福井県最西端、京都府舞鶴市と接する高浜町、内浦湾に面した原発近くの神野集落の鎮守、神野八幡神社の境内に立つタブノキの巨木です。
集落は神野浦へと落ち込む北面斜面に広がる棚田上部、県道21号線沿いに20戸ばかりが肩を寄せ合う。
神社は集落の西外れ、山裾の雑木林に隠れる様に鎮座している。
京都府や福井県の日本海岸沿いに多く見られるタブノキの巨木がこの境内にも有る。
本殿の石垣積みの果てる竹藪斜面にタコ足の根を絡み合わせる様に大地をしっかり捕まえている。
目通り5.1m、樹高15m・・・・背の高さほどで大きく二股に分かれている。
このタブノキについては何の説明も有りませんが・・・、絡み着いたフジの木の説明板が建てられていた。
やけに蘖の多いタブノキだが・・・無冠のタブノキらしい。
撮影2010.9.11