巨樹、巨木巡礼

僕が訪ねた大きな樹を紹介していきます。

敦賀市池河内(いけのこうち)  諏訪神社の桂/ケヤキ

2012-06-04 | 福井県

凡そ10戸にも満たない限界集落の鎮守の杜に桂の巨木が人知れず立ちつくしている。

北陸道が滋賀県湖北、余呉辺りで大きく迂回するように福井県の敦賀方面に向かって行くが・・・、その迂回した山間部に取り残されたような池河内の集落。

<これで殆ど総ての池河内集落>

国道476号線獺河内(うそごうち)より処々離合も困難な林道が池河内集落を越え、北陸道刀根PA近くの杉箸へ抜けている。

集落には何も無いと言ったら何も無い・・食料品や日用品は移動スーパーが廻ってくるのだろう、それでも神社と寺は確かに存在している。

集落の南外れ、林道からは少し奥まった林の中にこじんまりとした諏訪神社が鎮座している。

鎮守の杜と言う言い方が正しいのか分からない山裾の林の中に神社が間借りしている様な佇まいです。

祠のような小さな本殿の少し脇の方、境内なのか山林なのか分からないような処に、遠めには少しヒョロっとした背の高い桂が立っている。

主幹は数幹に岐れ株起ちのヒコバエが周りを取り囲み、中々の樹姿ですが基準までは達し無いのか?全くの無指定・・・。

それでも目通り6~7mは有るような、後は全くわかりません。

道沿いの参道脇にも大ケヤキ・・・。

蔓性植物を一杯身に纏い、誰も愛でる人さえいない鄙びた集落の鎮守を見守る様に聳えたっています。

人知れずでも、手付かずの自然のままで生き続けていく限界集落の巨木です。

撮影2009.11.6



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