巨樹、巨木巡礼

僕が訪ねた大きな樹を紹介していきます。

敦賀市杉箸(すぎはし) 山神神社のトチノキ

2012-06-07 | 福井県

前回紹介の池河内(いけのこうち)諏訪神社からの帰り道、2度目の訪問でやっと出遭う事が適った山神神社の大栃です。

前回来た時には、小雨の降る中境内を一廻りし、それらしき巨木が見つからないので、そそくさと帰途に着いた曰く因縁の場所です。

杉箸も山の中、福井県敦賀市とは言うものの滋賀県旧余呉町と県境を接する豪雪地帯、笙ノ川(しょうのかわ)上流域の流れに沿った谷合に50軒ばかりが軒を連ねる。

山神神社は川沿いの道路から一番奥になる山裾に神仏混交を色濃く残し、神頂山養福寺と共に並び建つ。

大栃は神社境内建つ小さな堂を脇を通って急峻な斜面を10分ばかり登り切った高台に、その威容さをを見せつけるようにたち尽くしている。

神社裏手のこの杜は通称「森の山」と呼ばれ、目通り4mを超える栃の木が十数本確認されている。

山神神社のトチノキと呼ばれる大栃は目通り8.2m、根元から二股に岐れ、合着木の様にも見えるが圧倒的な迫力と力強さをを持っている。

敦賀市の天然記念物に指定され、推定樹齢500年以上、樹高約25mと書かれている。

神社の奥深く密かに息づく栃の巨木と言う感が強い。

まあ、これから先もそれ程多くの人の目には留まらないことだろう・・・

帰り道、斜面から見た杉箸集落

撮影2009.11.7



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