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子どもたちが川に飛び込み、水鉄砲ではしゃぎ、木々に括りつけた遊具で遊び、ドラム缶に入る。
そんな賑やかな二日間が終わり、再び公園が静寂を取り戻そうとしていた。
夕焼けに照らされた公園に残るのは、みっきぃ・たっちゃんとほか三人。
10代の男の子が声を掛ける。
「そろそろ、片付けますかね」
運動神経の良さを発揮して、木々に括りつけた遊具を片付けていく。
20代の女の子が呼応する。
持ち前の丁寧さを発揮して、ドラム缶風呂の下の炭を片付けていく。
30代の若者がそのドラム缶のお湯を捨て、担ぎあげ、倉庫に向かう。
雇用しているスタッフではない。
ボランティアメンバーでもない。
いつも、そして、長年遊びに来ている若者たち。
三人とも障碍者手帳を有している若者たち。
ゆえに純粋な若者たち。
手伝いへの見返りを求めない若者たち。
そんな若者たちによる流れるような撤収作業。
常に「支援される側」にいるような若者たちに、支援してもらいながらの撤収作業。
片付けるものがなくなってしまうのが惜しいくらいだった。
13年目を迎えた取り組みへのご褒美のような時間。
心地よい疲れを感じながら言葉を交わす。
「ありがとう」
「またね」
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