去る、11月17日、見事に色づいた佐用の大銀杏に出会えました。
中国自動車道、岡山県境に程近い、兵庫県佐用町インターをクルマで降りて約5分程度、小さな商店街のドンつきに、看板があってすぐにそれと解る。
そのままクルマで看板の方向に進むと車が5~6台停められる駐車場が整備されているのが嬉しい。
駐車場の奥が小さな公園になっていて銀杏公園と名づけられている。
ちょうどまさに真黄に色づいた銀杏の大樹は青空いっぱいに素晴らしいコントラストを見せていた。
大イチョウのすぐ横をJR姫新線と智頭急行の線路が通っていて、手に取るようにこの銀杏が見えるということです。
ローカル線の列車と銀杏の巨樹は絵になる光景らしいのですが1時間に一本程度しか通らないようなのでその光景を捕らえる事は出来なかった。
キャンバスを手にする人、句会の吟行かベンチに腰を下ろしてメモを取る人・・・。
三々五々この銀杏の巨樹をめでる人達が集まっていました。
ここは、かつて室町時代に赤松氏の祈願所として繁栄していた満願寺の跡と伝えられている場所で、この大銀杏はその当時から知られた古木で有ったようです。
説明板によれば「平安時代の頃当地は上万願寺村といい、豪族満願寺氏が支配していた。その後大朴玄素開基の如意輪山満願寺を建立し、赤松氏全盛の頃は大いに栄えていたという。嘉吉の変(1441)にあたり兵火にかかり堂宇は焼失したが、境内のイチョウの木は残り、千余年の今日まで根を強く張り、幹は太く枝を繁らせ。幾多の風雪に耐えてきた。‥‥昭和60年佐用町は合併30周年にあたりイチョウを町木に指定し、町のシンボルとしてともに発展を期することにした。」となっています。
樹齢1000年、樹高13m、幹周9.9mとなっていて県の指定天然記念物です。
撮影2007.11.17
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