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冒険遊び場(プレーパーク)『たごっこパーク』

心が折れるより、骨が折れるほうがましだ。富士山麓の麓、田子浦港近くの公園と川ではちゃめちゃに遊ぶ子どもたちの日常。

【通算 1175回目 2023年12月26日(火) 『2日連続参加』】

2023年12月26日 | 冒険遊び場たごっこパーク令和5年度
 
 
昨日、おばあちゃんに連れられて初参加した白帽くん。
常連のみんなの輪の中に入れて楽しかったのでしょう。
2日連続で来て、今日も楽しげに遊んでいきました。
 
講演会では子どもたちが川に飛び込み、木に登り、ドラム缶風呂に入って、泥遊びをしてという場面を紹介するので、逆に「令和の子ども」が初参加では馴染めないのではないかという質問をよくお受けします。
 
でも、常連の子たちは、居酒屋の常連客のように、「おたく、初めて?ここはもつ煮が旨いから食べてみてよ」的な振る舞いをしてくれるので、この投稿や下の投稿のように、明日も行ってみようになるんだと思います。
 
幼児4人 小学生7人 青年2人  子ども13人 大人12人 合計25人

【通算 1174回目 2023年12月25日(月) 『遊びたいから遊ぶことが大切』】

2023年12月25日 | 冒険遊び場たごっこパーク令和5年度
 
 
 
敬愛する児童精神科医・佐々木正美先生主宰のお教室での講義ノートより
遊びは感動的でした。
 
毎日、毎日、暗くなるまで遊んで、やむを得ず帰っていました。
「明日もまたね」と。
遊びなんて誰でもできると大人も子ども自身も思っていました。
実は社会的な人間になるために遊びが必要だったのです。
でも、そのことをわかって、遊びを奨励している人はいませんでした。
結局、それを奪ってきてしまいました。
かつては、「なぜ遊びが大切か?」なんて考えもしなかった。
でも子どもが自然と遊んできたので、それで良かったのです。
今はそうじゃなくなりました。
寝ること、食べることは、みなさん考えずにやっています。
それらは生きるためにやっていることですが、実は子どもの遊びも同じなのです。
寝たいから寝る、食べたいから食べる、同じ意味で、遊びたいから遊ぶのです。
理由など無く、ただ本能で遊んでいました。
だから、こういうことには価値を置きませんでした。
しかし、実は「そうしたいから、そうする」ことに大きな価値があるのです。
大人たちは近年、「そうすべきだから、そうする」ということに価値があると思い込むようになりました。
勉強しなければいけないから勉強する、働かなければいけないから働く。
実はそうではないのです。
「寝なければいけないから」ではなく、「寝たいから」寝てるだけです。
だけどそれは、生きていく上で不可欠なものです。
それと同様に、遊びも「遊びたいから遊ぶ」のが大切なのです。
以上
 
子どもたちから奪ってしまった遊びを返す。
冒険遊び場づくりとは、そういう市民運動でもあります。
 
幼児2人 小学生8人 青年2人  子ども12人 大人9人 合計21人

【通算 1173回目 2023年12月24日(日) 『子どもの生活圏でやることは必須条件』】

2023年12月24日 | 冒険遊び場たごっこパーク令和5年度
 
 
20年前、冒険遊び場づくりをしたいから市内の公園を借りたいと市役所に行きました。
担当課長は、外で自由に遊ばせたいなら、市内には市立丸火青少年自然の家や県立富士山こどもの国があるじゃないかとおっしゃいました。
単に自由な外遊び環境をということではなく、子どもたちの居場所になるような活動をしたいんですとお伝えしました。
自然の家は富士山麓標高500㍍、こどもの国に至っては900㍍。
とても、子どもの足で行けないでしょ、それじゃ、何年やっても居場所にはならないんです、ただの野外教育の場、環境教育の場、自然体験の場にしかならないんですと訴えました。
深い理解を示してくださる職員さんがいらして、子どもだけで来られる公園で冒険遊び場づくりを始めることができました。
今では子どもだけでなく、かつての子ども今は若者たちの居場所にもなりました。
居場所づくりを志してくださっている方、子どもの生活圏でやることは必須条件ですよ〜。
 
幼児9人 小学生10人 青年12人  子ども31人 大人14人 合計45人

【通算 1172回目 2023年12月23日(土) 『調子に乗る』】

2023年12月23日 | 冒険遊び場たごっこパーク令和5年度
 
 
午前中はスタッフ母子2組だけで、冬休みに入ったし、クリスマスイブイブだし、参加は以上かなぁと思っていたら……昼前辺りから子どもたちがどんどん来て、40人近くに。
 
朝イチで来て、しばらく手持ちぶさただった男の子が嬉しくなっちゃったのか叫んでいました。
「よ〜し!調子に乗っちゃおうぜっ!」
 
幼児11人 小学生9人 高校生1人 青年2人  子ども23人 大人14人 合計37人

【通算 1171回目 2023年12月17日(日) 『風が強く体感温度がかなり低いですが』】

2023年12月17日 | 冒険遊び場たごっこパーク令和5年度
 
 
風がゴーーッと音を立てるほど強く、体感温度がかなり低いのですが、今日も幼児、小学生、中学生、若者と元気に外で過ごしています。
午後もやっています。
夕方遅くまでやっています。
どうぞ、お出かけください。
大人には焚き火という強い味方もいますので。
 
幼児8人 小学生10人 中学生3人 青年3人  子ども24人 大人11人 合計35人

【通算 1170回目 2023年12月16日(土) 『まだ4歳なんですけど遊べますか?』】

2023年12月16日 | 冒険遊び場たごっこパーク令和5年度
 
 
「うちの子、まだ4歳なんですけど遊べますか?」
そんなお問い合わせを時々、いただきます。
イベントとかお楽しみプログラムがなさそうだけど、楽しめるのかなぁと思われるんでしょうね。
「お母さんが遊び出すのを待ってあげる、遊び出したらいい意味でほったらかしにしとく、そうしたら、ずっと遊び続けると思いますよ」
そんなふうにお伝えしています。
いつも欠かさず来ている幼児さんたちの遊びっぷりがそのことを体現してくれているでしょ?
楽しませメニューがずらり用意された子育てイベントとか、手っ取り早くテーマパークに行くよりも、近所のちょっとした場所に出かけてあげたら、ずっと飽きずに遊んでいることと思いますよ。
受動的なイベントに参加するより、子どもの発達によっぽどいいですしね。
富士市内・近郊の方は、冒険遊び場たごっこパークにもぜひどうぞ。
 
幼児8人 小学生10人 青年3人  子ども21人 大人11人 合計33人

【通算 1169回目 2023年12月3日(日) 『赤富士と赤電』】

2023年12月03日 | 冒険遊び場たごっこパーク令和5年度

 

たごっこパークに遊びに来ているPhotograph ATShi 室伏 淳史 の作品。
たごっこパークのすぐ東を走る岳南電車と夕陽を受ける富士山。
なんともお見事。
電車好きな方、富士山好きな方、こんな写真を撮りがてら、たごっこパークにいらっしゃいませんか🗻🚇
 
幼児8人 小学生13人 青年7人  子ども28人 大人18人 合計46人

【通算 1167回目 2023年11月5日(日) 『おもてなしの循環』】

2023年11月05日 | 冒険遊び場たごっこパーク令和5年度

 

最近、欠かさず遊びに来るようになった親子のお母さんが、わが子とお初さんの子どもたちをリヤカーに乗せて、公園一周アトラクション(笑)
リヤカーお母さんも来はじめのときは、常連のお母さんたちに親子ともどもおもてなしを受けて、たごっこを居場所にしていきました。
だから、自然と自分たちもここを居場所にしていくと、おもてなす側になっていくんですね。
あなたにとっても、ここが居場所になりますようにと。
チェーン店じゃない小さな居酒屋で、よくありますよね。
こんな光景。
常連客がお初さんをおもてなすこと。
「はい、お客さん、おしぼりね」
「お客さん、ここのもつ煮、食べてみてよ」
「お客さん、今日は越乃寒梅、入ってるよ」
って、あんたもお客さんだよねってツッコミたくなるけど、常連客はもはやお客さんではなく、店員側的な感じなんですよね。
たごっこパークの常連のお母さんたちは、みんな、そんな感じになっていくのが嬉しいです。
本当は、地域が、社会がそうなるといいんですけどね。
 
幼児5人 小学生9人 青年4人  子ども18人 大人10人 合計28人

【通算 1166回目 2023年11月4日(土) 『19年間継続している意味』】

2023年11月04日 | 冒険遊び場たごっこパーク令和5年度

 

昨夜、たごっこパークが終わったあと、相談ごとがあると19年前の活動初日に出会った子(今は若者)がやってきました。
今朝、「昨日はありがとう。お陰で気持ちが楽になったよ。飯もご馳走になっちゃったし、募金、入れてくよ」と。
若者くんに、19年間、続けてきたことの意味を教えてもらいました。
 
幼児6人 小学生15人 青年8人  子ども29人 大人15人 合計44人

【通算 1165回目 2023年11月3日(金) 『一番乗り争い』】

2023年11月03日 | 冒険遊び場たごっこパーク令和5年度

 

10時開始なので、僕とみっきぃとスタッフも10時到着。
だから、10時の時点ではなんの準備もされていません。
けれど、今日もそのことをよく知る毎回の常連3人がチャリンコでめちゃダッシュして10時に公園到着。
「俺、一番」
「いや、公園に入ったのは俺が一番」
「いやいや、私が一番に自転車を停めたから、私が一番」
なんか、どっかの神社で新年に一番札かなんか争う行事ありましたよね?
なんの準備もされていないのを承知で誰よりも早く、たごっこに到着したくなる。
こういう光景に、さぁ、今日も老体に鞭打って、頑張ろうという気持ちが沸きます。
 
幼児5人 小学生12人 青年3人  子ども20人 大人11人 合計31人

【通算 1164回目 2023年10月22日(日) 『もうひとつの野球』】

2023年10月22日 | 冒険遊び場たごっこパーク令和5年度

 
 
かつて、アメリカ・メジャーリーグから日本のプロ野球にやってきた選手が「地球のウラ側にもうひとつの違う野球があった」と評した話がありました。
僕は子どもの頃、「市営グランドにもうひとつの違う野球があった」と感じました。
野球が大好きで、何人かの仲間が集まると、「ろくむし」とか「三角ベース」とか呼ぶ草野球に興じていました。
本当にいつも楽しかったのです。
得意でもあったので、6年生になったときリトルリーグ(少年野球)に入団しましたが、一日で辞めました(笑)。
高いレベルで野球がやれるから、さぞ、楽しいだろうと思って、市営グランドに行くと、準備運動、ランニング、ダッシュ、キャッチボール、素振り……いつまでも「野球」が始まりません。
しかも、常に大人(監督・コーチ)主導。
あの木が一塁ね、この板が三塁ね、あの鉄棒を越えたらホームランね、Aくんの弟はアウトカウントに数えないことにしよう、あっちのボサボサ(植栽)にボールが入っちゃったらストップね……などなど自分たちで毎日、そのときその場その顔ぶれを考えて、ルールを決めて野球をして、プレーの一つひとつにみんなの笑顔が弾けた「野球」とは、まったく違うもうひとつの「野球」が少年野球チームには、あったのです。
草野球に興じる子どもたちを見ると、いつもそんなことを思い出します。
そして、遊びとしての野球を楽しんでほしいなと思います。
 
幼児9人 小学生9人 中学生2人 青年6人  子ども26人 大人11人 合計37人

【通算 1163回目 2023年10月21日(土) 『学徒出陣』】

2023年10月21日 | 冒険遊び場たごっこパーク令和5年度

 
 
80年前の今日10月21日、東京・明治神宮外苑競技場で出陣学徒壮行会が開かれました。
東条英機首相はこう訓示しました。
「御国の若人たる諸君が勇躍学窓より、征途に就き、祖先の遺風を昂揚し、仇なす敵を撃滅をして皇運を扶翼し奉るの日は今日来たのであります。私は衷心より諸君のこの門出を御祝い申し上げる次第であります。」
学生の代表はこう答辞を述べました。
「生ら今や、見敵必殺の銃剣をひっ提げ、積年忍苦の精進研鑽を挙げて悉くこの光栄ある重任に捧げ、挺身以て頑敵を撃滅せん。生らもとより生還を期せず」
学生たちは、戦地に赴いて、生きて還るなどまったく思っていません、と。
この後、終戦までの2年足らずでどれほどの学生が戦死したことか。
最近、テレビでは、トラックやバスの運転手が不足しているとか、エッセンシャルワーカー(生活の根幹を支える仕事に従事する人たち)が不足しているといったことを報道しています。
同時に、イスラエル・ガザの話題、ウクライナ・ロシアの話題もしきりに報道され、まるで乗じるようにだから防衛力強化(軍備増強)が必要だと喧伝されています。
そして、「自衛隊カッコイイ」番組が増えているようにも感じます。
人手の取り合いの中で、「君も自衛隊に入らないか」と誘っているようです。
蜘蛛の巣ネットで楽しげに遊ぶ子どもたちが学徒出陣となる日がひたひたと近づいているような気がしてなりません。
「生ら今や、見敵必殺の銃剣をひっ提げ、積年忍苦の精進研鑽を挙げて悉くこの光栄ある重任に捧げ、挺身以て頑敵を撃滅せん。生らもとより生還を期せず」
子どもたちには、自分が自分らしく生き抜くために、遊びを通して、多くのものを育んでほしいと願います。
そして、同時に、他者も生き生きと生きていくための知恵と心を、遊びを通して培ってほしいと願います。
 
幼児9人 小学生11人 中学生1人 青年4人  子ども25人 大人15人 合計40人

【通算 1162回目 2023年10月9日(月) 『信じて見守る』】

2023年10月09日 | 冒険遊び場たごっこパーク令和5年度
 
乳児期に基本的信頼を獲得し、幼児期に自律性を培うと、児童期には自発性が発揮される。
自分でやってみる。
一人でやってみる。
今まではやれなかったことに挑戦してみる。
たごっこパークに足繁く来ている幼児さんたちは、お母さんとの距離が次第に離れていきます。
でも、同時に、失敗したときは、お母さんのもとに帰還という姿も見られます。
幼児さん向けの遊ばせプログラムは何もありません。
今日行ったら、こんなのが作れたとか、こんなのがもらえたとかはありません。
自由な遊び環境だからこそ養われる育ちを信じて、見守ってみてください。
 
幼児4人 小学生12人 中学生2人 青年3人  子ども21人 大人11人 合計32人

【通算 1161回目 2023年10月8日(日) 『プロトタイプ』】

2023年10月08日 | 冒険遊び場たごっこパーク令和5年度

 

小学校高学年の男の子が得意のベイブレードを小さい子たちに優しく伝授。

一触即発くん、それが出会った頃の印象。
子どもは育つなぁとしみじみ。
一触即発くんを見守られたのは、何人ものプロトタイプ(原型)くんがいてくれたから。
一触即発くん1号、2号の頃は、見通しが持てないから、試行錯誤の連続でした。
この一触即発くんに出会った頃は、試行錯誤は変わらずとも、プロトタイプくんたちのお陰で、試行錯誤の方向性を想定することができるようになっていました。
それをお母さんとも共有し、見通しという希望を提示することができました。
ひとつの活動を継続することの強みは、プロトタイプと呼べるような子どもに出会えること。
児童精神科医・田中康雄先生のそんな教えをしみじみ実感します。
 
幼児4人 小学生6人 青年5人  子ども15人 大人11人 合計26人