冒険遊び場(プレーパーク)『たごっこパーク』

心が折れるより、骨が折れるほうがましだ。富士山麓の麓、田子浦港近くの公園と川ではちゃめちゃに遊ぶ子どもたちの日常。

【固定記事】冒険遊び場たごっこパークって?(開催日の子供たちの様子は、この下に綴っていま~す)

2020年02月02日 | 冒険遊び場たごっこパーク
冒険遊び場たごっこパークの開催日は、NPO法人ゆめ・まち・ねっとのホームページにあるカレンダーでご確認ください。
こちらです。


 「NPO法人ゆめ・まち・ねっと」では、子どもを豊かに育む機能を「地域」が有していたころのように、子どもたちが自由に遊べる環境づくりをしようと2014年12月26日から本格的に「冒険遊び場たごっこパーク」を実施しています。

 「冒険遊び場たごっこパーク」は、万葉集にも謳われた田子の浦港(「たごっこ」の由来)にほど近い公園と川を会場に、隔週の土日を中心に行なっています。

 今や多くの公園には火遊び禁止、ボール遊び禁止、自転車の乗り入れ禁止といった禁止看板が立ち並びます。

 子どもたちが生き生きと遊んだ海や川は汚れ、森は子どもだけで入るのが危険な場所になりました。

 空き地や資材置き場は、責任問題の高まりから子どもの密かな遊び場ではなくなりました。

 何よりも問題なのは、そうしたことと平行して大人の意識が変わったことです。

 本当は、学校教育や塾、各種習い事などとは雲泥の差で、子どもの遊びには、とくに外遊びには大きな価値があるのに、遊びに価値を見出す大人が少なくなりました。

 その結果、子どもたちから「遊ぶ」という権利が奪われました。



 しかし「冒険遊び場たごっこパーク」では、ご覧のように四メートルもある土手から豪快に川へと飛び込む子どもたちの姿があります。



 土砂降り雨の日に泥遊びに夢中になる子どもたちの姿があります。



 焚き火でお餅や芋を焼いたり、時にはカレーやスパゲッティを作ったりもしています。

 木登りに興じ、鋸や金槌を使って廃材工作や基地づくりもします。

 おやつを求めて、近所の商店までリヤカーで悠々と公道を進んでいくこともあります。

 そして時には、まったり、のんびりしているだけのときもあります。


「冒険遊び場たごっこパーク」では、この画像の右上にある看板をいつも掲げています。
 大人に向けて、こんなことを伝えています。

遊びには失敗が付き物です。
木に登れない 火が点かない のこぎりが使えない。
だけど遊びは失敗できるからおもしろい。
失敗するから「できたっ!」の瞬間が生まれる。
木に登らせてあげる 火を付けてあげる のこぎりで切ってあげる。
泣かないように やけどしないように けがをしないように。
それは失敗しないことと引き換えに「できたっ!」の瞬間を奪うこと。
それは遊びの最高におもしろい瞬間を取り上げてしまうこと。
『たごっこパーク』は遊びの最高におもしろい瞬間を子どもたちに手渡そうとする活動です。
「それじゃだめでしょ。」 「ほらこうやりなさい。」 「やめなさい。」
その言葉を投げ掛ける前に子どもたちの表情をちょっとのぞいてみませんか?


 僕らは、このように子どもたちが生き生きと遊べる環境を保障し、あとはニコニコと眺めています。

 危ないからやめなさいと注意することも、こうしたらうまくいくよと指導することもありません。

 その逆に、「冒険遊び場」なんだから、何かして遊びなさいなんて言うこともありません。

 子ども任せだからこそ、豊かでハチャメチャな遊びの光景が見られるのです。

 そんな子どもたちを見ていると、本当に嬉しくなります。
 
 「今」を生きている感じがするからです。

 子どもたちは「今」を生きることが許されなくなってきています。

 将来、自立した大人になるための「準備」だけを日々重ねることを求められているように見えます。

 学校でも家庭でも地域でも。

 子どもたちが「素」になれる場に居合わせる者の実感として、彼らを取り巻くさまざまな課題の背景の一つにそんなこともあるのかなと思います。

子どもたちは「今」を生きてこそ輝きます。

 「冒険遊び場たごっこパーク」には、いくつかの特徴があります。

 子どもの生活圏での開催、参加費無料、親の申し込み不要。

 イベント・プログラムは一切なく、タイムスケジュールもなし。

 いつ来て、いつ帰ってもよく、遊ぶのも遊ばないのも自由です。

 このような特徴の「冒険遊び場たごっこパーク」を続けていたら、様々な子どもたちと出会うことになりました。

 子どもが自力で来られる場所で実施し、参加費無料にしたら、結果的に生活困窮家庭の子どもが来られる場所になりました。

 親の申し込みが不要なので、子育てに消極的な家庭、地域から孤立した家庭の子どもと出会うことになりました。

 イベントやプログラムがないので、集団で歩調を合わせて一つのことに取り組むのが苦手な子どもにも居心地のいい場所になったようです。

 大人の望むやり方や進度で課題に取り組むことが不得意な子どもも常連になりました。

 遊ぶも自由、遊ばないも自由なので、独創的な遊びを一人で黙々とやることが得意な子どももいれば、大人の許容範囲を超えてハチャメチャに遊ぶことが大好きな子どももいる遊び場になりました。

 そして、こんな言葉を記した看板も掲げるようになりました。

『 Better a broken bone than a broken spirit 』
(訳)心が折れるより、骨が折れるほうがましだ。




 様々な子どもとの出会いはテレビ東京「がんばれプアーズ」で特集紹介されました。

 こちらをクリック⇒「がんばれプアーズ」

 ここまで、長々とお読みいただき、ありがとうございます。 お待たせしました。

 活動主旨をご理解いただき、「冒険遊び場たごっこパーク」へ行ってみたいという方に基本情報の提供です。


【開催日】
 クリック⇒

 基本的には隔週の土日に開催。

 土砂降りでもやってます…。⇒こんな感じ

【開催時間】
…朝10:00から最後の子どもが帰るまで。

【開催場所】
静岡県富士市島田公園および小潤井川←クリックすると地図が見れます。

【参加費】
…無料

【運営費】
…富士市から“市民活動支援補助金(年間50万円)”をいただいています

【募金のお願い】
…補助金だけでは、年間を通して無料開催の「たごっこパーク」に携わるスタッフの生活はとても維持できません。
 地域のみなさんの活動応援募金が大きな支えになります。
 わが子が豊かに育つためには、その友だちも、さらに地域の子どもたちみんなも豊かに育っていくことがとても大切です。
 どんな家庭の子どもでもいつでも遊びに行ける居場所をつくっていくために、ぜひ、活動応援募金をお寄せください。
(公園に赤い募金箱がありますので、お帰りの際に、スタッフを支えるために募金を入れてください。)

【駐車場】
…公園の東側に数台停められます。初めての方は公園入口に横づけて、お声かけください。

【電車の場合】
…上の地図を開くと右下に「よしわら」という駅の表示があります。
 JR東海道本線吉原駅です。
 吉原駅からですと2200m。
 もう少し近付きたい方は、吉原駅で『岳南電車』という超ローカル線に乗り換え、「ジヤトコ前」駅で下車。
 ジヤトコ前駅からですと800m。

ケガと保険について←クリック】

【視察、研修、見学】
…行政・議員・各種団体等の視察や大学生の研修、見学などを随時、受け容れています。

【宿泊】
…遠方からの参加や視察、研修等を希望される方は、「子どものたまり場・大人のだべり場/おもしろ荘」への宿泊が可能です。
 こちらをご覧ください⇒『おもしろ荘』

【お問合せ】
…ここをクリック⇒[NPO法人ゆめ・まち・ねっと]

 ⇒「NPO法人ゆめ・まち・ねっと」ホームページが開く。

 ⇒オレンジ色の【メール】というボタンを押す。

 ⇒メール送信フォームが開く。


 以下は、冒険遊び場たごっこパークについてもっと知りたい人向けです。 それぞれの項目をクリックしてみてください。

2004年、冒険遊び場たごっこパークを始める前に告知チラシに載せた思い

遊び場づくりは目標ではなく手段

これまでの歩み

自由な遊び場を地域のみんなで育むために

冒険遊び場(プレーパーク)の歴史


100万人が感動した「NPO法人ゆめ・まち・ねっと活動紹介DVD」




 「冒険遊び場たごっこパーク」を中心に、「NPO法人ゆめ・まち・ねっと」の活動をテレビ映像などでお伝えするDVD。

 待望の最新バージョンが2013年4月に完成。

 詳しくは⇒「ゆめ・まち・ねっと活動紹介DVD」

【スライドショー by YouTube】
 音楽プロデューサーの「つんく♂」さんが東日本大震災からの復興を願って作詞・作曲された「Love is here ~希望の光~」という歌に乗せて作ってみました。
 素敵な歌詞に合わせて画像を選択しました。
 下の画像をクリックしてください。



【ラジオ出演音声 by YouTube】
 2013年4月2日にコミュニティFM「ラジオf」に出演。
 ナビゲーター伊藤慶さんと子ども時代の遊びの大切さについて語らいました。
 下の画像をクリックするとユーチューブが開き、音声が聴けます。
 全部で17分30秒と長いので前編・後編に分かれています。

こちらが前編


そしてこちらが後編
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フェイスブック

2020年02月01日 | 冒険遊び場たごっこパーク
 「こんにちはっ! 私、たごっ娘」
 「たごっこパーク」の常連・Kちゃんが描いてくれました。 「たごっこパーク」名物の川の飛び込みに挑戦しているところです。

 さて、このブログでは「冒険遊び場たごっこパーク」開催日の様子を、毎回1枚づつ写真をアップして綴っています。

 もっといっぱい子どもたちの様子を見たい!という人はぜひフェイスブックを覗いてみてください。
 毎日更新しながら、スタッフの思いとともに沢山紹介をしています。

 こちらからご覧ください⇒「フェイスブック」
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[通算927回目 2019年10月20日(日) 若者たちとまったりと]

2019年10月20日 | 冒険遊び場たごっこパーク31年度

地元の学校の運動会ということで、若者たちとまったり、焚き火を囲んでいます。

他愛もない時間もまたいいものです。

その連続性の中に生きづらさの共有があったりもします。

 幼児1人 専門・大学生3人 青年11人 子ども15人 大人8人 計23人

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[通算926回目 2019年10月19日(土) 役割があること]

2019年10月19日 | 冒険遊び場たごっこパーク31年度

久しぶりに顔を出した若者。

常連の若者に連れられて数回来ただけの。

顔は覚えていたけれど、名前は知らない。

そんな若者が女の子たちのドラム缶風呂沸かしを手伝います。

みっきぃ・たっちゃんがそうした役割を担わないことを子どもたちも知っているから、若者を頼りにするのでしょう(笑)。

役割があることで、若者もグッと場に溶け込んでいきます。

時々、居場所づくりの講座で、あなたの居場所はどんな場所で、そこはなぜ居場所になっているのか聞くことがあります。

「役割があるから」
「誰かの役に立てるから」

そんな理由もよくあげられます。

子どもの居場所づくりといいながら、スタッフが張り切っちゃったりすると、こんな場面が生まれなくなりますね。

 小学生4人 青年6人 子ども10人 大人4人 計14人

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[通算925回目 2019年10月6日(日) 多様な学びプロジェクトその2]

2019年10月06日 | 冒険遊び場たごっこパーク31年度

先日、フェイスブックにて『「 多様な学びプロジェクト」という取り組みがあることを知り、「おもしろ荘」も登録させていただいた』という記事を投稿しました。

土日開催の「冒険遊び場たごっこパーク」も登録をしていただきました。
本来は開催頻度的に、子どもたちにとっての「日常の止まり木」ではないかと思いますが、平日放課後に開いている「おもしろ荘」と地域の中で一体化しているということで、登録していただきました。

実際、平日の学校をなんとか凌いで週末に足を運んでくる子や学校に足が向かないけれど「たごっこパーク」に走ってやってくる子もいます。

ロゴマークの入ったミニポスターには、「たごっこパーク」がやっていないときでも、何か困った時、悩んだ時、哀しい時、いつでも連絡ができるように携帯番号とLINEのQRコードを記してあります。

多様な学びプロジェクト・ホームページはこちら
https://www.tayounamanabi.com/

 幼児1人 小学生5人 青年13人 子ども19人 大人10人 計29人

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[通算924回目 2019年10月5日(土) どうかご無事で]

2019年10月05日 | 冒険遊び場たごっこパーク31年度

ヘビ🐍ちゃん、子どもに捕まり、子どもたちの手から手へ。

どうかご無事で解放されますように。

 幼児3人 小学生10人 専門生1人 青年14人 子ども28人 大人21人 計49人

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[通算923回目 2019年9月23日(月) どうか聴き続けることから生まれる希望がありますように]

2019年09月23日 | 冒険遊び場たごっこパーク31年度

かつての常連くんが本当に長い長い不登校に。

不登校そのものはときに必要な時間ではあるけれど、引きこもりに近い不登校の長期化でお母さんも疲弊をしています。

息子くんは遊び場にも来れなくなってしまいましたが、お母さんは毎回、欠かすことなく、通い続けてくれています。

児童精神科医・田中康雄先生に教えられた「聴き続けることから生まれる希望」を確かにたくさんの子どもたちとの関係の中で実感してきました。

それでも、このお母さんの話は、本当に聴き続けるだけの歳月が流れ続けています。

みっきぃと二人でどうかこの母子にもいつか希望の光が射し込みますようにと祈るような気持ちでいます。

 小学生4人 青年10人 子ども14人 大人7人 計21人

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[通算922回目 2019年9月22日㈰ プレーリーダーはいないんですか?]

2019年09月22日 | 冒険遊び場たごっこパーク31年度

先日の研修会で「プレーパークなのにプレーリーダーがいないんですか?」と質問されました。

講演会でもときどき、その質問を受けます。

「必要がないからいません」

と、いつも答えています。

そして、こんな解説をしています。

子どもの頃から「たごっこパーク」に来ている若者たちが絶妙な距離感で子どもたちの遊びを見守ってくれたり、遊び相手になってくれたり、遊びを誘発させてくれたり、高度な遊びの技をさり気なく見せてくれたり、親との間に入ってくれたり…。

だから、「たごっこパーク」では、プレーリーダーが不要と考えているわけではなく、そうした若者たちがまさにプレーリーダー的な働きを自然にしてくれているという感じですね。

 幼児1人 小学生4人 青年9人 子ども14人 大人8人 計22人

 

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[通算921回目 2019年9月21日㈯ え?公園にスイカ?🍉]

2019年09月21日 | 冒険遊び場たごっこパーク31年度

ちょっと久しぶりの「たごっこパーク」に自然の恵み。

子どもたちが差し入れスイカ🍉の種をペッペッと吐き出していたからでしょうか。

草ぼうぼうの中になんとスイカ🍉がなっていました。

びっくり。

てことは、やっぱり、スイカの種を食べすぎると、ヘソから芽が出てくるんでしょうかねぇ。

 幼児1人n 小学生6人 青年7人 子ども14人 大人7人 計21人

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[通算920回目 2019年8月12日(月) チャリーと泥団子工場…からの ]

2019年08月12日 | 冒険遊び場たごっこパーク31年度

ジョニー・デップさん主演の「チャーリーとチョコレート工場」という映画がありましたが、子どもたち曰く「泥団子工場」だそうです(笑)

発注を受けて生産しているという想定をしながら、せっせと作っていました。

じっくり見ていると、役割分担をしながら、それぞれがその役割を一生懸命果たそうとし、時々新しい発想を出し合い、それを承認し合って、違う工程に修正したりしています。

勤勉性、協調性、創造性、想像性、そして社会性。

どんな塾や習い事やスポーツクラブよりも、そうしたものが獲得できるのが自由な遊びです。

「泥団子工場」がいつしか「カフェ・オ・レ工場」に変身。

遊ばせプログラムがないから、子どもたちの遊びはどんどん変化をしていく。

「できました!カフェ・オ・レとお団子のセットはいかがですか?」

「こっちは、お皿とコップを洗うキッチンね。」

敬愛する児童精神科医・佐々木正美先生がいつもおっしゃっていました。

勉強はできないより、できる方がいい程度。

でも、遊びは違います。

遊びは子どもたちの育ちに絶対的に必要です。

そんな教えをこうした場面を見るたびに、しみじみ噛み締めます。

 幼児3人 小学生6人 高校生2人 専門・大学生3人 青年8人 子ども22人 大人11人 計33人

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