知的成長戦略論-クールに生きる

かっこよく生きるためのメモ。
知的に成長し、どんな状況でも平静を保てる力を身につける。

格差を乗り越える。

2020年12月22日 | スキルアップ
格差は絶対になくならない。
これは、歴史を学べばよく分かります。

人類が登場して格差がなかった時代はありません。
そして、おそらく、今後もなくなる日は来ない。

理由は、人には感情があるからです。
欲求がなくならない限り、格差はなくなりません。

人は個性があります。
容姿も能力も異なります。
人は、多様性があるから、尊い。

格差がない社会というのは、
 自由がない社会
です。

自由がない社会は、多様性の否定につながります。

みんな平等であるということは、
 生まれ持った個性と、それによる多様性を否定して初めて成立する。

おいしい店に人が集まり、繁盛する。
おいしくない店は淘汰される。
格差がないということは、
 おいしい店から多額の税金を徴収し、おいしくない店に「給付金」として配る。

あるいは、おいしくない店には、政府が補助金を与え、安い価格になるようにする。
あるいは、地域ごとに、あなたはこの店で食べなさいと強制する。

こうでもしないと、お店の間の格差はなくなりません。

優秀な人とそうでない人。
そうでない人を採用した企業には、補助金を与えます。

美しい人とそうでない人。
そうでない人と結婚した人には、配偶者控除をたくさんにします。

格差を是正しようという過程は、
 人間の欲望に反する不自然な行為
であるため、
 国家による何らかの「強制」が必要となる。

市場原理への介入です。

どのような介入が公正であるかは、
 時代や人々の考えに左右される
ことになります。

ただ、
 過度な強制が人々の選択の自由を奪う
という面がある以上、
 格差は絶対になくならない
というわけです。


日本は世界的に見て、格差が少ないといわれています。
その理由は、
 累進課税
と、
 国民の意識
です。

アメリカのスポーツ選手やタレント、CEOの年収と、
 日本のスポーツ選手やタレント、社長の年収とは1桁異なります。

日本は、社長の給与があまりにも高いと、批判されるので、
 海外のように設定する
ことはできない。

日本社会では給与の格差といっても、
 年収レベルでは100万円から1000万円程度
のことで、
 世界的に見れば、騒ぎ立てるほどでもありません。

日本の場合、
 格差ではなく、貧困化が問題となっている
わけです。

今まで、中流であった層が外国に仕事を奪われてしまい
 下層に落ちてしまっている
ということが問題の本質です。

給与が上がらない理由も、ここにあります。

この問題を解決するには、
 日本にきちんと給料を支払ってもらえるような仕事を呼び戻す
ことです。

安直な解決として、無知な政治家や官僚は、
 だったら、最低賃金を上げればいい
と考えてしまいます。

左翼思想家に多いわけですが、
 最低賃金を上げれば、余裕がない企業は人を減らす方向に向かう
ため、
 むしろ仕事を失う人が増えて、最悪な事態に追い込まれます。
今、韓国が、この状態で苦しんでいます。

実務を知らない学者、政治家、官僚が机上の空論で政策を行うと
 こういう結果に陥ります。

仕事を作ること。
そして、教育により、付加価値を作れる人材を育てること。

貧困対策のためには、これしか方法はありません。


逆に言えば、
 自分で教育することにより、格差の壁を乗り越えることができる
ということです。

若い世代こそ、このことを意識するとよいと思います。

お金を稼ぐためには、
 差別化が必要となります。

選んでもらう何かです。

容姿がいいなら、それを利用しない手はない。
しゃべりがうまいなら、セールスに生かせる。
記憶力がよいなら、上司に重宝される存在になれる。

特に何もないなら、
 自分でも、できそうなこと(スキル)を磨いていけばよい。

ウーバーイーツの配達の仕事は、
 足腰を鍛えるためや種銭を作るためならよい
ですが、
 発展性がないので、長く続けるべきではない。

ファミレスの仕事も、
 フランチャイズビジネスを学ぶためや接客の基本、経営の基本を身につけるためならいい
ですが、
 バイトのままでは、生活は厳しい。

格差の壁を乗り越えるには、
 どこかで勝負すべき時が来ます。

 どのように自分の給料を上げていくのか
 貧困層から中流へ、中流から上流へとどうやったら上がっていけるのか。

自由主義経済においては、
 その道がある
ので、
 本を読んだり、実現した先輩から学んで、身につけていく
必要があります。

基本は、
 仕事で種銭を作って、
 自己投資にあてて、
 自分のビジネス
か、
 不動産や株式などの投資

 財を築くケース
というのが定番だと思います。

若い世代こそ、まずは、種銭と自己投資に力を入れる必要があります。

残念ながら、メディアやネットは、玉石混交なので、
 自分で見極める
必要があります。

ただ、テレビはあまり役に立ちません。

特に最近は、コロナのニュースばかりで、
 役に立つ情報を入手することはできない
からです。

不祥事を起こした他人の批判や、政府の批判をして、
 はけ口にしているようなメディアは、
 いじめをしているのと変わらず、
 役立たないどころか、見ていて気持ちがよいものではありません。

子供のいじめが急激に増えており、
 陰湿かつ過激なもの
になっている理由は、
 子供は大人の鏡である
ということからすると、理解できると思います。

レポーターの陰険で、陰湿な質問、相手を攻撃する口調。
 →激しいいじめ
国民により選挙で選ばれた議員に対し、敬意を一切払わない記者。
 →教師や大人に対し敬意を払わない子供

このことから分かるように、
 今後日本社会がどんどん腐っていく
ため、
 基本的な礼儀作法や、わずかな向上心をもっている
だけで、
 周りと差別化できるはずです。

そのため、
 格差の階段が上りやすくなる
と思います。

周りが格差是正と騒いでいるときに、
 格差は絶対になくならないから、自分は格差の階段を上っていこうと決意し、
 批判ばかりして無駄な時間を使っている人達を尻目に
 コツコツスキルアップに励んでいけばよい
と思います。

そのために役立つ本をたくさん読んだ方がよい。

最近は、若い世代を中心に
 あまり本を読まなくなっている
ので、
 この点も有利に物事を運ぶことができる
と思います。

本を読めば、お金が稼げる可能性が高まるのに、
 格差の下の部分にいる子供は、そういうことを教えてくれる大人が周りにいない。
そのために、格差の固定化が起こってしまう。

格差の下の部分にいる子供こそ、
 本を読んで、お金を稼ぐ方法を学んで、格差の階段を上っていく必要があります。

残念ながら、
 社会は不平等で、本当の意味で、政治家も官僚も、国も助けてなんかくれません。

みんな自分のことで精一杯で、
 選挙のためにきれい事は言うものの、
 格差はなくならないということを知っていて、
 是正のために、政治家生命をかけて、取り組んでいこう
などという気概のある政治家は皆無です。

自分は、豊かな家の子供と比べて、不利な立場にいることを自覚し、
 だからこそ、頑張らないといけない
と意識を高める。

そして、
 自分の力で、少しずつ、階段を上っていく。

大金持ちになるわけではなく、
 平穏に暮らせるだけのお金を手に入れられるようになる
というのであれば、
 それほど難しいことではない
はずです。

そのためには、
 定職につくこと

 その仕事をしながら、種銭を作って、
 ロールプレイングゲームのように自分に投資をして、
 レベルを上げていくこと
です。

1人で戦うのが無理なら、仲間を見つける。

このブログは、そういう人のためのものです。
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