冒険遊び場(プレーパーク)『たごっこパーク』

心が折れるより、骨が折れるほうがましだ。富士山麓の麓、田子浦港近くの公園と川ではちゃめちゃに遊ぶ子どもたちの日常。

[通算560回目] 2013年3月31日(日) 大切な居場所だから 

2013年03月31日 | 冒険遊び場たごっこパーク
タクミ、ミズキ、リコ。

常連中の常連、小学生トリオ。

タクミ「たっちゃん、バケツ、持って行っていい?」

たっちゃん「いいよ~」

リコ「あるやつ全部持ってっていい?」

たっちゃん「いいよ~」

しばらくして、バケツいっぱいの川のゴミを大量に拾って帰ってきた。

「すごいでしょー!」でもなく、「拾ってきたよー!」でもない、この感じ。

涙腺緩むぐらいにカッコよく見えた。





そして、冷たい雨が降りしきる中、再び、川のゴミ拾いに。

とてもゴミ拾いしてるとは思えないほど楽しそうでした。





今度はリヤカーいっぱいの川のゴミを拾って戻ってきて、この笑顔。

この画像、不法投棄されている場所とかにポスターにして貼り出したいくらい。





自分たちが飛び込み、泳ぎ、黒鯛を、鯰を、ズガニを捕まえて遊んでいる川。

自分たちの大切な居場所。

だからきれいにしたくなる。

一方で学校のガラスを割る、校舎の壁に落書きをする、廊下に消火器液をぶちまける生徒がいる。

ガラスを割ってスカっとしたいだけなら、ガラス屋さんを襲ったほうがいいよね。

何でそういうことをする少年少女は自分の学校のガラス、壁、廊下なんだろ。

そういうことをする卒業生も時々いるよね。

そんな彼らにそういうことをするな、反省しろなんていくら言ってもダメだよね、たぶん。

そんな指導や説教や道徳より、「物を大切に」「学校をきれいに」なんてスローガンより、誰もが毎日、行きたくなる学校にしたらいいんだよね。

そのことを子どもたちのこの行動と満足げな顔が教えてくれている。




そして

こんな一日を過ごした彼らのつぶやきを副代表・もっちぃが聴いたと報告してくれた。


リコ 「もうすぐ学校始まっちゃうけど、わたし学校に行くより『たごっこ』にずっといたいなぁ~!」

タクミ 「俺も!」

リコ 「ほんと『たごっこ』って、一番楽しいよね~!」

タクミ 「俺も!」

リコ 「っていうか、『たごっこ』に住みたいよね~!」

タクミ 「俺も!」

すると今まで「俺も!」しか言わなかったタクミが突然、真剣な顔で…

タクミ 「でも、ご飯はどうするの~?」

リコ 「タクボウが魚を釣ればいいじゃん!」

タクミ 「そうだけど、毎日魚じゃあ飽きるよ~!」

リコ 「そしたら、わたしは“くーちゃん”(=ウコッケイ)の産んだ卵を食べるからいいよ!」

タクミ 「俺も!」



 幼児4人 小学生10人 中学生4人 高校生3人 未成年1人 大人17人 計39人

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[通算559回目] 2013年3月30日(土) ウコッケイ

2013年03月31日 | 冒険遊び場たごっこパーク
「ねぇ、くーちゃんとブロッコリーは、何、食べるの?」

くーちゃんとブロッコリーとはこのウコッケイの愛称

「ミミズとかダンゴムシだね」

「えーっ、無理っ!」




と言いながらも、穴を掘ったり、草の根っこを抜いたり

くーちゃんが「おっ、エサを探してくれてるのかい?」という感じで寄っていく




「はいっ」

見つけたムシやミミズをくーちゃんにあげる

「ほんとだっ、食べた」



子どもたちの体験の幅を広げてくれるウコッケイたちですが、ここに捨てられてたんですよねぇ…

しかもこれ、もう5羽目、6羽目。

公園でのお散歩常連の高齢者に聞くと、僕らが保護する前にカラスやネコにやられているウコッケイも少なからずいるらしい。

どういう理由で捨てられるのかわかりませんが、できれば7羽目には遭遇したくないものです。



 幼児2人 小学生16人 中学生3人 高校生2人 大人17人 計40人 
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[通算558回目] 2013年3月24日(日) よしよし 

2013年03月31日 | 冒険遊び場たごっこパーク
わくわく




どきどき




あれあれ




めそめそ




よしよし




子どもの外遊びにはいろんな心の動きと他者との関わりがある。

電子ゲーム相手では得られない心の動きと他者との関わり。

指導者がいる習い事でも得られない心の動きと他者との関わり。



 幼児1人 小学生5人 中学生3人 大人9人 計18人
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[通算557回目] 2013年3月23日(土) 脱受験

2013年03月31日 | 冒険遊び場たごっこパーク
「やっと終わったよ~」

俗に言うところ受験生だったオレンジくんが副代表・おばっぴぃに高校合格報告。

小学2年生から常連のオレンジくん。

このところ、「子どものたまり場おもしろ荘」での個別受験指導での付き合いが中心だったけど、志望校に受かり、中学卒業式も終わり、晴れやかに「冒険遊び場たごっこパーク」へ。




小学生たちとオセロ勝負




小学生と泥遊び(本人が一番、夢中になってたけど)




「んじゃあ、飛んでくるかな」

しばらく封印していた川への飛込みを嬉しそうに




でも寒かったらしい(笑)



無鉄砲ぶりは8年変わらず…



 幼児4人 小学生10人 中学生1人 大人12人 計27人
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[通算556回目] 2013年3月17日(日) 共感の輪を広げる

2013年03月31日 | 冒険遊び場たごっこパーク
「心が折れるより、骨が折れるほうがましだ」という主旨を掲げているとはいえ、責任問題が何かと云々言われる現代社会。

共感の輪を広げていくことが活動を継続していくこと、すなわち、子どもたちに居場所を提供し続けることにつながる。

身体の不自由さがあるものの、時折、ご自身のブログに活動取材記事を掲載してくださる「しげちゃん」と語る事務局長・みっきぃ




子どもはすでに常連だったけど、初めて来たお母さんと焚き火談義をする代表・たっちゃん




女子サミットを開く事務局長・みっきぃ、副代表・おばっぴぃ、広報部長・たたごん。
(なぜか同席しているKくん6歳)

その奥では県外からの視察者に対応する副代表・もっちぃ。



そうそう、ここでは、「○○くんのパパ」とか「△△ちゃんのお母さん」という呼び方をしていません。

子どもとは別に主体的に場に関わる意識を醸成するために、常連の大人はお互いに愛称で呼び合っています。



 幼児3人 小学生10人 中学生2人 高校生1人 大人18人 計34人
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[通算555回目] 2013年3月16日(土) 誰かの役に立ちたい

2013年03月31日 | 冒険遊び場たごっこパーク
最近、「子どものたまり場大人のだべり場おもしろ荘」で交流の生まれたオレンジくん。

大学を出たものの、就労がうまくいかずに人生試行錯誤中。

そのオレンジくんが遊びに来て、子どもたちの笑顔と歓声を乗せて、リヤカーを引く。





「また、来週、来ます」

オレンジくんはそう言って帰路に着いた。

不器用なくらいにまじめでまっすぐなオレンジくん。

誰かの役に立ちたいんだろうなぁ。



 幼児5人 小学生15人 中学生2人 大人12人 計34人



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[通算554回目] 2013年3月3日(日) ワイルドだろぉ 

2013年03月31日 | 冒険遊び場たごっこパーク
たっちゃん・みっきぃ宅には、テレビがないので見たことがないけど、スギちゃんという芸人の決めゼリフ「ワイルドだろぉ」が昨年の流行語大賞になったとか。


そこの川で捕まえたズガニを焚き火で茹でて即、食べてるぜぇ。

ワイルドだろぉ




ドラム缶風呂に入るのに、こんなの被ってみたぜぇ。

ワイルドだろぉ




それを横取りして、水遊びに使ってやったぜぇ。

ワイルドだろぉ




明後日、県立高校の受験なのにベーゴマ、やりに来たぜぇ

ワイルドだろぉ



流行り廃りの早い芸能界のこと、スギちゃんの「ワイルドだろぉ」はすぐに死語になっちゃうんだろうけど、子どもたちの遊びの世界ではいつまでも死語になってほしくないなぁ。



 幼児2人 小学生11人 中学生1人 高校生2人 大学生2人 大人14人 計32人
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[通算553回目] 2013年3月2日(土) 素の自分でいられる場所

2013年03月31日 | 冒険遊び場たごっこパーク
鉄腕アトムくん

明らかに一人、場違いな格好

なのに、中学生のお兄ちゃんも高校生も何事もないかのようにカードゲームの対戦相手になってる。


周囲の子どもも大人もそれぞれ自分のやりたいことをやって場を楽しんでるだけ。

学校に足が向かないアトムくんが回を重ねるごとに笑顔になってきているのは、素の自分でいられることを無意識に感じてきたからじゃないかなと思う。


でも、それにしても、おかしな構図だよね(笑)



 小学生11人 中学生2人 高校生1人 大学生2人 大人10人 計26人
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