冒険遊び場(プレーパーク)『たごっこパーク』

心が折れるより、骨が折れるほうがましだ。富士山麓の麓、田子浦港近くの公園と川ではちゃめちゃに遊ぶ子どもたちの日常。

[通算463回目] 2011年9月25日(日) 本気

2011年09月30日 | 冒険遊び場たごっこパーク
 今どきの子どもたちは本気(マジ)にならない?熱くならない?

 いやいや、そんなことはありません。

 廃材基地づくりに熱くマジに取り組む子どもたち。

 でも遊びでは成長しない?

 いやいや、そんなことはありません。

 協調性、責任感、創意工夫、臨機応変…政治家や官僚がどこかへ置き忘れてしまったようなことを着々と育んでいる様子が感じられませんか?


  幼児5人 小学生16人 中学生8人 大学生3人 大人16人 計48人
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[通算462回目] 2011年9月24日(土) 夏はまだまだ終わらない

2011年09月30日 | 冒険遊び場たごっこパーク
 この日はあさひテレビの取材があったり、名古屋からNPOの人たちが視察に訪れたり。

 あさひテレビの取材は生きづらさを抱える子どもたちの居場所というところに主題が絞り込まれていきました。

 名古屋のNPOの人たちも思春期の子どもの居場所について試行錯誤中とのことでした。

 9月も半ば過ぎだというのに、夏は終わらないとばかりに川へ飛び込む子どもたちの姿が一つの答えになったかもしれませんね。


  幼児5人 小学生22人 中学生11人 高校生1人 大学生5人 その他未成年1人 大人21人 計66人
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[通算461回目] 2011年9月23日(金・祝) 台風余波

2011年09月30日 | 冒険遊び場たごっこパーク
 猛烈な台風で公園内の木もたくさん倒れていた。

 途中で折れている木も。

 高校生のHが「小さい子が通ったときに落ちてきたら危ないから、俺が切ってくるよ」と言って、のこぎりを抱えて、するすると木に登っていった。

 そういえばHが小学生のとき、公園の大木が突然倒れて、誰も下敷きにならなかったものの、おわや大惨事ということがあったなぁ。

 Hの正義感に感心しながら、下から見守っていました。


  幼児3人 小学生10人 中学生8人 高校生4人 ほか未成年1人 大人10人 計36人
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[通算460回目] 2011年9月11日(日) 残暑

2011年09月30日 | 冒険遊び場たごっこパーク
 残暑厳しい9月

 気持ち良さそうだなぁ

 こんな涼の取り方、大人になったらできない

 だからこそ子ども時代にたっぷりやっておくべきなんだ

 旬の野菜、旬の果物があるように、旬の遊びがあると思うんだよね


  幼児2人 小学生11人 中学生6人 高校生2人 その他未成年1人 大人10人 計32人
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[通算459回目] 2011年9月10日(土) 釣り糸を垂れながら

2011年09月30日 | 冒険遊び場たごっこパーク
 釣り糸を垂れる子どもたち。

 肉眼ではたくさんの魚が見えるのに、なかなか釣れないんだよねぇ。

 で、そんな時間に子どもたちはふと学校のことや家のことをつぶやいたり、愚痴ったり…。

 今日も何気ないひとときを子どもたちと重ねる。


  幼児4人 小学生14人 中学生8人 高校生4人 その他未成年1人 大人10人 計41人

 
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Q&A 視察の大学生S木さんよりその2

2011年09月26日 | 冒険遊び場たごっこパーク
S木さんより質問
「これからのたごっこパークについて、たごっこパークと周りとの関わり方について、どう考えていらっしゃるのか、“たごっこがこういうもの”というよりかは、たっちゃんさんのお考えを聞きたいとここに来て思いました」

回答
これもまた徹夜で語り合っても時間は足りなさそうです(笑)

でもとてもいい気づきをしてくださったと思います。

僕らにとって「たごっこパーク」は目的を達成するための手段に過ぎません。

全国各地の冒険遊び場(プレーパーク)を見ていると作ることが、続けることが目的化しているのではないかと思うようなこともあります。

たとえば、プレーパーク以外の場所では子どもたちと関わらないようにしているという意見を聞いたりすることもあったり。

自宅をいつでも子どもたちの受け容れ場所にしていることも、「おもしろ荘」を運営していることも、目的ではなく、手段です。

地域の子どもたちと出会い、その育ちを子どもたち同士のヨコの関係でも親や教師や指導者といったタテの関係でもなく、ナナメの関係で共に生きていくための。

いろんな生きづらさを抱えた子どもたちと出会うことになりました。

そうした子どもたちの育ちを見守り続けながら、きっとその先にその子たちの希望があることを信じて関わり続ける。

そのための一手段が「たごっこパーク」です。

続きはまた再会したときに。
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Q&A 視察の大学生S木さんより

2011年09月26日 | 冒険遊び場たごっこパーク
S木さん質問
「あまりたっちゃんさんとお話できなかった(子どもたちと遊び過ぎました笑)ので、もっとたっちゃんさんのような子どもを客観的に見ての意見や、行政に携わっていた頃のお話、何が実現できて、何が障害だったのか、何を実現したかったのかetcたくさんお話を聞きたかったです」

回答
熱烈なコメントをありがとうございます。

ぜひ今度はおもしろ荘に宿泊で来てください。

たっぷりと語り合いましょう。

少しだけ回答。

行政は基本的に市民からの多い要望を施策化します。

みんながこうしてほしいと思うようなことですね。

ときには大きい要望を施策化することもあります。

いわゆる業界団体(ゼネコンとか医師会とか農協とか経団連とか電力会社とか)が望むようなことですね。

でも、地域の中を見渡してみると、少ない要望だけど、小さな要望だけど、大切な要望があるということに気付くようになりました。

ところがそこになかなか行政の立場では手を差し伸べられない。

自分とみっきーの場合は、そうした要望に寄り添うようなこと、地域の中だからできること、市民の立場だからできることに取り組みたいと思っています。
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Q&A 視察の大学生T橋さんよりその2

2011年09月26日 | 冒険遊び場たごっこパーク
T橋さんより質問
「見守っている中で子どものどんな面に気付くものなのか知りたいです」

回答
当然、付き合いが長くなれば長くなるほど、様々な面に気付きます。

欠点、短所、苦手には比較的早い段階から気付きます。

付き合いが長くなると利点、長所、得意にもたくさん気付くようになります。

それから子どもたちが抱えている様々なものにも気付かされるようになります。

抱えていることに気付き、利点、長所、得意はどんな環境やどんな人間関係の中でより発揮されるのかということを観察するのが僕らの役割の一つなんだろうなと思っています。

学校の教師は一年で交替してしまうし、卒業後はとくに縁も切れていきますからね。

地域の中で子どもたちを見守るというのは、長く、子どもの育ちを見守るということだと思っています。

ときにハラハラと心配し続けながら。
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Q&A 視察の大学生T橋さんより

2011年09月26日 | 冒険遊び場たごっこパーク
T橋さん質問

「家庭環境など『たごっこパーク』以外における環境がこの『たごっこパーク』内で遊ぶとき、どんな面に反映されているのかな?と気になります」

回答
壮大な質問なので、これはまたお出でいただいたときにとも思いますがほんの少しだけ。

家庭環境を含めて、子どもたちを取り巻く環境は、子どもたちの人格そのものを築いていくんだなぁということはとても思います。

生まれたときから「俺は将来、世の中を震え上がらせる犯罪者になるのだ」と思っている子も「私は近所の評判のゴミ屋敷の住人になるのだ」と思っている子もいないわけですよね。

でも、そうなってしまう人たちがいる。

そこまで極端ではなくても、反社会的な行動、非社会的な行動をする人はいくらでもいる。

なので、たごっこパークやおもしろ荘で出会うまでの一人ひとりの育ちの違いというのは、本当にいろんな面で垣間見られます。

それをどう受けとめていったらいいのか、いつもいつも、迷いっぱなしです。
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Q&A 視察の大学生Y田さんよりその2

2011年09月26日 | 冒険遊び場たごっこパーク
Y田さんから質問
「自然の中であるから学べ、子どもたちが社会生活に生かせることは何か?」

回答
社会性、協調性、忍耐力、臨機応変力、体力、知力、道徳心…いくらでもあげることができるでしょう。

ただし、僕らのような活動をしている者は、いかにそのことを望まずに子どもたちと関わるかということがとても大事だと思っています。

公園の草むらでバッタの足をむしり取る子がいたとする。

その子に生き物を大事にしないといけませんよ、ということを伝えるのはたやすい。

だけど、我々は牛、豚、鶏、魚、植物…たくさんの命を毎日、毎日、奪うことで生きていますよね。

とすると、子どもたちがどの段階でどんなことをどう学んでいくべきかということはとても難しいわけです。

自然の中で遊ぶことで、きっといろんなことを学ぶんだろうなぁと思いつつ、学びの場にしないということが遊び場に関わる大人の大切にすべき点の一つだと思っています。

ちなみに、こんなことやっても、社会生活にはなんの役にも立たないだろうなぁと思うようなことは、たくさん見てきています(笑)

でも、それが一番大事だとも思っています。

遊びの本質はAKB。

Aあぶない、Kきたない、Bばかばかしい、です。
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Q&A 視察の大学生Y田さんより

2011年09月26日 | 冒険遊び場たごっこパーク
Y田さんから質問
「子どもの成長を一番、感じる時はいつか?」

回答
活動が丸7年になるので、長い付き合いになってきた子どもたちもたくさんいます。

その子どもたちの成長を感じる場面は本当にたくさんあります。

ただ、それが成長なのかという、もしかしたら、そうではなくて、本来、その子たちが持っていた力を見させてもらっているだけなのかもと思ったりします。

もともと、一人ひとりが優しさとか思いやりとか正直さとか積極性とか好奇心とかそれぞれに持っているんじゃないかと。

それが僕らが初めて出会った日は、家や学校や塾・習い事や地域などでの様々な人間関係により、発揮されにくい状態に育てられてしまったんだろうと。

でも、たごっこパークをはじめとする僕らの様々な活動での日々を重ねることによって、その子に居場所感が出てきたときにそうした優しさや思いやりや正直さや積極性や好奇心が発揮されるのではないかと。

それともう一つ、いつもみっきーと二人で心掛けていることは「成長」を願いすぎる接し方をしないということです。

親や教師や指導者が成長を願うのは悪いことではありません。

しかし、ともすると、それは自分たちの価値観を子どもに押し付けるということになりかねません。

熱心で無理解な大人という存在は子どもの成長を大きく妨げます。

ありのままを受け容れる、とても難しいことなのですが、そうできたらいいなといつも思いながら試行錯誤しています。
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Q&A 視察の大学生T上さんよりその2

2011年09月26日 | 冒険遊び場たごっこパーク
T上さんより質問
「禁止事項の多い公園についてどう思いますか?」

回答
それはそこの地域の住民の選択なんだと思っています。

僕も県庁公園緑地課という部署にいたことがありますが、行政は何も好き好んで最初から禁止事項だらけの公園を作るわけではありません。

ただ、その公園の地域住民が、犬の散歩は禁止してくれ、子どものボール遊びは禁止してくれ、自転車の乗り入れは禁止してくれ、といった意見を「苦情」という形で市役所や県庁に持ち込むので、そうした公園が増えたということです。

だから、もっと地域住民同士で「子どもたちのためにこんな公園ほしいよね」ということを考え合うことが大切なんだと思います。

全国各地で取り組まれている冒険遊び場づくりは、まさにそうしたことを具現化する住民運動と言ってもいいような市民活動なんだと思っています。
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Q&A 視察の大学生T上さんより

2011年09月26日 | 冒険遊び場たごっこパーク
T上さんより質問
「初めて来る子どもたちの、ずっと来ている子どもたちとのやりとりはどんな感じですか?」

回答
これはもうケースバイケース。

初めて来る子のタイプにもよるし、たいていの場合、初めてくる子は親と一緒に来るので、親のタイプにもよりますし。

なのでたくさんの例外があるということを承知していただきつつ、それでも、よく見られる光景は、ずっと来ている子どもたちが声を掛けてあげて、初めて来た子を遊びに引き込んでいくというものですね。

たごっこパークの場合には、常連の子どもたちに変な「ここは自分たちの聖地だ!」みたいな縄張り意識、他者排除意識が感じられません。

たごっこパークでは、子どもたちが廃材を利用して看板を作ったりしている光景を見かけます。

初めて来た子はたいてい自分の名前や家族の名前を書いています。

常連になってくると「冒険遊び場たごっこパーク」、「たごっこパークへようこそ」、「たごっこパークはこちらです」、「たごっこパーク楽しいよ」といった看板を作ります。

これは面白い現象だなと思っています。

いつも来ている子どもたちにとっては、たごっこパークが自分の居場所になっていますから、初めて来る子に対して、ディズニーランドの従業員(キャスト)が客(ゲスト)を迎えるような感じになっていくのでしょうね。
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Q&A 視察の大学生M丸さんより

2011年09月26日 | 冒険遊び場たごっこパーク
M丸さん質問
「子どもたちの間での遊び方に関する差異はどこから来るのか?やはり、親の影響が強いのだろうか!?今の時代ならばDSやある種のゲーム機を持っていないと遊びの仲間に入れてもらえないような状況ができている。その結果、ゲームと現実の区別がつかず、軽い気持ちで犯罪を犯す子どもたちが増えている。その原因は何なのか!?」

回答
この質問は僕らの活動やその基盤となる志、思いとは別次元の質問なので、逆に答えを教えてもらいたいくらいです(笑)

平和で豊かで自由だといわれる先進国ニッポンに住む国民の社会観、幸福感が今の子どもたちの姿を作っているのでしょうね。

だから、一人ひとりがどういう国だったら幸せなのか、どういう地域だったら幸せなのか、どういう人間関係だったら幸せなのかということを考え続けることが必要なのでしょうね。

ただ、人間という生き物の難しいところは、例えば、ヒトラーにしたって、ある意味ではドイツ国民の幸せを願ってああいう行動をし、それを国民が熱烈に支持したということですね。

当時と違い、せっかくの情報化社会なのだから、国民が政治・社会・地域などに無関心にならないことが大切ですよね。
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Q&A 視察の大学生M田さんより

2011年09月26日 | 冒険遊び場たごっこパーク
M田さん質問
「こうした市民活動は行政的な問題も多いようで、このような環境を自分たちの地域に持ち込むにはどうしたらいいのか?」


回答
トライ&エラー。

とにかくやること。

やればいろんな課題が見えてくる。

それをまた次に活かせばいい。

やろうと思ったときに、「Why」がしっかりあるかが大事。

それがあれば、行政の中にも地域の中にも報道にも政治家にも必ず共感者が現れる。
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