この桂の巨木が有る「小野神社」は同一社叢に隣接する矢彦神社と殿を並べ、共に信濃国二之宮だとされていますが、行政上「小野神社」は塩尻市でかたや「矢彦神社」はこの塩尻市小野に飛び地として存在している。
社叢すぐ脇には「両小野中学校」と呼ばれる中学校、かたや少し離れた辰野町側には「両小野小学校」が有り、別の行政区にありながら同一学区となっているややこしさです。
元々「伊那街道小野宿」と呼ばれた地だったらしいが、どんな理由が有るにせよ余所者の僕などは、しばし頭がこんがらかってしまう。
ちょっと前置きが長くなってしまいましたが、そんな塩尻市側に建つ小野神社境内に立つ桂の巨木です。
桂の巨古木は既に主幹をなくし輪群生する周りのヒコバエが世代交代を果たし、中でも大きい二幹が主幹にとって代わっている。
樹齢は不明、目通り約13mとされるが?もとよりヒコバエを含めた計測だろうから規模というぐらいのもの・・・・。
それでも確かに神々しく、真新しい社殿の横でまぶしいほどの若葉を芽吹いていた。
因みにこの「矢彦・小野神社」の森はは往古の姿をとどめる社叢として長野県の天然記念物に指定されている。
撮影2009.5.2