越前、福井市の日本海岸沿い、あの東尋坊のすぐ近く、九頭竜川が日本海に注ぐ河口に旧三国町が有り、鎮守三國神社にはケヤキの巨樹がある。
江戸時代、蝦夷や大阪から物資を運ぶ北前船交易が福井藩の保護のもと大きく発展、現在にも独特な雰囲気を残している。
三國神社は九頭竜川河口付近の右岸、竹田川が合流する高台にあり、そこだけ木立の残る深い杜に囲まれ静かに鎮座している。
参道へ続く通りは古い街並みが、それなりの雰囲気を醸し出している。
参道入口、鳥居の手前右手、積み上げられた石垣上の狭い空間にどっしり腰を落として居る。
樹齢約300年以上、目通り5.8m、樹高23m・・・、近づいてみると根張りが見事に力強く、大きな洞や傷みも見えない。
背後に回り込むと少し華奢に見えるのは逆光のせいかも・・・。
境内にはタブノキ、シラカシ、スギなどの大木が多く見られ付近住民の憩いの場として親しまれて居る。
撮影2010.9.18