人以上の少年少女を更生させる。特定非営利活動法人青少年問題防止ネットワーク理事、子育て協会静岡支部長ほか。全国各地を相談や講演会活動で飛び回る。著書に『子供に悩まされる親 親にダメにされる子供(共著:佐々木正美)』(扶桑社)、『こんなオレでも生きててよかった』(扶桑社)など多数。

 僕のところに相談に来る親はみんな言います。「小さいときは問題なかったのに、中学校に入った途端に悪くなっちゃった。」そうじゃないんですね。見逃してただけなんですね。
 子どもは、小学校に上がると勉強をしなければいけない、休み時間は短い、遊ぶ場所は少ない、家に帰ってきても誰もいない。で、塾とかお稽古ごととかへ行く。だんだん夢中になっていくように見えるけど、親に愛されているのか、愛されていないのか、自分がさみしいのか、さみしくないのか、全部封印しちゃうんです。
小学生の時に子どもたちはSOSを出しているんです。その期間にどう子育てをするかが本当はカギなんです。でも、親も忙しいし、小学校では自分を出せない。
 だから、「たごっこパーク」のような、公園で遊びを中心にやっている活動というのは、本当に大切なんです。なんで子どもたちが「たごっこパーク」へ遊びに行くのか。大人がやさしいから。そして、温かい空間だから。自分を受け止めてくれるからです。

 子どもにとって遊ぶことは本当に大事です。遊びを抜きにして健全な人格形成はありえない。これが基本です。なのに今は子どもを遊ばせない。
 乳幼児期の子育ての大切さはよく言われますが、実は、そのあとの小学校の時代に友だちと思いっきり遊ぶこともとても大切です。それができていると思春期の問題行動も少なくなります。勉強やってて、創造性なんて豊かにならないですよ。豊かになるのは遊びです。
 今の小学生を見てください。近所で異年齢の子が固まって遊んでます?遊んでないですね。子どもたちは遊びを通して、子どもの中でルールを決めて、子どもの中で喜びを作っていくわけです。これが創造性です。子どもは遊びをやめた途端にわがままになってきます。だから今の子はみんなわがままなんですよ。遊びは子どもたちの社会性を豊かに育むのです。これを大人は感じてもらいたい。

 友だちとの出会い、自分を受け止めてくれる大人との出会い、そして遊びの感動がある「たごっこパーク」の活動はとても有意義なことです。近所でも遊べない時代だけに、「たごっこパーク」のような取り組みがどんどん広がってほしいですね。
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動き出しています。

2006年03月13日 | 冒険遊び場たごっこパーク
下のブログに書いたサワとシンノスケの訪問後、ほどなくして、常連の兄弟のおかーちゃんがたごっこハウスにやってきました。
「たごっこパークに使えるかなって場所、見つけてきたんだけど。」

早速、見に行ってみました。

芝生を一面に貼っただけのただのグランド…。

工場と海と川に挟まれた場所で確かに近隣からの苦情はありえなさそうだけど、「遊び場」として魅力が感じられない。
「ここで子どもたちの遊ぶ姿が浮かばないねぇ…」とみっきー。同感。

そこへ、もう一人、常連の子のかーちゃんが。

いろんな遊び場づくりに携わった経験値からも正直な感想をそのまま二人に伝えた。
二人はそれでも、「ここが自由に使えて、炉を作っていいとか、土の山を作っていいとかなったら、雰囲気でるかなぁ」と食い下がってくる。

こうした市民の情熱があれば、ことが動き出すのかも知れないなぁと感じ、「家に帰って、ここを遊び場として雰囲気を作るためのデザインを考えてくる」と約束して別れた。

家に帰ると早速、デザインに取り掛かった。さっきの二人のおかーちゃん情熱、朝来た、サワとシンノスケのさびしげな顔、今までたごっこパークに来ていたたくさんの子どもたちの顔を思い浮かべながら。グランドの平面図にここを火遊びのコーナーにして、ここには土の山、こっちに電線コイルを活用した作業台、この辺には大きな土管がほしいなぁ、そうだ、ゆくゆくはこんなのも……と描きこんで、二人にFAXした。

夜、とーちゃん、かーちゃんがデザイン図を持って、たごっこハウスにやってきた。デザイン図を広げて、みんなで遊び場づくり談義。
とーちゃんは「早速、役所へ行ってみます。」と。

みんなの行動と情熱が本当に嬉しい。
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今日はたごっこ、やらないの?

2006年03月13日 | 冒険遊び場たごっこパーク
土曜日の朝、たごっこハウスにたごっこパークの常連だった4年生、サワとシンノスケがやってきた。雨をもろともせず、外で遊んでいたコンビだ。
開催のお知らせは配布していなかったが、第二土曜日ということで、いつもはたごっこパーク開催日だったので、柳島公園に行ってみたらしい。
「今日はたごっこ、やらないの?」
「うん。しばらく、たごっこはお休みなんだ…。」
「わかった、午後から雨が降りそうだからでしょ?」
「そうじゃないよ。柳島公園ではもうたごっこパークやっちゃダメって言われちゃってね。」
「え?どういうこと?」
「たごっこパークをやるのがいいか、悪いか話し合う会があってさ、その会で大人の人たちに子どもがたくさんでうるさいからとか遅くまで遊んでてあぶないからとかいろいろ言われちゃってね。」
「ふーん。………じゃあさ、前やってたみたいに、ここでやろうよ。」

そう、二人は、昨年1月~3月まで自宅(たごっこハウス)開放でやっていた「たごっこハウスふらっと」にもよく顔を出していたのだ。

「うん。それはやりたいなぁって思ってるよ。たごっこパークもみんなのお父さん、お母さんが今、またやれるようにって頑張ってくれているから、また、やるよ。」
「うん。」
「これ、お母さんに読んでもらって。」

二人は、『たごっこパーク活動休止』の活字が躍る新聞記事のコピーを複雑な表情を浮かべて、握り締め、帰っていった。

(もう、次へ向けて動き出しているからな!)
二人の背中に心の中で声を掛けた。
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あの 牟田 悌三 さんからエールをいただきました。

2006年03月11日 | 冒険遊び場たごっこパーク
牟田悌三さん--(日本子どもNPOセンター代表理事、世田谷ボランティア協会名誉理事長、チャイルドライン支援センター代表理事。TBSドラマ『ケンちゃんシリーズ』の父親役等テレビ、ラジオ、舞台、映画に出演。中学生と障害のある中学生の交流活動を10年間続ける中でボランティアのあり方を学ぶ。文部省(当時)中央教育審議会15,16期専門委員。96年せたがやチャイルドライン開設。著書に『大事なことはボランティアで教わった』(リヨン社)、『むた爺のつぶやき』(文藝春秋企画出版部)ほか。)
  
 今の子どもたちは何でも与えられすぎていて、「不足」ということを経験することが不足しているんですね。
 人生にはいろいろな局面があって、何か困った状況があったときや不足した状況が起きたときに、今の子どもたちは対応できないんじゃないかと。
 私は、子どもが自分で何かをみつけるチャンスをあげることが大切だと思います。
 結局、自分でみつけたものでないと、ほんとに自分のものにならないんですよね。

 私が関わりのある、世田谷の冒険遊び場(プレーパーク)でも、きれいに作られた遊び場ではないので、いろいろな不足があるんですね。
 でも、子どもたちは不足があるから、工夫をして遊ぼうとするわけなんです。

 子どもたちには、「感動」できるチャンスも少なくなっているんです。
 今は世の中に刺激や情報が多すぎて、少々のことでは感動しなくなっちゃってるんですね。
 だからほんとの感動を味わうには、プロセスをあげることが大事なんです。
 すぐに得られる感動なんてないわけです。
 プロセスに感動があるわけで、感動は次なる挑戦への意欲を生み出します。

 冒険遊び場「たごっこパーク」のような取り組みでは、プレーリーダーと呼ばれる大人がいるわけなんですが、遊びのプロセスを指導するわけではないんです。
 大人があぁやって、こうやれば、楽しく遊べるよってやってしまったら、子どもたちは、本当に楽しい遊びのプロセスを経験することができなくなっちやうんです。

 子どもの遊びは、危険すれすれのことをやったりするときが一番快感なんです。 遊びの要素の中からリスクまで取り上げてしまうと子どもは遊べません。
 手作り遊具や火遊びなど、そういう遊び体験の中でこそ学ぶものがいっぱいあります。
 また、人間は自分が悩んだ時、それを受け止めてくれる仲間がいることが大事なんです。
 今、子どもたちは親とも先生とも「マジ」に話すことができない状態にあると思うんです。
 プレーリーダーという大人は、子どもたちが「マジ」に話すことができる相手です。
 冒険遊び場活動はそんなことを目指している活動でもあります。
 世田谷のプレーパークは、毎日開設されているので、ここに挙げた効果がよりはっきりと出ています。
 冒険遊び場「たごっこパーク」も子どもたちの日常の居場所として運営されるようになることが期待されますね。
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あの 不破 央 さんからエールをいただきました。

2006年03月10日 | 冒険遊び場たごっこパーク
不破央さん--画像後列右から2番目。富士市出身。水の導化師『トゥリトネス』主宰。元100メートル平泳ぎ日本記録保持者。青年海外協力隊としてグァテマラにて水泳普及と選手育成に尽力。映画・ドラマ『ウォーターボーイズ』やNEW!!わかふじ国体夏季大会の開会式アトラクションでシンクロ演技の総合指導をする。子育て&教育家庭情報誌『ファミリス』(静岡県出版文化会)にてコラム連載中。学校・企業などでの講演活動も行い、夢を持った生き方の大切さなどを伝える。
  
 怖い世の中です。
 「最近おかしいよね」って実感するからこそ、安全と公平を誰もが望んでいます。
 でもその環境をみんなで作っている過程で、危険や不公平が横行しています。
 実体のないモノの売り買い、汗をかかない仕事、本気じゃない応援、一瞬だけの同情・・・。
 大人たちが繰り返すこういう矛盾は、いつの時代にもありました。

 だから「汚ねえよ!」って、子どもたちは叫びます。
 私たち大人もかつてそうやって叫んできたはずなんです。
 でも、我々には叫ぶ場所があった。時間があった。仲間がいた。
 今はどうでしょう?

 そういう場所や時間さえ、我々は子供達から奪っていませんか?
 理由は『危ない』や『不平等』だったりしません?
 だからおかしくなってるんだと思うのです。
 大人たちが自己矛盾をおこしかけてるんです。
 でも大人は忙しいし、頭の切り替えができますから、そういう面倒くさいことは「とりあえず」後回しにできるんです。
 子どもたちはこの「とりあえず」が出来ない。
 
 「たごっこパーク」で遊んでいる子どもたちは、本当にくだらないことを真剣に楽しそうにやっていました。
 大人から見てくだらないことをです。
 でも彼らにとってはきっと宝物なんです。
 我々大人が固持して宝物だと思ってることは、彼らから見たらとってもくだらないものなんでしょうね。ははは。

 価値観や安全や公平は、大人がすべて作るものでもないし、すべて教えるものではないと思います。
 彼らが自分たちで学んでいくことも必要なんです。
 せめて我々はそういう場所、時間、環境、そして彼らの叫びを静かに見守るゆとりを持ちませんか?

 「たごっこパーク」を家族と訪れたあの日の夕方はとてもいい時間でした。
 夕焼けの飛行機雲を『きれえ!』と言い、みんなで空を見上げる時間の美しさに感動しました。 
 たごっこパークには、そんなゆったりした時間が流れていました。
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大人の役割

2006年03月09日 | 冒険遊び場たごっこパーク
「たっちゃん、俺、ちょっと話したいんだけど。」

昨日の放課後、たごっこパークの常連ナガノ(小6)がたごっこハウスにやってきた。

「俺、たごっこパークを好きなみんなを引き連れて市役所にデモに行こうかと思ったんだけど」と。
「だいじょうぶ。今、いろんなお父ちゃん、お母ちゃんたちがたごっこパークを続けたいって頑張ってくれてるから。」に、大きくうなずくナガノ。
「ナガノはさ、自分のお父さん、お母さんに、僕がどれほど、たごっこパークを好きかってことだけを伝えてくれればいいんだよ。」
「うん。いつも話しはしてるよ!」
「そこから先は、大人の役割さ。子どもたちが遊べる場所をもう一度つくるぞーって思う大人たちのね。」

たごっこパーク談義だけではなく、いろいろな社会の出来事なんかも含めて二人で玄関に座り込んで30分以上、話し込んだ。
話が一段落着いたところで、写真の渡り鳥とふくろうの木彫りを見せてくれた。
「たごっこパークで作ってたやつ、完成したんだ!」
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火遊び体験

2006年03月09日 | 冒険遊び場たごっこパーク
サヤカのたごっこパークでの火遊び体験をもとにした作文が富士市防火作文コンクール「防火協会長賞」に選ばれました。
作文はこちらで→「ゆめ・まち・ねっと日誌」
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明日はたごっこパークありません。

2006年03月08日 | 冒険遊び場たごっこパーク
たごっこパーク年間予定表に3月9日(木)放課後実施と書いてありましたが、既に下のいろんな情報でおわかりのとおり、休止です。
ブログを見て、楽しみにしていたみなさん、ごめんなさい
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静岡第一テレビで放映

2006年03月08日 | 冒険遊び場たごっこパーク
 たごっこパークの活動のようすがテレビニュースで放映されます。
 先日、まだこの顛末になる前に取材に来てくれたN記者、M記者が子どもたちの姿に感動してくれて、ぜひ、特集で放送しますと約束をしてくれていたものです。
 昨日、放送決定の連絡があったので、「実は…しばし、たごっこパークは活動休止になってしまいまして…」と伝えると、それでも、この活動はぜひ伝えたいからと言ってくださり、電話で小一時間、遊び場談義、まちづくり談義に花が咲き、なんだか、元気をいっぱいもらいました。

 今となっては柳島公園での「たごっこパーク」の最後の勇姿です。
 ぜひ、今日の夕方は第一テレビをご覧ください。

 3月8日(水)18:17すぎ
 静岡第一テレビ ニュース・プラス1(ワン)
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