知的成長戦略論-クールに生きる

かっこよく生きるためのメモ。
知的に成長し、どんな状況でも平静を保てる力を身につける。

従業員と自営業者

2016年12月12日 | スキルアップ
平穏に生きるには、
 自分の性格を見極める
必要があります。

本屋には、「会社はあてにならないから起業しなさい」とか、
 「早く、社長になりなさい」
というタイプの本が並んでいます。

起業すれば、
 自由が手に入る
 嫌な上司はいなくなる
ので、よさそうに見えます。

ただ、
 上司が嫌で起業する
という
 逃げの思考では、うまくいかない
と思います。

 自由は、責任が伴う。

お給料がもらえる身分がいかに幸せかは、
 独立するとみんな実感するステージ
です。


一般的に仕事ができる年齢は70歳程度。

また、
 20代、30代、40代
と、
 50代、60代
では、できる仕事も異なる。

 55で早期退職し、フランチャイズで起業する
という場合、
 稼働時間や生活保障
からすると、
 定年まで働いて、厚生年金をもらっていた方が、楽はできる
と思います。


 独立するならば、早いほうがよい。
理由は、独立当初は、がむしゃらにやらないといけない時期なので、
 体力が不可欠だからです。

それで、ある程度の顧客がついて、売上げ予測が立てられるようになったら、
 人を雇用する。

これで、
 重要度の低い仕事を任せられる
ので、
 自分は、自分しかできない仕事に集中できる。


最悪なのは、売上げが上がらないケースです。
その場合は、借金が膨らみ、起業を後悔することになります。


起業するためには、
 自分の性格
 自分の年齢
 手持ち資金
 生活状況(家族の有無)
 自分のスキル
 市場
の把握が必要です。

なかでも、性格が一番重要。

創業社長は、なんでもやらないといけない。
 掃除、接客、営業、サービス・・・
プライドが高い人は、
 顧客がつかない
ので、
 売上げが伸びない。

人柄がよいと、
 顧客がつく
ので、
 売上げが伸びる。

ただ、人柄のみでは、
 経営は出来ない
ので、
 冷静さと冷酷さ
も兼ねそろえる必要がある。

さらに、
 土日も働けるくらいの気概も必要。


面倒だなという人は、
 従業員として、会社の中で必要とされる存在になること
を目的としたキャリアプランを考えた方がうまくいきます。

起業して、低所得で、精神的な自由を謳歌するよりも、
 サラリーマンで安定と余暇を楽しむ
方が、一般的にみれば幸せなんだと思います。

もちろん、精神的な自由を重視する人からすると、
 安定よりも自由が重要なので、考え方は異なる
わけですが。

結局、
 何を大切にしているか
により、
 自分のキャリア戦略を考える
ということになります。


独立して、従業員も増え、仕事もある程度減らすことができ、
収入も満足していても、
 今後はどうなるかという不安はなくならない
わけですし、
 従業員の問題で心も疲れる
ので、
 経営者が幸せだとは一概に言えない
わけです。


ただ、従業員として認められるためには、
 知的に成長していかない
といけないので、
 一流の従業員になるための努力は必要
です。

特に、
 従業員の場合は、EQは重要です。
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上司や部下に嫌われた場合、
 どんなに優秀でも、会社に居づらくなります。

攻撃的な性格であれば、
 温厚な性格を演じる必要があります。

逆に言えば、
 優秀で攻撃的な性格で、まだ30代であれば、独立した方が幸せになれる
可能性があります。

独立して、社会で戦って行く内に、顧客対応や従業員対応によって、
 だんだん丸くなって磨かれていく
からです。

社会には、
 優秀なだけでは仕事はやってこない
というルールがあります。

今まで、優秀でいられたのは、
 会社に仕事があったからです。

どんなに優秀な人でも、
 その優秀さを発揮する場がなければ、ただの人です。
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