冒険遊び場(プレーパーク)『たごっこパーク』

心が折れるより、骨が折れるほうがましだ。富士山麓の麓、田子浦港近くの公園と川ではちゃめちゃに遊ぶ子どもたちの日常。

【通算1128回目 2023年3月19日(日) 『異次元の少子化対策は代行業の拡充策か?』】

2023年03月19日 | 冒険遊び場たごっこパーク令和4年度

こども家庭庁が発足し、こども基本法が施行され、異次元の少子化対策がなされるという。

メニューが段々と明らかになってきましたが、子育て代行業の拡充バカりがずらっと並んでいます。

違うと思うんですよね、その方向性。

もっと、子どもの育つ道すじに照らし合わせて、

豊かに育っていくための基盤づくりに力を入れることが必要だと思うんですよね。

3月18日(土)のブログに、雨の日の記事を載せました。

この画像は翌日の晴れた日の子どもたちの様子です。

子どもたちは本当に楽しげですが、ママたちはある意味、大変だと思います。

子育て上、便利な設備が何もない公園に連れてくるということは、

いろいろ起こるだろうことを想定して、準備をしなければなりません。

雨の日に一日、外にいる、寒い日に一日、外にいる、暑い暑い日に一日、

外にいる、それだけでもしんどいと思います。

自由に遊ばせれば、遊ばせただけ、お洗濯物も増えます。

自分の服だって汚れます。

子どもが大事に落ち葉をポケットに忍ばせていたせいで、

お洗濯したら、ギャー洗濯槽が枯れ葉だらけ〜なんてこともあるでしょう。

だけど、それでも、親子でこんな風に過ごせる場が広がることで、

子どもたちは、乳幼児期に獲得するべき発達課題をクリアしながら、育つと思うんです。

基本的信頼、自律性、自発性、好奇心、探求心、想像力、創造力……。

子どもたちが乳幼児期にそれらを獲得したら、

ママは(パパも)その後の子育てが楽になると思うのです。

そうした乳幼児期や学童期を過ごしてこなかったばっかりに、

思春期になって非社会的あるいは反社会的と言われるSOSを子どもが出さざるを得なくなり、

親御さんがどれだけ苦労しても、事態は改善しないという事例をたくさん見てきました。

無数の心病んだ子ども・若者の臨床に携わられた児童精神科医・佐々木正美先生は、

臨床からの学びとしての乳幼児期、学童期の大切さをいつもいつも説かれていました。

「子どもが非社会的、反社会的のどちらにもさせないために、

豊かなコミュニケーションができるようにしてあげなくてはいけません。

そのためには、子どもと一緒に喜んであげましょう。

‘’子どもと一緒に喜ぶ‘’とは、‘’子どもが喜ぶことを喜んでする‘’ということです。

幼児期の子どもの喜ぶことは、『お母さんと一緒にいたい』『抱っこしてほしい』

『遊んでほしい』などといった子どもの基本的な欲求と理解していただければいいでしょう」

(著書『子育てに迷ったときのお母さんへの言葉』より)

異次元の少子化対策、子どもの声を聞くとか、子どもまん中とか言ってますけど、

佐々木先生が指摘するような子どもの基本的な欲求には、さっぱり、耳を傾けていない気がするんですよねぇ。

幼児14人 小学生17人 中学生1人 高校生1人 青年7人  子ども40人 大人26人 合計66人

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【通算1127回目 2023年3月18日(土) 『うちの子、3歳なんですけど、遊べますか?』】

2023年03月18日 | 冒険遊び場たごっこパーク令和4年度

 

 

お電話でよくお問い合わせをいただくのが……

「うちの子、3歳なんですけど、遊べますか?」

このお問い合わせを寄せてくださるママは、「遊びイベント」があったり、

「歌のおねえさん」や「運動のおにいさん」がいたりしますか?という意味で聞いてるんだなと感じます。

「遊びイベント」はありません。

そもそも、遊びイベントというよりは、遊ばせイベントだと思っていますが。

牛乳パックリサイクル工作とか光る泥団子づくりとか宝探しとか、

大人企画・大人運営な遊びイベントは、子どもから主体性を奪うのと引き換えに、

でも、笑顔を作らせるから、ママも満足する遊ばせイベント。

歌のおねえさんや運動のおにいさんも同じ意味合いで、大人主導で子どもを楽しませているだけ。

「うちの子、3歳なんですけど、遊べますか?」

「イベントとかないですし、子どもの遊び相手とかもいないんですけど、3歳ならほっとけば遊びますよ」

とお返事しています。

そして、その意味合いをたごっこパークの幼児たちの遊び方を紹介しながら、解説しています。

先日の雨の日のたごっこパーク。

雨の日にだけ出現するという幻の龍神の池で、ひたすら遊ぶ幼児たち。

まぁ、ほんとに、次から次へと遊びを考え出し、遊び続けています。

もし、こんな風に遊んでいる子どもたちがたくさんいる場に連れてきても、

遊び出さないとするなら、若干3歳にして、感が動くスイッチがいつの間にか

オフにされてしまっているのかもしれません。

週末はどうぞ、子どもたちの感動スイッチを入れに、冒険遊び場たごっこパークへ。

 

幼児5人 小学生8人 高校生1人 青年3人  子ども17人 大人14人 合計31人

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【通算1126回目 2023年3月5日(日) 『別に手伝いを求めてないけど』】

2023年03月05日 | 冒険遊び場たごっこパーク令和4年度
 
 
雨が降り始めたので、大人たちがシルバーシートで巨大な屋根を張り始めました。
それを見ていた子どもたちがお手伝いに参加してくれました。
子どもたちにお手伝いは求めていません。
忙しさに追われている子どもたちに、1分でも多く遊んでほしいと願うからです。
それでも、子どもたちはお手伝いをしてくれます。
なんか、魅力的な作業に映るんでしょうかね。
こういう光景、よくあります。
ドルチェ&ガッバーナの香水のせいでしょうか。
 
 
幼児16人 小学生15人 高校生1人 青年8人  子ども40人 大人27人 合計67人
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【通算1125回目  2023年3月4日(土) 『頼もしいお兄ちゃんお姉ちゃん』】

2023年03月04日 | 冒険遊び場たごっこパーク令和4年度
 
 
 
 
「遊んでて棘が刺さった」と男の子がみっきぃのもとに。
「ん〜みっきぃの目じゃ、ピントが合わなくて、わからないなぁ。ショウヘイ(仮名)、見てあげてくれる」とみっきぃ。
ショウヘイたちが「あ〜これは痛いやつだねえ」と言いながら、棘を絞り出し、上手に取り除いてくれました。
頼もしいお兄ちゃん・お姉ちゃんの存在に触れた男の子もまた、大きくなったら、小さな子の棘を抜いてあげる側になることでしょう。
 
幼児7人 小学生10人 高校生1人 青年7人  子ども25人 大人12人 合計37人
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