前回紹介の久津八幡宮よりR41号線を3~4km南進すると禅昌寺への進入標識が目に入る。
禅昌寺は恵心僧都源信が開いたと伝える名刹で、当初は天台宗だったのだろうが、永和3年(1377)京都南禅寺派の竹処崇園を住職に迎え、臨済宗寺院として再興されたという。
茶人金森宗和が築いた美しい日本庭園と雪舟筆の「八方にらみ達磨」で知られる名刹からか、門前には立派な駐車場があり、しっかり拝観料も必要です。
後から気づいたのですが、巨樹を見るだけなら寺の門前を右折そのまま暫く進むとこの大杉の横手に出ることが出来ます。
境内に入って左奥、観音堂の背後に立つこの巨杉、樹齢1200年、幹廻り10m、樹高41mに達する巨大さで聳え立っている。
1200年という樹齢は遠望では全く感じさせないほどにびっしりと葉を付け、樹勢はこの上なく盛んなように見えます。
近づくとその巨大な幹廻りに圧倒されますが、地上3mほどのところに大きな樹瘤があって、この瘤を亀の甲羅に例え吉兆の印と、捕らえられているとか???。
さすがに1200年の気の遠くなるような歴史は、この巨杉の主幹にしっかりと刻まれているような気がする。
樹の周りがあまりにもきれいに整備されすぎていて、少し乾燥気味に思えるが、問題は無いのだろうか少し気がかり・・・・。
撮影2007.10.7