![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/9b/97e3ac29abf2dbf4e3c49dfe79bfb7a1.jpg)
奈良県の五條市から国道168号線をひた走ること約1時間、日本一広い面積を持つという十津川の折立橋から玉置神社の登山道へと入っていく。
玉置神社は、玉置山1027mのほぼ頂上付近に位置しており、自然環境は厳しく、北海道の旭川と同じ気象条件だという、ちなみに紀伊半島のこの地で、冬にはダイヤモンドダストが見られるらしい。
駐車場から参道を歩くこと約20分、見たことも無いような巨杉が群立する参道、神社の建物が見え出した左手の上方に巨大な磐の塊のような威容な杉の幹がみえる。
真近に見るには本殿横手の若宮社裏から、神代杉に至る小道があり傍まで近づくことが出来る。
余りに常識範囲の杉とはかけ離れた姿をしているのに圧倒されてしまう。
樹齢3000年とも言われる古木で、樹高20m、目通り幹周り8.3mと記されています。
樹は頂部を失ってはいますが、逆さ箒のような形で残り、そこに色んな木が着生して茂っており、その姿はまさに3000年そのものの存在感があって納得できる。
3000年生きるという生命力にただただ驚嘆するだけ・・・・・。
日本の歴史そのもの、国の始めを見つめてきた命そのもの。
この杉の前に立つとき、命そのもの、神の存在すら感じることができる。
撮影2006・5・02