樹上生活

よく、こういう活動してると「子ども目線で」とか「子どもと対等な立場で」とか言うけど、たっちゃん＆みっきーには絶対無理。

だって、わからんもん。


なぜ、お手軽なおやつ「ブタメン」をわざわざ、こんな木の上で食べるのか。



なぜ、お湯を注いでできるだけの「緑のたぬき」を木の上に運び込んで食べるのか。


なぜ、コンビニおにぎりと缶ジュースを飲食するために、樹上にテーブルまで設置するのか。

2009年2月6日(金) 出会い

参加費無料、申込み不要、誰でも遊びに来れる冒険遊び場たごっこパーク。

だから、いろんな出会いがある。

一期一会な時もあれば、長く付き合いがつづくときもる。

出会った子どもたち、誰もが、幸せでいられますように…祈りたくなるトキがる。


　子ども11人　大人6人　計17人

2009年2月7日(土) 魚釣り

前日、神奈川から遊びに来たヒトシは、この川でウグイやナマズが釣れることを知った。

思い立ったが吉日!?「ナマズは田んぼの時期だよ」って言われてもとにかく釣りたいものは釣りたい。

凍えるほどに冷たい2月の雨に入り、魚影を探す。

常連のハルカがすぐに友だちになり、付き合うも真冬の川だからやっぱりいない。

ただ、冒険してるぜって顔の二人だけは確かにそこにいた。


　子ども29人　大人16人　計45人

2009年2月8日(日) ようちゅうのおうち

ふと、こんなのを見つけた。

落ち葉が散りばめられた中に一枚だけ大きな緑の葉っぱ。
何か字が書いてある。

ようちゅうのおうち／なまえ／でんでん

すごいよね、子どもの感性。

なんでこういう感性が上手に豊かに育まれていかないんだろう…。

どこで感性の鈍い「大人」になっちゃうんだろ。
　
今どきの子どもは…なんてこと、ないんだってことがこんなことでもわかる。

　と、すると…

やっぱ、大人側の問題みたいだな。


　子ども28人　大人18人　計46人

2009年2月9日(月) スカッと。

日暮れ時、ほとんどの子が帰り、スタッフは片付けを始めた頃、中学3年生のヒロキがベーゴマを持って遊びに来た。

息を切らしながら
「よかった。まだやってた。たっちゃん、ベーゴマやろっ。今日、私立の高校入試が終わったから、スカッとしたかったんだ。」

小学5年生から常連中の常連だったヒロキ。

ベーゴマや竹細工が得意な少年。

初めて来た日、スタッフがみんなベーゴマを回せると聞いて、嬉しそうに笑った顔が今でも忘れられない。

「学校でさ、ベーゴマやろって言っても、『古っ！』て言われちゃうんだよねぇ」

中学生になって、たごっこパークに来る頻度はガクンと減っちゃったけど、たごっこはうすには時々、顔を出していた。

そして、今日のような節目の日に、選択した行き場所はたごっこパーク。

これからもそんな場所でありたいなぁ。

ありがとう、ヒロキ。


　子ども12人　大人8人　計20人

2009年2月20日(金) べっこう飴

砂糖水を煮詰めて、それを一気に冷やせばできるべっこう飴。

文字で書くと簡単なんだけど、鼈甲（べっこう）色の大きな飴にするのは容易じゃない。

とにかく根気がいる。

アヤカはべっこう飴づくりに何度も何度も挑戦し、何度も何度も失敗し、今ではこんなべっこう飴が作れるようになった。

子どもたちが選択する遊びって、楽なこと、楽なことへと流れていくわけじゃないんだよね。

だから、児童精神科医の佐々木正美先生は言う。
「勉強を一生懸命やれば勤勉性が身に付くなんて大間違いですよ。勤勉性は遊びで身に付くんです。」

アヤカのべっこう飴づくりを見ていてもそのことはよくわかる。

だけど、大人はなかなかそのことに気が付かないんだよなぁ…。


　子ども2人　大人4人　計6人

2009年2月21日(土) 復活！リヤカー

子どもたちの人気遊具(!?)だったリヤカー。

手荒な使い方にとうとう引き手部分が壊れて、しばらく使えずにいたが、常連っ子・タクヤのお父ちゃんが溶接で修理してくれて復活。

早速、リヤカーは大人気。
一日中、誰かに使われていた。

お父ちゃん、ありがとう。


　子ども19人　大人11人　計30人

2009年2月22日(日) ジャンケン

常連っ子・リョウジュン＆チエの母ちゃんがおからナゲットを差し入れてくれた。

争奪ジャンケン大会勃発。

ジャンケンひとつでこんなに大盛り上がり。


　子ども21人　大人10人　計31人

2009年2月23日(月) うまくいくか、いかないか。

冬の冷たい雨が時折激しく降る天候。

今日はさすがに誰も来ないだろうなぁ…と思いながらも、公園の一角で焚き火をして、暖をとっていると、6年生のマユと5年生のリナが「たっちゃぁぁぁぁぁん！」

公園の向こうから元気いっぱいにやってきた。

焚き火でべっこう飴を作り出す二人。

いつもはバケツに溜めた水で煮詰めた砂糖水を冷やすんだけど、今日は水溜りでお玉を冷やす。

「なんか、こっちの方がうまくいく気がする。」

汚いとか、濡れるとかじゃなくて、うまくいくか、いかないか。

そこなんだよね、子どものポイントは。

で、そこから大人が何を学べるか。

子どもの遊びの支援に求められるのは、快適性じゃなくて、子どもらしさが保障される「場」だってことだよね。


　子ども3人　大人3人　計6人

ふたり

人生ゲーム風すごろく

ユウタの作った人生ゲーム風すごろく。



巨大サイコロには「1ますもどる」、「9ますすすむ。+1,000円」とか書いてある。



で、盤には「1P100円」、「2P100円」とか地道なポイント獲得が書いてあるのに、マスをよーく見ると一気に「3万円もらう」なんてのがあるかと思えば、「じこ　3万円なくす」なんてのまである。

たしかにみぞゆうの経済危機だからなぁ。

ナスカの地上絵！？

「たっちゃん、できたっ。見ててよ！」

「こーやって…」




「ほらっ！円が書けた。巨大コンパスっ！」



そういえば、子どもの頃、算数の時間に先生がこんなコンパスを使ってたなぁ。

自分で作ろうとは思わなかったけど…。

泥団子ならぬ…

泥ケーキ？

泥ピザ？

盗撮鬼ごっこ

ゆめ・まち・ねっとの名誉副会長であるお笑い芸人「田代32さん」が冒険遊び場たごっこパークに初登場。



その田代32さんと子どもたちがおもしろい鬼ごっこを始めた。

鬼に触られたらアウトではなく、鬼である田代32さんに撮影されたらアウトというもの。



ショウ、アウトっ！



ソネカズ、アウトっ！



ヨッシー、アウトっ！



アヤカ、アウトっ！

これ、親子でやっても、親の体力消耗が比較的少なくていいかも!?

と、思いきやっ！

ご近所のおじいちゃんが倉庫に眠ってたからとトランポリンを寄付してくださった。

さっそく盛り上がる子どもたち。



そんな盛り上がりに関わることなく、いつものようにマイペースで大型工作に取り組むトモノリ。



と、思いきやっ!




盛り上がるトランポリン遊びを寝転がって見学するためのベッドだった!