2010年2月12日(金) 雨と焚き火の醸し出す雰囲気

　降りしきる雨の下で子どもたちと焚き火を囲んでいると、天気のいい日とは違う雰囲気が醸し出される。

　そんな時、思春期の子どもたちは、いつもとは違う話題を口にしたりする。

　ある子はつぶやくように。

　ある子は言葉を選びながら。

　ある子は溜まっていたものを吐き出すように。

　そんな話をたっちゃんとみっきーは炭を重ねたり、薪をくべたりしながら聴いている。


　子ども3人　大人4人　計7人

2010年2月13日(土) Better a broken bone …

　事故はこのあと起こった。

　夢中で走っていたＡちゃんが公園内に立つ旗掲揚ポールに激しく激突。

　焚き火にあたっていたお父さん・お母さんのところへ子どもたちが青ざめた顔をして、Ａちゃんを抱きかかえてきた。

　頭から血が滴り落ちている。

　パニック状態になるＡちゃん。

　硬直するお父さん、お母さん。

　たっちゃんとみっきーでＡちゃんを励ましながら、応急処置をする。

　処置後、お父さん・お母さんに公園近くの救急センターへ連れて行ってもらった。

　翌日、お父さん・お母さんがたごっこパークに来て、「昨日はありがとうございました。血を見たら、自分たちがパニックになっちゃって何にもできなくて。本当にありがとうございました」と。

　以前にもこのブログでお伝えしたが、冒険遊び場活動が盛んなイギリスでは、こんなモットーを掲げているという。


　Better a broken bone than a broken spirit

　心が折れるより、骨が折れるほうがましだ


　Ａちゃんのお父さん・お母さんもそうだが、冒険遊び場たごっこパークは、このことを考えてくれている親御さんたちが支えてくれている。

　だから、こうして活動を継続していられる。


　幼児3人　小学生17人　中学生4人　青年3人　大人15人　計42人　

2010年2月14日(日) リヤカーで買出し

　富士市ならではの風景の中、公園から少し離れたスーパーまで買出しに出掛けた子どもたち。

　こんな遊び、子どもたちにだけ許されている特権だよね。

　自分たちが子どもの頃、つまり…３０～４０年前は、街中全部が遊び場だったように思う。

　いつの間にか、空き地も路地も小川も遊んではいけない場所になっていった。

　公園ですら規制だらけになっていった。

　それなのに、大人は最近の子どもたちは外で遊ばないと嘆く。

　家の中でゲームばっかりだと嘆く。

　嘆く前に僕ら大人がやるべきこと、あるんじゃないかな。


　幼児3人　小学生9人　中学生11人　青年2人　大人22人　計47人

　

2010年2月15日(金) 雨だから…

　降りしきる冬の冷たい雨。

　なのに…雨の中、外遊びをするアヤカとマユ。

　溜まった水溜りを利用して、どんどん、どんどん、水路を拡充していく。

　こんな遊び、雨の日しかできないからね。


　子ども3人　大人5人　計8人

2010年2月26日(金) 焚き火トースト

　冬の冷たい雨が降りしきる放課後。

　やってくる子どもの数はぐっと少ない。

　そんな日にやってくる子どもたちに常連っ子・アヤカの母ちゃん＝おばっぴーは、よく焚き火でトーストした食パンをおやつとして振舞ってくれる。

　たっちゃんとみっきーもいつもいただいています。

　うまいんだな、これが。


　子ども4人　大人4人　計8人

2010年2月27日(土) 建設開始

　樹上基地の建設に取り掛かった子どもたち。

　さてさて、今回はどんな基地ができることでしょう。

　地上基地のときもそうだけど、時々刻々と姿を変えていくのを見るのが現場にいる大人として楽しいんだよね。


　子ども10人　大人8人　計18人

2010年2月28日(日) 増築・改築

　雨の合間に樹上の基地を増築・改築。

　森林公園や野外教育施設のフィールドアスレチックなどとの大きな違いはこれ。

　自分たちで好きなように改造ができること。

　床を広げたり、ブランコを取り付けたり、エレベーターのようにロープを引っ張ると昇れる仕組みを作ったり。

　子どもたちが次々と増築・改築するようすを見ていると本当に感心します。


　幼児1人　小学生6人　中学生9人　青年1人　大人13人　計30人

2010年3月1日(月) 完全撤収

　３日間遊んできた樹上基地。
　
　連続開催の最終日には完全撤収しなければなりません。

　専用の遊び場ならいいのですが、公園ですからね。

　この日は、６年生のハルカと５年生のアヤカの二人だけが遊びに来ました。

　そして、ほとんどの時間を撤収作業に費やしていました。

　たっちゃんとみっきーは何も手伝いません。

　それでも次回も遊びたければ、また作るでしょうし、面倒くさいと思えば、もう作らないでしょうし。


　子ども2人　大人4人　計6人